当記事ではマニラ行きのLCCについて解説をしていきます。
旅費をできるだけ安く抑えたいという方にはLCCがおすすめなので参考にしてください。
LCCとは
まず、LCCとは何かということについて簡単に解説をしておきたいと思います。
LCCとはローコストキャリアの略称で低価格の運賃で飛行機の運航を行う航空会社のことです。
一言でいえば、格安航空会社のことでJALやANAなどの航空会社よりも価格が安いことが特徴です。
当記事では東京からマニラに行く際に利用できるLCCの紹介やLCCを利用する際の注意点について詳しく解説をしていきます。
マニラ行きのLCC
次に、日本からマニラに行けるLCCについて紹介しておきます。
実は日本からマニラに行ける直行便のLCCは2つしかありません。
ジェットスターとセブパシフィック航空の2社です。
選択肢が少ないのであまり選ぶのは難しくありませんが、参考にしていただければと思います。
料金
航空券の料金は以下の通りです。ちなみに、往復分の料金なのでその点は注意してください。
ジェットスター | 25,000円~ |
セブパシフィック | 23,040円~ |
当記事では航空券料金の参考として、トラベルコという旅行サイトを参考にしています。
利用する旅行サイトによって料金設定は異なるとは思いますので、あくまで料金の目安と思っていただければと思います。
所要時間
成田空港からだとマニラまでの所要時間は4時間30分~5時間です。
どちらのLCCを利用してもこの時間にあまり差はありません。
時間についてはJALやANAを利用してもあまり変わらないです。
搭乗口
【画像出典: https://www.g-mark.org/award/describe/42995】
搭乗口について紹介をしますが、搭乗口については利用者が多い成田空港について書きます。
ジェットスターもセブパシフィック航空も搭乗口があるのはLCC専用の第3ターミナルです。
第3ターミナルは成田空港駅からも一番遠い場所にあり、駅から専用のシャトルバスが出ているほどです。
歩くと大体30分くらいかかるという結構不便な場所になります。
チェックイン時間
チェックインとは航空券を発行する作業のことですが、LCCの場合は早めに設定されていることが多いです。
ジェットスターもセブパシフィック航空も早めに設定されているので時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
チェックイン時間についてまとめておくので参考にしてください。
ジェットスター | 60分前 |
セブパシフィック | 45分前 |
ANA | 40分前 |
JAL | 10分前 |
比較のためにANAとJALのチェックイン時間も紹介しました。
LCCの場合は早めにチェックインを済ませる必要があることがわかったかと思います。
また、JALやANAなどの通常の航空会社の場合は仮に遅れてしまっても、手続きをしてもらえる可能性がありますが、LCCの場合は遅れたら間違いなく搭乗できません。
もしも次の便に空席がある場合は追加の料金を支払って搭乗することができますが、そこは確証があるわけではないのであまりあてにしない方がいいです。
乗り遅れた場合は保障も特にないのでLCCを利用する場合は早めの行動を心がけましょう。
荷物の料金
LCCの場合、基本的に荷物の預入には別料金が発生します。
ジェットスターとセブパシフィックの荷物の預入の料金もまとめておくので参考にしてください。
▼ジェットスター
15kgまで | 1,500円(事前のWEB予約) 2,100円(直前のWEB予約) 2,600円(空港での予約) |
加算(1kgごと) | 800円 |
▼セブパシフィック
15kgまで | 2,000円(行き) 750ペソ(帰り) |
加算(1kgごと) | 2,800円(行き) 800ペソ(帰り) |
セブパシフィックの場合は行きと帰りで料金が異なります。というのも、帰りはマニラ空港で手続きをすることになるのでペソで支払う必要があるからです。
セブパシフィックはこの点がややこしいので注意しましょう。
ANAやJALの場合は20kgまで無料で荷物を預けられるのでLCCの場合、荷物の預入が割高であることがわかったかと思います。
LCCを利用する際の注意
LCCを利用する際の注意点について解説をしていきます。
ここまでの紹介と若干重なる部分はありますが、知っておいた方がいいことなのでLCCを使ってマニラに行くという方は参考にしてください。
別料金が多い
LCCの場合、航空券の料金に他のサービスは一切含まれていないことがほとんどです。
先ほど解説をした荷物の預入も別料金で支払う必要があります。
また、食事などの機内サービスもLCCでは別料金を支払わなければ提供されません。
なので、移動はあまり快適とは言えない可能性があることは覚悟しておくようにしましょう。
充実した機内サービスを提供してもらいたいという方は料金は高くなりますが、LCCでない航空会社を利用したほうがいいです。
搭乗口が遠い
ジェットスターとセブパシフィックは成田空港では最も遠い第3ターミナルが搭乗口になっていると解説しました。
しかし、成田空港に限らず、LCCの搭乗口はアクセスが悪いところに設置されがちであるということを理解しておいてください。
これは航空券の料金を安くするために空港の中でも利用料の安い場所を使うようにしているからです。
搭乗に間に合うように余裕をもって空港には向かうようにしましょう。
深夜発の便などもある
LCCの料金が安い理由としては時間があまりよくないということもあります。
深夜0時発の便などもあるので、事前に確認をしておいた方がいいでしょう。
夜が苦手な方などはあまりLCCはおすすめできません。
生活リズムがくずれて、1日目の予定が台無しになってしまっては本末転倒です。
こういった便を利用する場合は機内でしっかり睡眠をとって、翌日の観光に備えるようにしましょう。
ただ、LCCの場合、シートの座り心地がイマイチだったりするのでしっかり眠れるように準備はしておいた方がいいです。
深夜のフライトはマニラ行きのLCCでいうと、ジェットスターの方が多いです。逆に、セブパシフィックは早朝発の便が結構多いように感じます。
色々とシビア
曖昧な表現ではありますが、LCCは色々なことにシビアなのできちんとしたチェックが必要です。
例えば、荷物の重量なども1gでも規定をオーバーすれば追加料金が発生します。かなり厳密にチェックをされるので事前に荷物の重量は把握しておいた方がいいでしょう。
また、チェックインなども遅れたら絶対に搭乗できません。LCCでなければ、何とか手続きをしてもらえることはありますが、LCCの場合は無理です。
LCCを利用するのであれば荷物や時間などはきっちりとしておくようにしましょう。
まとめ
マニラ行きのLCCについて解説をしてきました。ジェットスターやセブパシフィックについて多少は理解ができましたでしょうか。
日本からマニラへの直行便があるLCCは当記事で紹介したジェットスターとセブパシフィックのみです。なので、マニラへ行くのにLCCを使うという方はこの2社のどちらかから選んでください。
ただし、LCCを利用する際の注意やデメリットについてもきちんと知っておいていただけたらと思います。他の航空会社よりも格安なのはLCCの魅力ではありますが、そこにはきちんとした理由があります。
不便に感じる部分もいくらかはあると思うので、LCCの利用はしっかり考えてから決断することをおすすめします。
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