【直前の技術】TOEIC受験直前に点数を伸ばす勉強法とおすすめ対策本

 

記事監修者紹介

益岡 想

慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。

英語検定一級TOEIC990点TOEFLiBT 110点超えTOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。


TOEICは、試験テクニックという技術的な部分を学ぶことで、直前期にも十分点数を伸ばすことができます。

本記事では、直前期に点数を少しでも伸ばすために知っておくべきことについてご紹介。

また、「TOEICテスト 直前の技術」という、短い期間で対策可能な点数向上技術の盛り込まれた対策本についても解説します。

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益岡 想
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TOEICは直前対策でスコアを伸ばせる

TOEICは直前にちょっとした対策を行うことで、ある程度スコアを伸ばせる可能性があります。

TOEICに限らずテスト全般に言えることですが、試験対策には最低限の技術やコツを押さえるということも含まれます。

また、試験全般に通じるテクニックも、もちろんTOEIC対策に活きてきます。

ここでは、試験勉強一般で常識とされているテクニカルな面から、TOEIC対策を見ていきましょう。

 暗記対象が決まっている場合は直前暗記が有効

「これを暗記すれば出る可能性が高い」という対象が定まっている場合は、直前に短期記憶に情報を詰め込んでしまうことが大切です。

長期的に物事を覚えるには、覚えて忘れてということを繰り返して、記憶を長期記憶にしていかなくてはなりません。

ですが、その場でとりあえず覚えていればよい、という知識は直前に暗記して一時的にだけ覚えてしまうことが効果的です。

 一週間でテスト慣れはできる

テスト形式が定まっている試験の場合は、テストの形式に慣れてしまうことが何よりの対策です。

試験形式に精通しなくては、自分がどこでどの程度時間を取られるかが分からず、時間配分ができません。

TOEICは時間勝負の試験なので、時間配分をどうするかは非常に重要です。

試験を初めて受けるという方は、試験1週間前、最悪3日前でも構いませんので、テストを通しで解き、問題形式と時間配分を把握しましょう。

 マーク式試験はテクニックありきな側面も

TOEICは所詮マーク式の試験です。

選択式ということは、テクニックありきで得点率を上げられる側面も少なからず存在します。

例えば、リスニングの問題で「What is the man waiting to receive?」と問われている問題があったとします。

そして選択肢が、「a」がついているもの2つ、複数形のもの2つになっていたとしましょう。

この場合、先に選択肢を読んでおき、男性が受け取るものが単数か複数かだけでも注意していたなら、50%の確率で正解できるのです。

TOEICの直前対策にすぐ使える小手先の技術3選

ここでは、TOEICを受験する直前でも知っているだけですぐに取り組める対策テクニックを紹介します。

「テストが近いけど何もやっていない!」と焦っている方は、是非実践してみてください。

 リスニングは先に問題文を

リスニングは文章が読まれる前に問題文に目を通しておきましょう

問題文を先読みすることで、どういった点を注意して聞けばよいのかある程度見当がつくことがあるからです。

ですが、TOEICのリスニングは時間がシビアで、問題文を先読みする暇なんてないという方もいるかもしれません。

実際、TOEICのリスニングで先読みを行うためには、試験中で時間を捻出する必要があります。

TOEICのリスニングで先読みに使える時間は以下の2つです。

  • 問題の説明を読み上げている時間
  • 前の問題が解き終わった余りの時間

前者は、問題形式が頭に入っていればアナウンスは聞かなくても大丈夫ですから、容易です。

一方、後者では問題を解く際に、「すぐに回答を出してしまう」ということを意識することが大切です。

分からなかったら適当に答えて飛ばす、ぐらいの清さで先読みに当てた方が、全体的には点数が底上げされる可能性があります。

 パート5は品詞対策がコスパ最高

TOEICリーディングセクションのパート5は、「短文穴埋め」と呼ばれる問題形式です。

内容はと言うと、その名の通り、短文が与えられてその中に入る適切な語句を選ぶという形式の設問です。

そのパート5の問題バリエーションを分析すると、実は一番出題頻度が高いのは、文法的に適切な品詞を空欄に補充する問題です。

例えば、「orderly」の後に空欄があり、その空欄を埋める選択肢の中に名詞・形容詞・動詞・動詞の活用形がある、といった具合です。

この場合は、orderlyが副詞でなく形容詞だと分かれば、そして選択肢から名詞になっているものが選べれば、正当できてしまいます。

そのためには、単語の末尾に「-ty」が来れば名詞、「-ful」が来れば形容詞、などといったちょっとした知識を知っていればよいのです。

パート6はまず接続詞を完ぺきに

TOEICのリーディングのパート6では、「長文穴埋め」という、長文中の空所に入る語句や文を選ぶ問題が出題されます。

長文の空所補充ということは長文全体をしっかり精読できなくてはならないように思えますが、実はテクニックで解ける部分もあります。

接続詞を選ぶ問題が最たる例です。

接続詞とは、「しかし」「そして」のような、文章の前後を繋ぐ語句のことでした。

文章の語句を繋ぐということは、接続詞が入る空所の前後の文だけ意味が取れれば、あとは接続詞の意味が分かるだけで解けてしまいます。

ですので、接続詞の意味をできるだけ暗記する、という対策を直前に行うだけで、何問かは確実に得点できるようになるのです。

対策本「TOEICテスト 直前の技術」について

TOEICの有名な対策本として、TOEICテスト 直前の技術という本があります。

この本はまさに直前対策を謳った本で、TOEICの試験まで時間がないという人ならすがりつきたくなるかもしれません。

「TOEICテスト 直前の技術」が実際にどのような本なのか、ここでは解説します。

 「直前の技術」のコンセプト

「TOEICテスト 直前の技術」はテスト直前の11日間で仕上がる、効率のよい学習スケジュールを提供してくれます。

そのコンセプトは「スコアが上がりやすい順に学ぶ」で、何を優先して対策すればよいのか教えてくれます。

先述の章で取り上げた試験対策テクニックのようなすぐに使える技術が幅広く43個も掲載されています。

「直前の技術」を使うべき人

「TOEICテスト 直前の技術」を使うべき人は、なんと言っても時間がないが少しでもスコアアップを目指したい方でしょう。

また、TOEICという試験の技術的な対策についてあまり知らないTOEIC初心者の方にもおすすめできます。

「TOEICテスト 直前の技術」は、すぐに実践できて点数向上に繋がる技術にフォーカスしているので、即効性がとても高い教本です。

そのため、「効率のよさ」と「すぐ結果に繋がること」を重要視する方には非常に有用な一冊となるでしょう。

コツコツ勉強してきたが、技術的に得点できる箇所があるなら知りたいという人が、テクニックのつまみ食いに使うのもおすすめです。

 公式問題集と併用しましょう

「TOEICテスト 直前の技術」は、得点向上にすぐ繋がるテクニックを教えてくれる教本ですが、実践の場がなくては心もとないものです。

巻末にテクニックを試すことのできる模擬試験が付いていますが、それだけでは演習量的には不安という方も少なくないでしょう。

そこで、公式問題集と併用することで、「直前の技術」て会得したテクニックを何度も実践することをおすすめします。

せっかくのテクニックも、使い慣れて武器にできていなければ、単なる知識で終わってしまいます。

そうならないためにも、是非とも演習を積んで活かしてください。

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益岡 想
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益岡 想
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TOEICは直前期にも対策して実力以上の得点を

TOEICは決して長期対策だけが対策となるわけではなく、直前にでも点数が伸びる余地はあります。

「TOEICテスト 直前の技術」などを用いてぜひ直前期にもダメ押しの対策をし、最大限の点数が取れるように取り組みましょう。

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