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TOEFLの基礎情報
TOEFLの主な目的は非英語圏の人を対象に英語圏の大学に入学するために必要な能力を備えているかを評価することにあります。
前提としてネイティブレベルの英語力が求められるものなのでTOEICよりも難易度は遥かに高いです。
現在、日本で受験可能なのはTOEFL iBTとTOEFL ITPの2種類のみです。これらの違いについては後ほどそれぞれ詳しく解説をします。
以前は、TOEFL PBTやTOEFL CBTなど他にも別のタイプの試験がありましたが、現在は廃止されています。
TOEFLは英語圏の大学での評価基準として用いられることが本来の目的であるため、内容もTOEICや英検に比べると学術的なものが多いです。
専門分野の知識を英語で問うような内容もあるのでTOEICよりも基本的には難しい試験であると思ってください。
TOEFL iBTの特徴
まずは、TOEFL iBTについて解説をしていきます。
iBTとはinternet-based testの訳でインターネットを利用してオンラインで受験するという意味です。
英語圏の多くの教育機関が入学基準のスコアとして採用しているテストで、世界的に通用する英語の試験です。
一般的にTOEFLというとこのTOEFL iBTのことで、英語圏への留学を考えている方のほとんどが受験することになる試験です。
▼基本情報
試験名 | TOEFL iBT |
受験料 | 230ドル(7日前までに申し込み) 270ドル(7日前以降に申し込み) |
点数 | 120点満点 |
試験項目 |
|
試験時間 | 約4時間 |
試験項目が多い
TOEFL iBTが他の英語の試験と異なる点はリーディング、リスニングに加えてスピーキング、ライティングの試験も実施されること。
英語圏の大学に入学可能であるかを評価する試験であるため総合的な英語力が問われるような試験になっています。
各セクションが30点満点で評価され、トータル120点満点でスコアが算出されます。
TOEFL iBTは試験問題が非常に難しいことでも有名です。TOEICで満点をとれるような方でもかなり苦戦をすることがあります。
英語が理解できることは前提のようなところもあるのでTOEICのような英語力を試す試験とは別のものであると考えた方がいいかもしれません。
例えば、リスニングの試験は大学でのディスカッションを模したものなどが多く、日常会話が流れるようなことはほとんどありません。
試験というとペーパーテストをイメージする方も多いと思いますが、TOEFL iBTの試験はどのセクションもインターネットでの試験です。
リーディングやリスニングは選択問題でインターネット上で回答をします。
スピーキングはPCに取り付けられたマイクから回答をします。
また、ライティングもキーボード入力によって試験が行われます。
受験料が高額
TOEFL iBTを初めて受験する方は受験料の高さに驚くことも多いです。
1回の受験でなんと230ドル(約25,000円)もかかります。
TOEICのように何度も受験するのは経済的にも厳しいと思うのでしっかりと対策をしてから試験には望みましょう。
留学の基準は60点以上
留学を目標にするのであれば最低でも60点以上は取得をする必要があります。
60点以下になると留学を受け入れてくれる大学も少なくなるので少し厳しいです。
偏差値の高い難関大学などの場合、100点以上のスコアが求められることもあります。
TOEFL ITPの特徴
次にTOEFL ITPについて解説をしていきます。
ITPとはInstitutional Testing Programsの略でTOEFLの運営を行っているETSが提供をする団体試験です。
個人で受験をすることができず、iBTとは違いペーパーテストであることもTOEFL ITPの特徴です。
難易度が2段階あって、level1とlevel2の試験があります。
また、留学の判定にスコアが有効なわけでもないのでTOEFL iBTと比較するとややマイナーな試験であるといえます。
』以下の記事で細かく解説しております!
▼基本情報
試験名 | TOEFL ITP |
受験料 | level1: 2,560~2,960円 level2: 2,430~2,820円 |
点数 | level1: 677点満点 level2: 500点満点 |
試験項目 |
|
試験時間 | 約2時間 |
難易度別の試験
解説した通り、TOEFL ITPにはlevel1とlevel2の難易度の違う2種類の試験があります。
勘違いされがちですが、level1の方が難しくなっています。
level1の試験は過去に実施されていた、TOEFL PBTの問題を元に作成されていて難易度はやや高めです。
level2の試験内容はlevel1の試験で500点未満の方向けで時間と分量も簡易化されています。
TOEFL iBTの練習に使える
海外留学を考えている方はTOEFL iBTの受験は絶対に必要です。
しかし、受験料が25,000円もかかる試験なのでそう何度も受けるのはなかなか難しいところがあります。
そこで、おすすめなのが受験料が約3,000円と安いTOEFL ITPを練習として受験することです。
所属している大学や企業などが実施をしている可能性もあるので留学を考えている方は積極的にこちらも受験してみましょう。
TOEFL ITPのスコアでiBTでどのくらいスコアが取れそうかの目安にはなります。
▼スコアの目安
TOEFL iBT | TOEFL ITP |
111~120 | 640~677 |
101~110 | 600~639 |
91~100 | 577~599 |
81~90 | 550~576 |
71~80 | 527~549 |
61~70 | 500~526 |
51~60 | 467~499 |
41~50 | 437~466 |
~40 | ~436 |
TOEFL試験のおすすめ参考書
TOEFLの対策本は数多く出ていますが、どのような学習をするかでおすすめの書籍は変わります。
言い換えれば、その人が今、どの段階の学習が必要としているかというのが大切な要素。
簡単にいうと、「将来なんとなく受けたい」と思っている人と、「具体的にいつ受けるのかはっきり決まっている人」では勉強が変わっていくと思います。
以下では、TOEFLの基本的なテキストを紹介します。
TOEFL TEST 必須単語 5600
TOEFL TEST 必須単語 5600は、リーディングも同時に鍛えることができる英単語です。
リーディング教材と単語帳を合わせたような本で、TOEFLに出題されるジャンルの長文の中で単語を学ぶことができます。
TOEFLに出題される文章の中で単語を覚えられるので、単語を覚えても実際文章になると意味が出てこないという方におすすめです。
The Official Guide to the TOEFL Test
The Official Guide to the TOEFL Testは、TOEFLテストを作成しているETSの公式TOEFL参考書です。
全部で3回分のテストが収録されているほか、解答や本番同様に解くことができるCDが付属しており、本番をイメージした練習ができます。
また、スピーキングやライティングセクションの解答には、解答例と採点者のコメントが記載されており、初受験する人でもしっかり対策ができるのがポイントです。
TOEFL iBT TESTエッセンスシリーズ
TOEFL iBT TEST リーディングのエッセンスは、内容が充実しており、本番に向けてしっかり対策ができる教材です。
20問以上の問題と、論理的な解答解説、リーディング内容の簡潔なまとめなどが収録されており、徹底的にリーディング対策ができます。
リーディングの問題集などでは、答えの解説が不十分だったりすることがありますが、解き方までしっかり理解できるのがこの本の特徴です。
文法や単語は理解しているけど、リーディングを解くのは苦手という方は、こちらの本で解き方を学んでいきましょう。
【オーディブル】キクタン
キクタンはいち早く音とセットの単語学習を取り入れたベストセラー単語帳。
従来、リーディングは比較的得意とされながら、発音・リスニングが苦手な日本人。実は、原因の一つは単語を覚える際に発音とセットで記憶しないことだと言われています。
キクタンシリーズはフレーズ・例文とセットで音声を中心に学習していくことで、音と単語の意味をセットで記憶。
しかもレベル別に多くの単語帳が刊行されているので、自分のレベルが上がるごとに本を変えていくことでわかりやすく成長を実感できるのも魅力です。
オーディブルとはAmazonのオーディオブックサービス。
プロのナレーターが書籍を音読して、耳で本を楽しむことができる次世代のメディアです。
- スマホに音源を入れて持ち運べるので本いらず
- 通勤中に音で学習できる
- リスニング対策と単語学習を同時に行える
まとめ
TOEFLの2種類の試験について紹介をしてきました。TOEFL iBTとITPの違いがなんとなく分かっていただけたでしょうか。
英語圏の大学への留学を考えている方はTOEFL iBTでのハイスコア取得が目標と考えてください。
TOEFL iBTは総合的な英語力が求められる試験なので普段からの継続的な英語学習と試験に向けた入念な対策をしていないといい得点はなかなか取れません。
リーディングとリスニングの試験に関しては別の種類であるTOEFL ITPを受験することが練習にもなるので積極的に活用しましょう。
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