当記事では、マニラのニノイ・アキノ国際空港をご利用予定の方に向けて、空港ラウンジについて解説します。
マニラ滞在の予定がある方は是非ご一読ください。
Page Contents
空港ラウンジとは
フライトの都合でちょっとした待ち時間ができやすい空港には、クレジットカード会社や航空会社が一部の乗客のために用意した待合室・空港ラウンジがあります。
空港ラウンジには無料の飲み物をはじめ、新聞や雑誌などのサービス、無料Wi-Fiなどの用意があり、限られた人数しか入ることができないため、空港ロビーと比較してより快適で落ち着いた待機時間を過ごせるのが魅力です。
また、中にはちょっとした軽食やアルコール、シャワー室などを提供しているラウンジもあり、単なる待合室ではなく旅行を引き立てる休憩スポットとしても活躍します。
ラウンジの利用条件 プライオリティパスとは
ただし、空港ラウンジは誰しもが入れるわけではありません。
有料でお金がかかる場合や、クレジットカード会社・航空会社の一部会員限定など、入室するための資格が必要な場合があります。
また、各ラウンジの条件を満たさなくても空港のラウンジを利用できるプライオリティパスというサービスもあります。
プライオリティパスは単体で申し込みする場合、もっとも安いプランで年間1万円程度、もっとも高いプランであれば年間4万円程度の年会費がかかります。
プライオリティパスが無料で付帯するクレジットカードのプランもあります。
三井住友ならゴールドカードなど、クレジットカードのランクも高いものになりますが、その分年会費が抑えられて普通に加入するよりお得にプライリティパスが取得できます。
マニラ ニノイ・アキノ国際空港の空港ラウンジ
マニラのニノイ・アキノ国際空港は4つのターミナルで構成されています。
日本の羽田空港にはターミナルが3つありますが、単純に考えれば羽田よりも大規模ということになります。
そのため、ターミナル間に距離があるため、移動に車が必須。シャトルバスやタクシーを利用してターミナル間を移動する必要があります。
ニノイ・アキノ国際空港のターミナル
ターミナル1は長年「世界ワースト空港」のトップにいましたが、近年は改修が完了し、利便性と快適さが増しました。
ターミナル2はフィリピン航空の専用で、フィリピン航空の他に子会社の航空会社が利用します。
日本人が利用する機会が多いのがターミナル3で、近年マニラ行きの格安航空会社として人気が高いセブ・パシフィック航空のターミナルになります。
ターミナル3はマニラの巨大IRの一つ、「リゾート・ワールド・マニラ」の徒歩圏内であり、もっとも新しいターミナルだけあり、レストランや施設が充実しているのが特徴です。
4つあるターミナルの中で、もっとも古いのがターミナル4です。ターミナル4は国内線専用で、規模がもっとも小さいのが特徴。
プライオリティパスが使えるラウンジ・使えないラウンジ
ニノイ・アキノ国際空港の中にはプライオリティパスで利用できるラウンジと、利用できないラウンジがあります。
プライオリティパスが使えるラウンジ
- パシフィック・クラブ・ラウンジ
- スカイビュー・ラウンジ
- PAGSSラウンジ
プライオリティパスが使えないラウンジ
- シルバークリスラウンジ
- キャセイパシフィックラウンジ
パシフィック・クラブ・ラウンジ(ターミナル3)
パシフィック・クラブ・ラウンジはニノイ・アキノ国際空港はターミナル3にあるラウンジ。
デルタ航空のラウンジで、第3ターミナルの4階にあります。お金を支払っての有料利用も可能で、その場合は2,500円ほど。
サービスとしては、雑誌・新聞、ソフトドリンクなどに加えて、シャワールームもあります。
席数は40席ほどあり、Wi-Fi環境もあるので、ちょっとした待ち時間にこちらで仕事をするというのも良いかと思います。
スカイビュー・ラウンジ(ターミナル3)
スカイビューラウンジはANA指定のラウンジ。20席程度とパソフィッククラブラウンジと比較して小規模なラウンジです。
25ドルで有料利用が可能で、24時間営業しているのが特徴です。
サービスは定番の新聞・雑誌に加えて、軽食なども有ります。
24時間営業のため、他のラウンジが空いていない場合などに重宝するラウンジです。
軽食は種類が少ないので、本当にお腹が空いている場合は空港の別のレストランに行く方が良いかもしれません。
PAGSSラウンジ(ターミナル3)
PAGSSはANA指定のラウンジ。かなり広く、席数も多いラウンジです。
25ドル払うことで有料利用が可能で、営業時間は深夜3時から正午12時までとなっています。
軽食の種類がかなり充実していて、広いこともあり、有料利用しても損しないくらい快適なラウンジです。
プライオリティパスを所有している場合は、時間が合えば一番おすすめのラウンジです。
ただ、営業時間が午前に限定されているので、時間によっては使えない可能性があります。
キャセイ・パシフィックラウンジ
キャセイ・パシフィックラウンジはキャセイ・パシフィック航空のファーストクラス・ビジネスクラス利用者が使うことのできるラウンジです。
バー形式の座席や、シェフが提供する質の高い食事などサービスの質の高さが特徴で、Wi-Fi環境も完備。
また、iMacなどが完備されたワークスペースもあるため、ビジネス利用に特におすすめです。
ただし、プライオリティパスで利用することができないため、キャセイ・パシフィック航空のファーストおよびビジネスクラスを利用する必要があります。
シルバークリスラウンジ
シルバークリスラウンジはシンガポール航空が提供するラウンジで、プライオリティパスで利用することができません。
シンガポール航空の中でスターアライアンス・ゴールド会員のみが利用することができ、資格がない場合は有料でも利用することができません。
座席数が多く、軽食の種類がPAGSSラウンジと同じくらい豊富なのが特徴です。
営業時間は午前5時から午前9時までと、午前11時から午後7時までの2つに別れています。
マニラ 空港ラウンジのまとめ
ちょっとした空き時間が生まれやすい空港ですが、性質上、一度入ってしまうと外に出ることができないため、空港の待機時間は辛い時間になります。
空港ラウンジは、空港の空き時間を有効利用でき、しかも上質なサービスで旅行で疲れた体を癒してくれます。
プライオリティパスを所有していれば、全世界1200箇所でのラウンジ利用ができ、マニラのニノイ・アキノ国際空港でも複数のラウンジを利用することができます。
もしもプライオリティパスをお持ちの場合はぜひ当記事で紹介した空港ラウンジをお試しください。