益岡 想 慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。 英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
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IELTS Writing Task2とは?
IELTSのWriting Task2は、Writing Task1よりも難易度が高く、高度なライティング力が問われます。そのため、Writing Task1よりも配点が高くなっています。
それでは、Writing Task2について詳しく解説していきます。
Task2の形式
Writing Task2では、課題に対する意見とその根拠を自分の知識や経験と交じえて回答するエッセイ形式の問題となります。文字数は250文字以上です。
課題に対するメリットやデメリット、事例などを含めた文章にする必要があります。
なお、250字を下回ると、減点されるので注意してください。
Task2で必要な能力
Task2では、テーマに対して正しい語彙や文脈になっているかが重要です。そのため、「一貫性のあるライティング力」が必要となります。
一貫性は、「文章が論理的に書かれているか」と言い換えることもできるでしょう。
前半と後半で書いている内容が大きく違っていたり、急に文脈がずれしまうと得点に繋がりません。Task2の具体的な書き方やおすすめの参考書などは後ほど解説します。
採点基準とおすすめの時間配分
- Task Response(タスクへの正しい回答)
- Coherence & Cohesion(論理の一貫性と文脈の繋がり)
- Lexical Resource(語彙力)
- Grammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確性)
Task1とほとんど採点基準は同じです。
特に重要なのが一つ目の「タスクへの正しい回答になっているか」です。
文章を書き始める前に、問題に対する自分の意見やその根拠をまとめる必要があります。
先に思考を整理してのぞむことで、正答率を高められます。おすすめの時間配分は、40分です。
IELTSでは、Task1とTask2で60分間の時間がありますが、Task2の方が難しくかつ配点も高いので、40分程度の時間をとるのがおすすめとなります。
具体的には、問題を読むのが2〜3分、文章の内容を考える2〜3分、ライティングの時間30分程度、書いた文章の確認が5分程度がTask2における理想的な時間配分です。
IELTS Writing Task2の書き方
Task2もTask1と同様、書き方が決まっています。まずはTask2の書き方を把握しましょう。それでは、IELTS Writing Task2の書き方を詳しく解説していきます。
導入
導入では、どのような内容が書きたいのか、本文をどのようにしたいのか、などの内容が含まれます。
まずはどういった結論を主張したいのか、端的に説明してください。
問題の理解力と簡潔に意見を伝える力が求められます。時に最初の一文が重要です。例えば、以下のような書き出しとなります。
Superficially, income and job title indicate success. (『パーフェクト攻略 IELTSライティング』より引用)
本文
続いて本文です。本文では、導入で述べた結論についてサポートとなる具体的や根拠を書きます。文章の本筋とは関係のない文章は書かないように注意してください。
一貫性のある文章が求められます。ポイントは、「主張・根拠・事例」をセットにして文章をかくことです。
なお、1つの主張につき、根拠は2つあるのは好ましいです。余計な根拠や事例は減点対象となるので、避けましょう。
結論
最後に結論です。導入や本文で説明した主張や根拠を端的にまとめましょう。導入で示した結論を言い換える形で結論を述べてください。
IELTS Writing Task2の対策法
ここからは、Writing Task2の対策法について詳しく解説します。対策法を把握して、学習効率を高めましょう。
質問パターンごとのテンプレを用意する
IELTSのWriting Task2では、質問パターンがある程度決まっています。例えば、以下の質問です。
- Do the advantages of this outweigh the advantages?
- To what extent do you agree or disagree?
- Discuss both sides and give your opinion.
各質問パターンに対し、事前にテンプレを用意しておきましょう。テンプレを用意することで、解答スピードを早めることができます。
主張を先に決める
主張を先に決めてください。Writing Task2での失敗ケースによくあるのは、途中で主張を変えてしまうことです
主張を変えてしまうと、主張に続く根拠や事例も全て書き換えなければなりません。主張は文章の軸として、先に決めましょう。
主張をしっかり決めれば、後の文章はスムーズに書き進められます。
エビデンスを提示する
主張の根拠のサポートとなるエビデンスを提示しましょう。
「〇〇大学によると」や「日本政府では、」など、エビデンスを提示することで、導入で示した結論の信頼性を高めることができます。
このエビデンスは嘘でも構わないといわれています。重要なのは、幅広い語彙力を使い、正しく文章をかけているかです。
嘘でもいいので、エビデンスを書きましょう。
IELTS ライティングのおすすめ参考書
参考書を活用して、効果的なライティング対策にしましょう。それでは、おすすめの参考書を紹介していきます。
パーフェクト攻略IELTSライティング 改訂版
- 演習問題全18問収録
- 実践問題2セット収録
- 各問題パターンの攻略法の解説付
IELTSライティングで頻出の各問題パターンに対する攻略法を解説した参考書です。幅広い分野の演習問題を全18問収録しrています。各設問に対し、丁寧な解説付きです。
また、本番前の仕上げとして実践問題が2セット用意されています。本番前の復習やIELTSライティング対策の基礎を固めたい方におすすめの参考書です。
IELTSライティング完全対策
- IELTSライティング対策に特化
- 頻出の問題パターンを収録
- 1回分の無料添削付
IELTSのライティング対策に特化した参考書です。IELTS8.0を取得した著者による頻出パターンの問題演習を収録しています。
一回分の無料添削付きです。ライティングの基礎固めにおすすめの参考書となります。
実践IELTS技能別問題集ライティング
- ライティングの基礎を学べる
- 幅広い表現を収録
- 解答例の音声ダウンロード可
ライティングの基礎から学べる問題集です。様々な問題に対する文章の書き方を具体的に解説しています。
また、「表現ドリル」を収録しており、正しい英語表現を学べます。解答例の一部は音声ダウンロードが可能です。
繰り返し聞くことで、文章の構造や正しい文章の書き方を理解できるでしょう。実践問題が2セット収録されており、最後の総仕上げができます。
まとめ
IELTSのWriting Task2では、高度なライティング力が求められます。
とはいえ、質問パターンや書き方が決まっているため、勉強次第で高スコアを狙うことも可能です。
今回紹介した対策法やおすすめの参考書を参考にして、効率よくIELTSのライティング対策をしましょう。
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