マニラの世界遺産サン・アグスティン教会の歴史と見どころを紹介

当記事ではマニラの世界遺産であるサン・アグスティン教会をご紹介していきます。

ぜひ、マニラへ観光に行く際の参考にしてください

サン・アグスティン教会の歴史

マニラ 世界遺産

【画像出典: http://wwj.world/2017/04/san-agustin-church/】

マニラにあるサン・アグスティン教会にはとても古い歴史があります。

観光地及び世界遺産としての魅力を紹介する前にまずは、サン・アグスティン教会の歴史について解説します。

スペインによって建てられた教会

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【画像出典: https://iconicjob.jp/blog/philippines/sanagustinchurch_world-heritage/】

サン・アグスティン教会は1571年に建てられたとても歴史のある教会です。

当時のフィリピンはスペインによって統治をされていた時代でこのサン・アグスティン教会もスペインによって建てられました。

スペインがなぜこのような教会を建てた理由はカトリックの布教をフィリピンで行うためです。

なので、当時はサン・アグスティン教会以外にもカトリックの布教を目的とした教会がフィリピンの各地に建てられています。

この時代に建てられた、他の教会については後ほどサン・アグスティン教会と一緒に見ておきたい世界遺産として紹介するのでぜひこのまま読み進めてください。

2度の崩壊と3度の建設

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【画像出典: https://ethosjp.com/blog/san-agustin-church/】

サン・アグスティン教会は実はこれまでに2度も崩壊をしていて、現在のマニラにあるのは3度目の建設によって建てられたものです。

最初に建てられたのは1571年ですが、この時はフィリピンに自生しているヤシの木などを用いた木造の教会でした。

その後、1574年にマニラに中国の海賊が進行をしてきますが、この時に木造であったために炎で焼かれて教会は全焼してしまいました。

それから、数年後に再び木造の教会として建設がされます。

しかし、今度は1583年にろうそくの火が建物に燃え移り、家事になって再び崩壊をしてしまいます。

2度の火災による崩壊を受けて、サン・アグスティン教会の修道士たちは3度目は石造の教会として、建設を進めて、1607年に完成しました。

それが、現在残っているサン・アグスティン教会です。現在の石造りの教会として完成するまでにいろいろあったことがおわかりいただけたかと思います。

サン・アグスティン教会の見どころ

次はサン・アグスティン教会の見どころについて紹介していきたいと思います。

観光に行く前の予習といった形で読んでいただければと思います。

バロック様式の石造り

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【画像出典: https://iconicjob.jp/blog/philippines/sanagustinchurch_world-heritage/】

サン・アグスティン教会を見に行った際には石造りであることをまずは目で見て確認をしていただきたいです。

実はサン・アグスティン教会は単体で世界遺産に登録されているだけではありません。フィリピンの世界遺産であるバロック様式教会群の1つにも数えられています。

バロック様式は世界的にも貴重な遺産であると認められているということでもあるので、サン・アグスティン教会を訪れた際にも教会の造りを改めて見てみることをおすすめします。

荘厳な内装

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【画像出典: https://iconicjob.jp/blog/philippines/sanagustinchurch_world-heritage/】

サン・アグスティン教会は歴史があって、フィリピン最古の教会でもありますが、中は今でも良い状態で残っています。

教会の中にはしっかり見ておきたい豪華な内装が数多くあります。

まず、見ていただきたいのはステンドグラスの窓といった教会らしいつくりです。教会の雰囲気をしっかりと味わってみてください。

また、天井や壁には壁画なども残されているので訪れた際にはそういったところまで見てみることをおすすめします。

サン・アグスティン博物館

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【画像出典: https://www.tripadvisor.jp/】

サン・アグスティン教会を訪れた際は隣にあるサン・アグスティン博物館にも立ち寄ることをおすすめします。

この博物館は第二次世界大戦の際に崩壊してしまった修道院を建て直して、博物館として利用し始めたものでキリスト教に関連する美術作品が多く展示されています。

色々な宗教的美術品が展示されているのでゆっくりと時間をかけて観覧することをおすすめします。巨大なキャンバスに描かれた肖像画や聖人の彫像など迫力に圧倒されてしまいそうな美術品が数多く展示されています。

中でも注目してもらいたいのがパイプオルガンです。教会の荘厳さを引き立てているともいえるパイプオルガンにはぜひ注目していただきたいです。天使の彫刻なども施されていて、宗教的で神秘的な雰囲気を味わえるとおもうので見てみてください。

美術品以外にも博物館のつくりにも注目していただきたいです。ドアや階段、照明といった美術品以外の部分も博物館の雰囲気を引き立てるつくりになっています。

サン・アグスティン以外の教会

サン・アグスティン教会はフィリピンのバロック様式教会群の1つとして世界遺産に登録されていると紹介しました。

他にもサン・アグスティン教会とともに世界遺産に登録されている教会がフィリピンには存在します。

マニラにはないのですが、サン・アグスティン教会を訪れるのでしたら、ぜひ一緒に見ておきたい場所なので簡単にそれぞれ紹介しておきます。

パオアイのサン・アグスティン教会

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【画像出典: https://xn--5ck5a4gob177z170cgian33q.com/worldheritage/saintaugustinechurch/】

フィリピンには実はサン・アグスティン教会という名前の教会が2つあります。当記事でメインに紹介したのはマニラにあるサン・アグスティン教会です。

ここで紹介するのはマニラから飛行機で1時間半ほど北に行ったところにあるパオアイのサン・アグスティン教会です。

マニラと違い、田舎なので周囲に建物は少なく、大きな協会は異様な存在感を放っています。

パオアイにあるサン・アグスティン教会は18世紀初めに完成したもので、マニラのものよりも100年以上後のものになります。

耐震構造を考えて作られたバロック様式の教会であることが特徴として挙げられます。

また、当時のフィリピン人に対してキリスト教の布教を行うために装飾にココナッツやヤシの葉が使われているという点も見どころです。

アスンシオン教会

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【画像出典: https://si-p.net/heritages/686/2937】

次に紹介するのはパオアイと同じルソン島にあるアスンシオン教会です。この教会はルソン島の中央部にあります。

自然の中にある遺跡といった雰囲気で観光客もあまり多くなく、穴場の観光スポットです。

周りはジャングルのようになっていて、歴史だけでなくフィリピンの自然も感じられる観光スポットといった感じです。

あまり、整備されていない教会には見えますが、内装はきれいに保たれています。内と外の両方をしっかりと見ておいていただきたい教会です。

ビリャヌエバ教会

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【画像出典: https://si-p.net/heritages/686/2939】

最後に紹介するのはフィリピンのパナイ島にあるビリャヌエバ教会です。パナイ島の都市イロイロから西へ40キロほどのところにこの教会はあります。

外見は要塞のようになっていることが特徴的です。

教会ではありますが、イスラム勢力との抗争の際に砦として使われたこともあります。

他の教会群と比較すると教会のような雰囲気はあまりないのですが、バロック様式教会群の1つとしてしっかりと世界遺産になっている場所なので、他の場所と一緒に訪れてみることをおすすめします。

まとめ

マニラ 世界遺産

マニラの世界遺産であるサン・アグスティン教会についての歴史や見どころを紹介してきました。

フィリピンの中でも特に有名な世界遺産なのでマニラを訪れた際はぜひ訪問してみてください。

また、マニラのサン・アグスティン教会と一緒に見て回りたい教会として、他に3つのバロック様式の教会を紹介しました。

それらについても機会があればぜひ行ってみてください。

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