益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
また、現役人気英語講師が英会話スクール・オンライン英会話を徹底的にリサーチし、
実際の内容や評判・口コミに関して紹介をしています!
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そもそもTOEFLとはどんな試験なのか
まずは試験時間についてお話しする前にTOEFLの概要について解説していきます。
4技能120点満点
TOEFLはアメリカのETSという会社が運営する、世界的に英語能力を証明する試験です。
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの各セクション30点ずつの合計120点満点で点数が評価されます。
大学、大学院の入学・留学に必要
TOEFLは主に海外大学への留学出願資格として提出する試験の役割を担っています。
そのことからも、他の英語能力試験に比べよりしっかりとした対策と傾向の研究が必要とされる試験がTOEFLなのです。
TOEFLの試験時間
TOEFLの試験時間は少し複雑になっていると聞いたことがある受験生の方は多いでしょう。
その受付形態や実施方法から、TOEFLの試験時間はフレキシブルなものになっています。
本番当日に混乱しないようタイムスケジュールについてしっかりチェックしておくことをおすすめします。
TOEFLの受験には約3時間かかる
TOEFLはリーディングが54-72分、リスニングが41-57分、休憩10分、スピーキング17分、ライティング50分の合計約3時間の試験です。
休憩は2セクションが終了した後の1回のみで、ほとんど続けて3時間の長丁場に耐える必要があります。
この試験形態に慣れるためにも同じ時間割での演習が大切になるので自宅での参考書を使った演習や、予備校やオンラインサイトでの模試を活用しましょう。
TOEFLの試験開始時間は人によって異なる
TOEFLは受験者によって開始時間が前後します。
なぜなら、知らされた集合時間の1時間ほど前から受付が開始され、受付が完了した受験者から順次試験を開始していく方式で試験が行われるからです。
珍しい方式だな。
受験者が多い会場だと30分以上受付に時間を要することがあるので余裕を持って会場に向かうと安心ですね。
TOEFLの試験時間の注意点
TOEFLの休憩時間は10分間で、休憩時間の経過時間は自分の使用しているPCに表示されていますが、休憩中は待合室で過ごすことになるため自分で時間を確認して席に戻らなければなりません。
10分間という短い時間しか使えないため、できるだけ事前にお手洗いの場所などを把握しておきましょう。
ちなみに、休憩時間には参考書などの確認・携帯電話の使用等・休憩場所以外への外出は認められていませんが、軽食をとることは可能です。
エネルギーの摂れるものを用意しておいてもよいでしょう。
TOEFLの試験時間に慣れるコツ
TOEFLの試験時間が複雑だということをお話ししたので、少し不安に思った方もいるかと思います。
そこで、この込み入ったタイムスケジュールに対応するためのコツをお伝えします。
時間を計る
普段の演習の時から各設問ごとの制限時間に沿って問題を解いていきましょう。
まとめてセクションを解く時間がなくてもリーディングなら1題18分計測して解く、ということです。
今の自分が1題に何分かかるのか、それに対して何分縮めるべきなのか作戦を立てていきましょう。
書き込まない
本番の試験では、メモをとることは許可されていますがPCでの受験のため、問題の本文に印やアンダーラインなどの書き込みをすることができなくなっています。
通常紙媒体で長文を読む時には書き込みながら読んでいく人はかなり多いですよね。
その癖がついている人は書き込みなしで読む時に時間がかかってしまったり読みにくいと感じたりしまうことが多いです。
本番で実力を発揮できるように普段から書き込みせずに読めるように訓練を積みましょう。
おすすめの時間配分
時間配分の戦略が必要なのは主にリーディングとライティングセクションになります。
ここでは、リーディングが3問で制限時間54分であることを想定して、本文1つ当たりの時間配分について考えます。
次に、ライティングについてです。
パラグラフごとに配分を決めることで、途中で終了時間がきてしまったなどということを防ぎます。
OEFL受験当日の過ごし方
TOEFLの試験時間以外にも、当日はどのようなタイムスケジュールで行動すれば良いのでしょうか。
せっかく試験内容の対策が完璧にできていても、電車の遅延で遅刻した、忘れ物をした、体調が悪くて思い通りに解答できなかった…などの問題が起きてしまったらもったいありません。
試験内容以外の不安はできるだけ取り除けるよう、全体的に余裕をもって行動することが基本です。
早寝早起きを心がける
TOEFLは長丁場の試験だということはすでにお話ししました。
じっとPCの画面と向き合って試験を受けるため、特に聞いているだけの時間が長いリスニングで睡魔におそわれてしまうと実力が発揮できません。
そのため、最低限前日、できれば1週間前などから早寝早起きを心がけ万全の体調で挑めるようにしましょう。
到着時間は重要
到着時刻によって試験開始の時間が変わるということはかなり試験の出来具合を左右します。
この開始時間のずれは、試験に集中できるか否かにかなり大きくかかわってきます。
自分がリーディングセクションに取り組んでいるときに他の受験者が大きな声でスピーキングセクションを受験し始めたら、想像以上に集中力をそがれるものです。
このような理由と、不測の事態で到着が遅れることも想定して早めの出発をおすすめします。
昼食は軽いものをとる
長時間の試験なので休憩時間に何も栄養をとらないというのは空腹で後のセクションに集中できない、という事態を考えると昼食は摂ることがおすすめされます。
しかし、あまりにもしっかり昼食を食べてしまうと眠気を誘ってしまい、逆効果になることが考えられます。
おにぎりや、栄養ゼリー飲料などの軽くてある程度腹持ちの良い食品を選ぶのがベストです。
まとめ
TOEFLの少し分かりにくい試験時間について詳しくお話ししました。
当日の流れなどは想像することができましたでしょうか。
この複雑なリズムに慣れるためにもTOEFLは実力を発揮し十分なスコアをとるまで数回の受験が必要とされています。
計画的に受験して必要な点数を得点できるようにしましょう。