益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
TOEICの対策は無料で問題を掲載サイトが意外と多く存在します。
TOEICには過去問がありませんが、TOEICを研究している有志らが作成したTOEIC風のテストを掲載しているサイトが多いんですよね。
問題集を買うとなるとお金がかかりますし、積極的に利用したいところ。
今回は無料で利用できるTOEICの対策サイトについて紹介をしていきます。
TOEICの無料対策サイトで学習できる?
TOEICの対策は無料で済ませようとすれば無料で行うことが可能。
TOEICには過去問がありませんが、TOEICを研究している有志らが作成したTOEIC風のテストというものが多く出版されています。
一般的には書籍化されており有料ですが、最近では無料で対策できるサイトが増えつつあります。
TOEIC Listening&Reading Test 公式サンプル問題
- リスニング、リーディングの全パートサンプル問題を掲載
- 週1回メールで穴埋め問題エクササイズ
- 英文メール強化対策
TOEIC問題集と言えば何千円もするものも多く、書店やオンラインで購入するのが通常だと思います。
しかし、実は現在インターネット上で無料でTOEIC対策ができるサイトが充実しているのをご存知でしょうか?
パート別に対策ができたり音声付きのサービスなども多く、有料の問題集を使わなくても十分に対策が可能です!
中でも「TOEIC Listening&Reading Test 公式サンプル問題」はTOEICの公式サンプル問題のため、新形式対応の最新問題傾向をつかむことが出来ます。
週1回、メールで穴埋め問題の出題や、英文作成を強化するトレーニングもこのサイトで出来ますので、公式問題に慣れるとともに継続的に英語力を強化したいという方におすすめです。
Exam English
- 海外の英語学習者向けサイト
- パート別に対策可能
- TOEICだけでなくTOEFL、IELTSにも対応
トップページからわかるように、全て英語表記のサイトです。
海外の英語学習者用のサイトですが、構造はとてもわかりやすくパート別に問題を解くことができます。
自分の苦手を見つけたり、重点的に同じパートの対策が出来るのでおすすめです。
アルク
- 語学教育のトップランナーであるアルクが運営
- 日替わりで毎日3問出題
- TOEICミニ模試が受験可能
創立50周年を迎えた、語学教育に関して通信講座や出版、留学支援など様々なビジネスを行うアルクの公式サイトです。
サイトの「HOME>TOEICテスト対策」で日替わりでの3問出題や、TOEICのカリスマ講師オリジナルの例文で毎日語彙対策ができます。
ミニ模試も受験可能ですので、まず自分の実力やレベル感を知りたいという方におすすめです!
4Tests.com
- リスニング、リーディング合わせて計118問
- 解説は英語表記
- 海外のTOEIC教材を紹介
海外のサイトですので、問題も解説も全て英語表記となります。
解説を理解できないと意味がありませんので、ある程度基礎が固まっている中級者以上向けです。
英語で理解する習慣をつければ自然と英語力も上がっていきますので、全て英語のサイトに慣れるのもスコアアップの近道と言えます。
EnglishTestStore
- 短文穴埋め問題200問(10問×20セット)
- リスニングも対策可能
- 単語、文法、Full Testも充実
短文穴埋め問題が多く掲載されているサイト。
リーディング、リスニング、単語、文法など幅広く対策できます。
全ての問題はダウンロード可能なのでオフラインでも問題を解けるようです。
英語学習お助けサイト
- 日替わりのミニテスト
- 出る順ボキャブラリー対策
- よくでる動詞100対策
日替わりで文法・穴埋め問題や単語ボキャブラリー問題が対策可能な無料の学習サイトです。
Part5に特化した練習問題や解説が載っていますので、Part5を重点的に対策したいという方におすすめです。
TOEIC対策以外にも様々な英語表現や語彙を学びたい方にも最適です。
過去問.com
- Part5,6の過去問、予想問題を掲載
- サイト上で選択肢を選び回答が可能(1問1答)
- ランダム出題機能つき
Part5,6の対策ができる無料サイトです。
このサイトで全てのパートの対策が出来る訳ではないので、注意が必要です。
1問1答形式ですぐに解答解説を確認し、自分の苦手を見つけながら対策が可能です。
解説の中で忘れないようにメモをしておきたい時には、付箋メモ機能を使って画面上に残しておくことができますので、パソコン一台で出来ます。
そして、ランダム出題機能が付いておりしっかりと理解しているか繰り返し確認出来るので、知識の定着に関しても心配なしです!
TOEICスコアアップの教科書
- TOEIC攻略法を300ページ掲載
- 音声付き文法問題1000問
- 音声付き単語850問
「TOEICスコアアップの教科書」というサイト名からわかるように、TOEIC攻略法が300ページに渡り紹介されています。
「リーディング ヒッカケをかわして得点するためのポイント」や「英文法攻略55のルール」など、読んで実際に意識するだけでスコアアップに直結するような内容の記事ばかりです。
このサイトは以上のような攻略法だけでなく文法や単語の問題数も群を抜いて多い点が特徴であり、おすすめポイントです。
攻略法を読みアウトプットしながら問題を量こなすことでスコアアップは間違いなしです!
TOEIC Test900点取得の勉強法
- 最も時間がかかり難易度が高いPart7対策に特化
- 速読のトレーニングに最適
- 全10回分の練習問題
リーディング最後の難関であるPart7の対策に特化したサイトです。
速読力を高めることで全体的に問題を解く速さが上がり、Part7にかける時間も多く割けるようになります。
練習問題を繰り返し解きPart7を完璧にしましょう!
英語リスニング無料学習館
- リスニングに特化したWebサイト
- 「英語を聞き取り書き出す」というディクテーションで英語力強化
- 総問題数520問以上
TOEIC形式の問題だけでなく、短い英会話や海外の有名人インタビューからの抜粋など様々なシチュエーションのリスニング、ディクテーションができます。
アメリカの国営放送ニュースからもレベル別に出題されていますので、自分のリスニング力に合わせた問題でトレーニングしましょう。
サイトによると、今までに計26万人以上が利用しているとのことなので効果が期待できます。
BBC Learning English
- 老舗の英語学習サイト
- イギリスの大手放送局が手がけるサイトのため、イギリス英語の勉強に最適
- 充実した動画コンテンツと音声コンテンツ
老舗の英語学習サイトである「BBC Learning English」も発音の勉強におすすめです。
イギリスの大手放送局であるBBCが手がけるサイトで、イギリス英語の発音を勉強したい人はこちらのサイトを使うのが良いでしょう。
コンテンツも充実しており、特に動画コンテンツ・音声コンテンツの豊富さは他の追随を許しません。
VOA Learning English
VOA Learning Englishとは、アメリカのニュースサイトVoice of Americaを英語学習者向けにアレンジしたものです。
ニュースを読んだり、オーディオを聞くこともできます。
VOA Learning Englishの主な特徴は、英語学習のためにゆっくりな音が録音されたオーディオがあります。
「英語が早すぎて聞き取れない」という課題がある場合には、もってこいでしょう。
TOEICの無料で行う勉強方法【目的別】
ここからはTOEICの項目別の無料で行える勉強法を紹介していきます。
無料で行えるという点に主眼を置いて、その方法から手段まで解説をしていくのでぜひ参考にしてみてください!
単語対策
初級者ほど最初に手をつけた方が良いのが語彙対策。
文法・単語対策は単語帳などを購入して隙間時間に勉強するのがおすすめですが、最近では良質なサイトも出てきました。
また、TOEICの点数をアップするために単語を覚えたいといっても、どのくらいのスコアを狙うかで覚えるべき単語数は変わってきます。
目標とするスコア別に求められる単語数は下の表の通りです。
TOEICスコア | 語彙数 | 備考 |
900点 | 10,000 | 英検一級(13,000語)、ネイティブ小学生 |
800点 | 8,500 | 英検準一級、ネイティブ6歳 |
700点 | 7,500 | |
600点 | 5,000 | 英検二級、センター試験で必要な語彙数 |
500点 | 4,000 | 高校で習う語彙数 |
400点 | 3,500 | 英検準二級、中学で習う語彙数(2,400語) |
ちなみに中学校で習う単語数が約2,000語で、高校では約4,000語を習い、センター試験では約5,000語が必要であるといわれています。
以下では、単語力の向上におすすめの参考書をご紹介します。
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
こちらは、スタディサプリの英語講師として人気の関正生氏が手がけた著書です。
「超重要単語」「鉄板単語」等をはじめ、「みんなが勘違いしやすい単語」「TOEIC常連の難単語」「上級者を目指す応用単語」など多くの分類で紹介されています。
中でも特徴的なのは、「強烈に記憶に残るコメント」。すべての見出し語についたコメントを読むことで、語句の記憶への残り方が格段に変わります。
さらに、キラーフレーズとして紹介されている、文よりも短いフレーズが用意されており、リズム良く単語を覚えることが可能。本番の試験にそのまま出題されることも。
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
リーディング対策
リーディングの対策はとにかく英文を読む事。
TOEICのリーディングはとにかく時間が大切なので、速読力を身につけることが大切です。
おすすめの練習方法は音読。声に出しながら読み上げていく事で英語を英語のまま理解する癖が身につき、スピードがあがります。
リスニング対策
TOEICの初級者がぶつかるのがリスニングの壁。
リスニングは義務教育や大学受験でそこまで重視される項目でなかったため、学校で英語の成績が良かった人でも意外と点数が取れないものです。
実際は、TOEICレベルのリスニングはネイティブレベルと比較すれば易しいので、対策をすればスコアは伸びるもの。
オススメの勉強法はシャドーイングと音読。練習問題を解いて形式に慣れる事も忘れずに。
また、「そもそも英語を聞く量が足りていない」という可能性もあります。
関連記事
【TOEICの問題形式】と各パートの問題と解き方を簡単に解説!
【直前の技術】TOEIC受験直前に点数を伸ばす勉強法とおすすめ対策本
平均スコアアップ100点以上のスタサプTOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン
TOEIC(R)対策のスペシャリストである専属コンサルタント・講師によるWサポート体制の専門プログラム
TOEIC対策におすすめ参考書
以上、スコアアップの秘訣をお伝えしてきましたが、ここからは、「もっとスコアアップしたい!」と思っている方におすすめの参考書を紹介していきます。
このような目的別にご紹介していきます。
- 単語・語彙力の向上
- 【初心者向け】TOEICテストの全体像を把握
- Part別に力を入れる
- 本番を想定した問題を解いて試験に慣れる
【単語】世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
こちらは、スタディサプリの英語講師として人気の関正生氏が手がけた著書です。
「超重要単語」「鉄板単語」等をはじめ、「みんなが勘違いしやすい単語」「TOEIC常連の難単語」「上級者を目指す応用単語」など多くの分類で紹介されています。
中でも特徴的なのは、「強烈に記憶に残るコメント」。すべての見出し語についたコメントを読むことで、語句の記憶への残り方が格段に変わります。
さらに、キラーフレーズとして紹介されている、文よりも短いフレーズが用意されており、リズム良く単語を覚えることが可能。本番の試験にそのまま出題されることも。
【試験全般】はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略
こちらは、通信講座で有名なアルクが出版している本で、ベストセラーとなっている1冊。
特徴は、全7パートの対策法を網羅しているということ。
そのため、特に初心者の方におすすめです。
- パート別攻略
- 実力UP勉強法
- 完全模試
まずは、パート別にテスト形式を把握し、問題の特徴と攻略法を押さえたら、攻略問題を解いていきます。
攻略問題は、「600点」、「730点以上」など目標スコア別に取り組むことができるのもポイント。
さらに、頻出語彙・表現で単語力を強化し、実践問題で攻略法の定着を図ることができるという、流れに沿って勉強すれば、確実に実力アップにつながる内容となっています。
以上はパート別対策の内容ですが、その他にも試験対策だけでなく英語の実力を底上げするのに効果的な勉強法や、本番を想定して取り組める模試も用意されているなど、大変充実した内容の本となっています。
余裕がある方は取り組んでみるのが良いですね。
【Part7】これだけ! TOEIC TESTパート7速攻対策!
こちらは、TEOICの全7パートの中でも最難関と言われるリーディングセクションであるパート7の対策に特化した参考書です。
「文挿入問題」「チャットなどで複数人がやり取りする文書」「書き手が暗示する意図を問う問題」「3つの関連する文書を読んで答える問題」など、頻出の問題について詳しく解説されています。
さらに、問題の中に出てくる重要語句がまとめられてるので、そこを覚えるだけでもパート7の点数UPにつながるでしょう。
【模試】TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
本番に近い環境でどれだけ問題集を解いたかというのが大切なポイントです。
まずは模試を解いてみましょう。こちらが非常におすすめ。
日本のTOEIC研究をリードする、ヒロ前田氏とテッド 寺倉氏によって著されています。
はじめに各パートのポイントなどを解説し、TOEIC試験の概要をしっかりと把握することが可能。
内容としては、模試試験が3つも収録されている圧倒的なボリューム。リスニングセクションとリーディングセクションごとに本番を意識した効果的な対策ができます。
関連記事
【TOEICの問題形式】と各パートの問題と解き方を簡単に解説!
【直前の技術】TOEIC受験直前に点数を伸ばす勉強法とおすすめ対策本
平均スコアアップ100点以上のスタサプTOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン
TOEIC(R)対策のスペシャリストである専属コンサルタント・講師によるWサポート体制の専門プログラム
まとめ
TOEIC無料問題集、いかがでしたでしょうか?
複数の無料サイトを賢く利用して効率良くTOEIC対策をしましょう。
以下の関連記事もぜひご覧ください!
スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン
「スタディサプリENGLISH」は冒頭でも取り上げましたが、こちらは3ヶ月以内で平均スコアアップ100点以上を実現する為のパーソナルコーチプラン。
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TOEIC(R)L&R TEST 攻略コース
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- 2000語の単語暗記
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TOEICフルスコア獲得者が、徹底的に世の中のTOEIC参考書をリサーチし、その内容を紹介しています。