益岡 想 慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。 英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
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IELTSの再採点とは?
IELTSには、再採点制度が設けられています。IELTSのスコアに不満がある場合、再び採点してもらえる制度です。
なお、IELTSの再採点制度は正式には「Equiry on Results」といいます。
申請費用はかかりますが、スコアがよくなかった場合やもう少しで目標スコアに届きそうだった場合は申請してみると良いでしょう。
試験官もミスをする
「普段はライティングで6.0以上は取れるのに、今回は5.0しか取れなかった…。」という経験はないでしょうか。
IELTSの試験官は難易度の高い試験をパスした限られた人しか成れません。
また、試験官になった後も2年に1度、能力試験の受験が義務付けられています。
IELTSの試験官はあらかじめ定められた共通の採点基準を元に採点しています。
基本的には、誰が採点しても同じ点数になるよう設計されています。
とはいえ、IELTSの試験官も人間です。ミスすることは誰にだってあります。
場合によっては0.5や1.0程度の誤差が生じてしまうのです。
そこで公平性を保つために再採点制度が設けられています。
再採点のメリット
再採点のメリットは、IELTSのスコアが上がることです。試験管も完璧ではありません。
試験管のミスがあった場合は再採点によりスコアが上がります。
とはいえ、再採点で必ずしも点数があがるとは限りません。次で紹介する再採点のデメリットがあるので、把握しておきましょう。
再採点のデメリット
再採点には、手数料として9,000円の費用がかかります。
再採点によってスコアが上がった場合は、手数料は返金されますが、スコアが上がらなかった場合は返金されません。
また、再採点の期間中はIELTSのスコアが無効となります。
例えば、再採点の期間中、留学先に成績証明書としてIELTSのスコアをのせることはできません。
IELTSのスコアが必要な書類や面接を受ける場合は、再採点の前に行っておきましょう。
再採点でスコアが上がりやすいセクション
再採点によるスコアの上がりやすさは、セクションごとに異なります。
再採点がスコアが下がることはない
再採点でスコアが下がるリスクがあると、再採点を申請するのに躊ちょする方もいるでしょう。
IELTS再採点でスコアが下がることはありません。再採点でスコアが下がることがないので、安心して再採点に申請できます。
スピーキングとライティングはスコアが上がる可能性が高い
スピーキングとライティングは、他のセクションよりも再採点でスコアが上がる可能性が高いです。
なぜなら、両方とも採点の際に試験官の主観的要素が必要になってくるからです。
特にスピーキングは試験官による主観的要素が大きくなります。場合によっては1.0〜1.5程度スコアが上がることもあるでしょう。
一方でリスニングとリーディングは答えがすでに決まっているため、再採点でスコアが上がりにくいといえます。
とはいえ、再採点によってはスコアが0.5〜1.0上がる場合もあります。
また、全体のスコアが上がるケースですが、6.0以下だと再採点でスコアが上がりやすく、7.0以上だとスコアが上がりにくい傾向です。
一般的に6.5〜7.0レベルの回答に試験官が慣れているためだと考えられています。
7.0以上の場合は、スコアアップはほとんどないといっていいでしょう。
一方6.0以下の場合、最大で2.0アップした場合もケースもあるようです。
Enquiry on Resultsの手続き方法
IELTSの再採点のメリットやデメリットを把握できたでしょう。では、実際にIELTSの再採点はどのように行うのでしょうか。
再採点の場合、上層部によって採点されます。なお、再採点を担当する方は元のスコアを知らされていません。
ここからは、IELTSの再採点、EOR(Enquiry on Results)の手続きを方法について具体的に解説していきます。
Enquiry on Resultsの期限
再採点の申請は、IELTS本番の日から30日以内必着となります。郵送期間を考慮して、前もって郵送するようにしましょう。
なお、再採点の結果が返却されるまでに3週間程度かかります。スケジュールに余裕をもって再採点の申請をするようにしてください。
また、先ほども説明しましたが、再採点期間中はIELTSのスコアが無効となるので注意しましょう。
Enquiry on Resultsの費用
IELTSの再採点の費用は9,000円です。どのセクションも一律で9,000円となります。
また、複数のセクションの再採点を申請しても9,000を超えることはありません。
全てのセクションの再採点を申請するのが良いでしょう。手数料は事前振込となります。
もし再採点でスコアが上がった場合は指定の銀行口座に手数料が返金されます。
Enquiry on Resultsの提出物
IELTSの再採点の際に必要な提出物は以下の2点です。
- 申請用紙
- 再採点申請料振り込みの控え
IELTS再採点の手順としては、まず受験した会場に問い合わせます。
メールで問い合わせてください。問い合わせ後、返信と共に申請用紙のフォームが送付されます。
申請用紙は返信メールからダウンロードして、記入してください。
まとめ
IELTSでは、再採点制度が設けられています。国際的に認められたIELTSの試験官とはいえ、ミスは誰にでもあります。
再採点によってスコアが上がるのは大きなメリットといえます。特にスピーキングとライティングは上がる可能性が高いです。
ギリギリ目標スコアに達しなかった方やスコアに不服のかる方は再採点すると良いでしょう。
再採点で点数が下がることはないので、基本的に再採点を申請するのがおすすめです。
特にIELTSのスコアが6.0以下の方は再採点の申請をしましょう。
ただし、再採点には3週間程度の時間がかかり、申請期間中はスコアが無効となってしまいます。
そのため、スケジュールに余裕をもって申請する必要があります。
再採点のメリットとデメリットを考慮して、再採点を申請するのか判断しましょう。
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