益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
また、現役人気英語講師が英会話スクール・オンライン英会話を徹底的にリサーチし、
実際の内容や評判・口コミに関して紹介をしています!
Page Contents
TOEFLとはどんな試験なのか
そもそも、TOEFLとはどのような試験なのでしょうか。
その他の英語能力試験と主に異なる点についてご紹介していきます。
4技能が試される
TOEFLでは、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能・セクションに分かれています。
セクション | 問題数 | 出題内容 | 時間 | 配点 |
リーディング | 30~40問 | 長文読解 3、4パッセージ | 54~72分 | 30点 |
リスニング | 28~39問 | 講義、会話 | 41~57分 | 30点 |
休憩 | ||||
スピーキング | 6問 | Independent Task Integrated Task | 17分 | 30点 |
ライティング | 2問 | Integrated Task Independent Task | 50分 | 30点 |
TOEFL iBT, ITPの違い
iBTは海外の大学や大学院などへの出願に用いられる、公的な英語能力証明試験です。
一方、ITPは大学などでの団体受験のみ受け付けされており、主に英語の授業のクラス分けなどに利用されます。
留学のために受験を検討している方はiBTを受験しましょう。
TOEFLは120点満点
TOEFLでは傾斜配点ではなく、各セクション30点ずつが配点されています。
各セクションごとに点数によるレベル診断がスコアとして返却されるのでそこからも自分の実力がどれほどか確認することができます。
TOEFLの平均点
それでは、実際受験者はどれほどの得点を得ているのでしょうか。
世界平均点から、その中で日本がどのような位置にいるのか見ていきましょう。
TOEFLの世界平均点
こちらは男性受験者の世界平均ですが、各セクションとも20点以上の得点で、バランス良く得点できていることが分かります。
TOEFLの日本平均点
日本の受験者の平均点です。
世界平均点よりも約10点ほど低いことがあります。
これは先進国の中でも比較的低い数字です。
そのため自分自身が必要な点数を得点できれば良いので平均点はそこまで気にする必要はありません。
TOEFLでは何点必要なのか
上記のように、ご自身が目指す大学のレベルにより変わってきます。
出願を考えている大学の受け入れ条件はあくまでも最低限の点数のため、基準から少なくとも5点~10点上回る点数を目指して学習するのがおすすめです。
TOEFLスコア別レベル
平均点だけを見ても、何点とったらどのくらいのレベルと考えて良いのか分かりませんよね。
100点から120点、80点から100点、60点から80点に大きく分けてご説明します。
100点-120点
100点以上の得点をすることは、ネイティブにも難しいと言われています。
こういった高得点が得点できると、大学院やトップレベルの大学への出願が可能になります。
また、日本国内でも外資系企業など語学力が必要とされる職種への就職の際に有利に働くことがあります。
80点-100点
80点以上の得点ができると多くの大学の出願要件を満たすことができます。
90点前後の得点で出願が可能な大学院もあります。
60点-80点
海外大学への留学を検討するにあたり最低限必要なのが60点という点数です。
また、日本国内の平均点が71点ということからもこのスコアは海外留学を目指す受験生の標準的な点数だと言えます。
TOEFLで高得点を取るためのポイント
自分の目標点をしっかり定める
まず、自分の出願しようとしている大学は、何点を出願基準にしているか?また、セクションごとの基準も併記されていないか?ということを確認します。
全体で取りたい点数から逆算して各セクションごとに目標点数を細かく設定します。
現在の自分のレベルを把握する
目標点数を決める際に、あまりにも無謀な点数を目標にしても実現が難しくなってしまいます。
実際に自宅でPCを使いオンライン操作で受験できるETS公式のオンライン模試や、問題集を使って時間を計って本番形式で受験をしてみて、現在の自分の実力や得意不得意分野の把握が必要です。
計画を慎重に立てる
TOEFLでは、一度の受験で必要な点数をとることができる受験生は非常に少ないです。
少なくとも2,3回の受験が必要になり、スコアの返却には約2週間かかりますので出願まで余裕をもって受験することを考えると半年から1年をかけて受験計画を立てることが望ましいです。
TOEFLの勉強方法
それでは、具体的にどのように勉強していけば良いのでしょうか。
各セクションごとに詳しくお伝えします。
リーディング
まず、リーディングだけではありませんが、TOEFLは留学という用途に特化していることから学術的な単語が多く出題されます。
リーディングのスコアをあげるためには、単語力をつけることから始めましょう。
また、見直しなどの時間を考えると1問1分ほどの時間での解答が理想になりますので、読むスピードを鍛えるためにも毎日少しずつまとまった文章を読む時間を設けることのがおすすめです。
リスニング
TOEFLのリスニングは5分間に及ぶ長さかつアカデミックな内容であるので、難易度は他の試験よりも格段に高くなっています。
問題形式に慣れる、英語に耳を慣らす、の2点が必要なので、リスニングも毎日取り入れることが大切です。
アカデミックな内容を扱っているラジオやYouTube番組など活用して日々触れ続けることができるようにしましょう。
スピーキング
スピーキングはただ練習すれば上達するわけではありません。
オンライン英会話を利用して定期的に英語を話す機会を作ったり、1人で勉強する場合も録音して自分の発音や間合いが適切か客観的にチェックしたりして精度を上げていく必要があります。
ライティング
TOEFLのライティングで特徴的なのは、Integrated Taskではリーディングとリスニングの力も必要だという点です。
試験中はメモが取れるので、メモに取るべき内容を把握するためにも実際の形式で練習できる参考書を用いて練習しましょう。
また、留学した際には課題などでレポートを書くことになるかと思いますが、その時と同様にライティングセクションではアカデミカルな文章の書き方で書くことが高得点をとるための条件です。
パラグラフで構成を考えること、頻繁に使う接続詞をマスターしておきましょう。
まとめ
今回は、気になるTOEFLの平均点と、結局何点得点すれば良いのか?
高得点をとるにはどうすれば良いのかについてお話ししました。
TOEFLという試験はその出題形式が最大の特徴なので、全体の構成が頭に入るまで繰り返し実践式で問題に取り組むことが何よりも大切です。
平均点はあまり気にせず、自分の希望大学に必要な点数から逆算して目標を定め学習していきましょう。
スタッフおすすめ!TOEFL攻略ならバークレーハウス
日本ではまだまだメインではないTOEFL対策。
きちんとした対策をしてくれるスクールというのは実は多くないのが現状です。
そんな中、ingwishスタッフがおすすめしたいのが東京・市ヶ谷のバークレーハウス。
40年以上の実績をもとに、ネイティブ講師と日本人講師の組み合わせがTOEFLで重要なアウトプットとインプットを強化。
無料体験レッスンではTOEFL攻略のポイントを解説してくれるので、1回行くだけでもスコアアップが期待できます。
TOEFL対策をお考えの方はぜひ一度無料体験レッスンをお試しください。