益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
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ライティングセクションの問題形式
TOEFLのライティングセクションでは下記の2種類の問題が出題されます。
- Integrated Writing
- Independent Writing
それぞれどのような問題が出題されるのかを解説していきます。
Integrated Writing
Integrated Writingはネーミングの通り色々なスキルを統合して問題に望む必要があります。
問題を解く手順としては以下のような感じになります。
- アカデミックなトピックに関する文章を3分間でリーディング
- 同じトピックに関する講義を約2分間のリスニング
- リーディングとリスニングで理解した情報を20分で150~225wordsで要約
ライティングセクションの試験ではありますが、リーディングとリスニングの能力も試されるような内容になっています。
総合的な英語力を高めておくことを怠らないようにしましょう。
Independent Writing
Independent Writingでは自分の意見をいかにうまく文にするかという能力が求められます。
短い問題文に対して自分の立場を示し、意見を30分で300words程度で論述をします。
トピックに対してagree(賛成)またはdisagree(反対)の立場を選ばせるような問題がよく出題されます。
ライティングの採点基準
ライティングセクションは30点満点で評価がされます。TOEFL iBTは120点満点なのでライティングセクションはその4分の1を占めています。
スコアを取りこぼさないようにするためにも採点基準となる以下の3点はしっかりと意識して問題を解きましょう。
- 文法
- 語数
- 内容
文法ミスがないことや求められた分量をしっかりと書くことはもちろん重要です。
しかし、量を増やすことに注力して内容をおろそかにしてしまわないように注意しましょう。
Integrated Writing対策
ライティングで出題される2題のうちのまずはIntegrated Writingの対策を解説していきます。
焦らずに解くためにやるべきことや高得点取得のために心がけるべきことをいくつか紹介していきます。
リスニングはメモを取る
Integrated Writingでは要約の前にリーディングとリスニングのパートがあります。
リーディングの文章はライティング中もモニターに表示された状態になっているのでわざわざメモを取る必要はありません。
しかし、リスニングは1度流れるだけでライティングの際に聞き直すなどはできないので重要だと思ったポイントはしっかりとメモを取るようにしましょう。
ただし、メモに集中してリスニングを聞き流さないように注意しましょう。
リーディングでポイントは抑えておく
試験本番ではリーディング、リスニングの順で行われます。
リスニングは補足情報などが多いのでリーディングでトピックの概要はある程度理解しておく必要があります。
リスニングの前に3分間しかリーディングの時間はありませんが、とにかく重要なポイントが何であるかは抑えておくようにしましょう。
文のコピペは控える
リーディングの文章にはもちろん要約の際に重要になる文というものが書かれています。
重要な部分は引用して文を作るほうが楽ではありますが、そのままコピペするのはやめておくことをおすすめします。
要約では書き換えも求められるので引用やコピペが多いと採点に影響してきます。
時間があれば見直し
時間が余っていればですが、見直しは怠らずにやるようにしましょう。
すでに解説をしましたが、ライティングでは文法の正確さなども採点基準となっています。
文法ミスや単語のスペルミスなどは減点の対象となるのでうっかり点を落としてしまわないように注意しましょう。
Independent Writing対策
次はIndependent Writingの対策を解説していきます。
同じように解答中に心がけるべきことをいくつか紹介していきます。
問題はしっかりと理解しておく
問題で聞かれていることはしっかりと理解したうえで回答をしましょう。
当たり前のことではありますが、Independent Writingでは意外と注意すべきポイントです。
自分の意見を述べる際にやってしまいがちなミスが書き進めていくにつれて本筋がずれてとんちんかんな答えになってしまうというものです。
根拠は2~3個
自分の立場に対する根拠は2~3個がベストです。
1つだと根拠としては不十分ですし、3個以上だと語数の制約も考えると1つ1つの根拠が弱くなります。
そこそこ説得力がある根拠を2~3個述べるようにしましょう。
根拠には具体例を交える
根拠として何か具体例を挙げられると非常にいいです。
自分の主張の説得力が高まるので1つの根拠に対して具体例を1つ入れるような形でライティングをしていくようにすることをおすすめします。
時間が余ったら見直し
Independent Writingでも見直しはしっかりとやるようにしましょう。
内容が良くても文法ミスやスペルミスが多くなると減点も多くなってもったいないです。
まとめ
TOEFLのライティング試験について解説をしてきました。本番試験にどのように臨めばいいのかがわかりましたでしょうか。
ライティングセクションとはいっても実際にはリーディングやリスニングなどの能力も求められるので総合的な英語力を高めておく必要があります。
2種類の問題がありますが、当記事で紹介した対策ポイントはしっかりと理解しておいていただければと思います。
また、採点基準のポイントにもなっている文法、語数、内容もしっかりと意識していただければと思います。
正しい文法で指定された分量の文を作成するということは絶対です。ただし、内容面もおろそかにしないようには注意です。
非常に難しい内容ではありますが、対策をしっかりと行って高得点を狙いましょう。
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