「英語力を活かして就職で有利になる資格を取ろうと思っているけど、どの資格が良いの?」「既にTOEFLのスコアを取得しているけど、就職で有利になるの?」
今回は、そういった疑問を持っている方へ、TOEFLが就職で有利になるかどうか、メジャーな英語検定であるTOEICと比較しながらご紹介します。
この記事を読めば、TOEFLが就職で有利になるかどうかがわかり、就職に向けてどの資格を取ればいいのかがわかります。
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TOEFLとTOEIC就職ではどちらが有利?
TOEFLを取得しようと考えているけど、実際、TOEICの方が就職では有利になるのではないか、と思っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここではTOEFLとTOEICの違いと、どちらが就職で有利になるのかを解説していきます。
就職に向けて、英語の検定試験の取得を考えている方は、まずはこちらを参考にして、理解を深めておきましょう。
TOEFLとTOEICの違いとは?
TOEFLとTOEICは、同じ英語の技能試験ではありますが、その内容やテストの受け方は、全く違います。
以下に、TOEFLで問われる内容や能力、対象としている受験者と、TOEFLで問われる内容や能力、受験者を簡単にまとめます。
- 対象の受験者:海外留学を目指す学生
- 問われる能力:海外で講義を受ける能力
- 試験内容:リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能
- 対象の受験者:英語を母語としない者一般
- 問われる能力:日常会話やオフィスでのコミュニケーション能力
- 試験内容:リーディング・リスニングの2技能
このように、TOEFLとTOEICは似て非なるものであり、人によってはどちらを受けるかでスコアにもかなりの差が出ます。
上記以外にも、TOEICがペーパーテストのマークシート方式であるのに対し、TOEFLは全ての回答をPC上で行うなどの違いがあります。
日本で就職するならTOEICが有利
TOEFLとTOEICどちらが就職に有利かというと、結論からいえば、日本ではTOEICの方が有利に働くケースが多いです。
国際的には、かなり幅広く取り入れられているTOEFLですが、日本では認知度がまだまだ低いことがTOEICが優勢な理由といえます。
また、日本ではTOEICの受験者数が多いことからも、企業側がTOEICのスコアによって就活生を比較することが容易です。
ただし、後で詳しく説明しますが、正確な英語力を測ることができるTOEFLが有利に働く場合もあるので、後ほど確認していきましょう。
TOEICが就職で有利に働く理由
ここでは、TOEFLよりもTOEICの方が就職で有利に働く理由について、詳しく説明していきます。
TOEFLを受けるか、TOEICを受けるかで迷っている人は、ここに挙げる理由を理解した上で、受ける試験を決めるようにしましょう。
TOEFLの認知度は低い
上でも少し触れましたが、TOEFLは日本での認知度が低いので、就職で重視されないという側面があります。
TOEFLは英語の4技能を満遍なく測ることができるので、受験者の英語力をしっかり把握することができます。
しかし、一方でそのスコアがどれくらいのレベルなのか、企業側が理解していない場合が多いのが現状です。
せっかくTOEFLで高スコアを取っても、企業側にその努力や能力が伝わらなければ、就職で有利に働くとはいえません。
やはり、日本で認知度の高いTOEICの方が、企業側や面接官に努力や能力は伝わりやすいといえるでしょう。
TOEICスコアの方が上げやすい
TOEICが就職で有利に働く可能性が高い理由として、TOEICのスコアの方が伸ばしやすいということが上げられます。
特に、日本人の私たちにとっては、ライティングやスピーキングが課されるTOEFLはハードルが高く感じられてしまうのも事実です。
一方でTOEICでは、リーディングとライティングのみが問われ、回答もマークシート方式と、受験にあまり抵抗がありません。
また、日本での認知度の高さから、TOEICの対策本や参考書も山ほど出ており、情報が集めやすいのも、スコアを伸ばしやすい理由です。
使える英語力を付けたいとい場合は別ですが、就職を少しでも有利にするために受験するなら、TOEICの方が効率がいいといえるでしょう。
TOEFLを就職で使うメリット
では、TOEFLは全く就職で役に立たないのかといえば、そういうわけではもちろんありません。
TOEFLが就職で有利に働くこともありますし、むしろ、TOEFLでないと評価してもらいにくい場合もあります。
TOEFLを既に取得している方や、英語力を付けるためにTOEFLを受験したいという方は、こちらも確認しておきましょう。
海外で働く意欲をアピールできる
海外展開を視野に入れている企業であれば、海外で働く意欲をアピールすることが、就職に有利に働きます。
海外で働きたいという就活生は多くいますが、その中でもTOEFLを実際に受け、スコアを取得していると、客観的なアピールの材料として使えます。
海外転勤や、海外出張がある企業のほか、外資系の企業などでも有利になることが多いです。
英語を使って実際に仕事をするということになると、英語でコミュニケーションを取れるという能力が大事になってくるので、TOEFLのスコアが良いアピールになるでしょう。
面接や就職試験などに広く役立つ
TOEFLに向けて勉強をしていると、面接でアピールになるだけでなく、企業の就職試験にも使えます。
なぜなら、TOEFLは出題される単語や文法のレベルも高く、また、4技能を満遍なく学ぶことになるからです。
あらかじめ就職活動に向けてTOEFLを勉強しておけば、企業の個別の試験の対策をする必要はほとんどありません。
また、TOEFLで身につけた英語力は、その後も仕事で使える一生の資産になるので、取っておいて損はないでしょう。
まとめ:就職にはTOEICの方が有利だがTOEFLを受けるのもアリ
今回は、TOEFLが就職で有利になるかどうか、メジャーな英語検定試験であるTOEICと比較しながらご紹介てきました。
本記事の要点は、以下の通りです。
- 一般的に日本ではTOEFLよりもTOEICの方が就職で有利になることが多い
- TOEICはTOEFLに比べて認知度が高く、かつスコアを伸ばしやすい
- 海外転勤や外資系の企業を考えているのであれば、TOEFLは有利に働く
この記事を参考にして、あなた就職活動をする上でTOEFLが有利になるかどうかを把握して、就職に向けてどの資格を取ればいいのか考えましょう。
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