益岡 想 慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。 英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
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IELTSの問題の内容は?
IELTSは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング、4つのセクションで構成されています。
2日わたってテストが行われ、一般的には1日目にリスニング・リーディング・ライティング、2日目にスピーキングとなります。
なお、他のテストとは異なり、IELTSでは手書きでの回答です。
当記事では、各セクションごとの問題内容を紹介します。
これからIELTS受験を検討している方やIELTSがどんな内容なのか知りたい方はぜひ参考にしてください。
リスニング問題
まずはIELTSのリスニング問題です。
全部で40問、「日常会話」・「日常説明」・「会話」・「説明」4つのセクションで構成されています。
IELTSのリスニングは、TOEICやTOEFLで扱う「アメリカ英語」ではなく、イギリス英語となります。
そのため、イギリスやオーストラリア訛りの会話文が問題に含まれます。
それでは、各セクションの内容を詳しく解説していきます。
セクション1:日常会話
日常会話のセクションでは、2人での会話をリスニングする問題となります。
中でも、電話でのやりとりが出題される傾向が多いといわれています。穴埋めか選択肢の中から正解を選ぶ問題形式です。
数字・電話番号・名前などが問われる場合が多くなっています。
セクション2:日常説明
日常説明のセクションでは、1人が日常に関する説明を読み上げるリスニング問題となります。
穴埋めか短い質問に回答する問題形式が多いです。地図に関する問題もよく出題されます。
セクション3:会話
会話のセクションは、2人以上の会話を聞き取るリスニング問題となります。場面は学校や研修などが多いです。
問題と正しい答えを組み合わせるタイプや穴埋め、短い質問に答える問題形式となります。
セクション4:説明
説明のセクションでは、1人のスピーカーが様々な場面での説明を読み上げるリスニング問題となります。研修や学校、ニュースなどの説明です。
基本的な問題形式は穴埋めとなります。
リーディング問題
続いてリーディング問題です。IELTSのリーディング問題は、全部で40問、解答時間は60分です。
「アカデミックテストのリーディング」と「ジェネラルトレーニングのリーディング」によって内容は異なります。
豊富な語彙力や長文をスピーディかつ正確に読み取る力が求められます。
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
アカデミックテストのリーディング
一般教養的な内容を問うリーディング問題となります。
新聞や雑誌、書籍などから抜粋された文章が出題されます。表や図の穴埋め、選択問題などが多い傾向にあります。
ジェネラルトレーニングのリーディング
ジェネラルトレーニングのリーディングでは、新聞や雑誌、書籍に加えて、広告やチラシなどからも出題されます。
表や図の穴埋め、選択問題、短い質問に答える形式の問題が多いです。
ライティング問題
IELTSのライティング問題は「タスク1」と「タスク2」の全部で2問、時間は60分間となります。
リーディングと同様、「アカデミックテスト」と「ジェネラルトレーニング」で問題の形式や出題内容が異なります。
「様々な単語をつかいこなせているのか」や「文章の論理構造が整っているのか」などが評価基準です。
それでは、それぞれ紹介していきます。
アカデミックテストのライティング
タスク1では、図や表をみて、特徴をあげたり、内容を要約する問題となります。文字数は150字以上と定められています。
タスク2では、テーマに対する自分の意見やその理由を書くエッセイ形式の問題です。自分の経験や知識を交えて書く必要があります。
なお、文字数は250字以上と定められています。指定の文字数に届かない場合は減点されるので注意してください。
ジェネラルトレーニングのライティング
タスク1では、手紙を書く問題となります。盛り込む必要のある内容が3つ指定され、そのルールに基づいて手紙を書きます。文字数は150字以上です。
タスク2では、アカデミックテストと同様、テーマに対する自分の意見やその理由を書くエッセイ形式の問題です。
自分の経験や知識を交えて書く必要があります。
ジェネラルトレーニングの場合は、アカデミックテストよりも日常的なテーマを取り扱います。文字数は250字以上です。
スピーキング問題
IELTSのスピーキング問題では、それぞれの質問に対する適切な言葉使いや意見を述べる力に加え、議論や分析力も問われます。
スピーキング問題だけは他のセクションとは別日に実地されます。基本的には、他の筆記試験の次の日となります。
なお、「タスクパート1」・「タスクパート2」・「タスクパート3」の3つのセクションで構成されています。
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
タスクパート1
タスクパート1では、10問の質問に答えるスピーキング問題となります。家族や住んでいる街、幼少期の頃などを聞かれることが多いです。
所要時間は4〜5分程度となります。
タスクパート2
タスクパート2は、カードで指定されたテーマについてスピーチするスピーキング問題となります。
1分間考える時間が与えられ、その後に1〜2分ほどスピーチの時間が設けられます。
英語で話をふくらませる力や適切な言葉選びが求められます。
タスクパート3
タスクパート3では、タスクパート2のテーマを元に、面接官と議論を行うスピーキング問題となります。
基本的には、面接官が質問し、それに答える形式です。所要時間は4分〜5分となります。
環境や政治、教育など、幅広いトピックから出題されます。英語力に加え、一般教養も必要です。
具体的な会話例はIELTS公式ホームページに掲載されているので、詳しく知りたい方は確認してみてください。
まとめ
各セクションの問題形式について理解できたでしょうか?
IELTSでは、TOEICやTOEFLなどの他のテストとは違った問題形式となります。
また、ライティング・リーディング・リスニング・スピーキング全ての技能が必要なため、総合的な英語力が評価されるテストです。
各セクション、問題を解くスピードと高い正確性が求められるため、事前に問題の内容や傾向を把握しておくと便利です。
まずは、IELTSの問題形式や他のテストとの違いを把握して、自分が受験すべきなのか判断しましょう。
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