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インドネシア旅行の基本情報
日本と同様に島国のインドネシアは、17000以上もの島々から成り立っています。
バリ島はリゾート地として日本人にもなじみが深いです。
インドネシアの魅力は、様々な民族が混在することから生まれる民族文化の多様性です。
美しい自然や多様な動植物を見ることができ、自然の大好きな方にも大変魅力的な国でしょう。
ここでは、そんなインドネシア旅行に役立つ基礎知識をご紹介します。
日本との時差
インドネシアと日本の時差は0~2時間です。
インドネシア国内には3つのタイムゾーン(時差のある地域)があり、地域によって日本との時差は異なります。
日本との時差 | エリア | 主要都市 | |
西部時間 | -2時間 | ジャワ島、スマトラ島、西カリマンタン島、中央カリマンタン島 | ジャカルタ、ジョグジャカルタ、アチェ、メダン、パダン、ポンティアナック |
中部時間 | -1時間 | バリ島、東カリマンタン島、南カリマンタン、スラウェシ島、ヌサ・トゥンガラ諸島、西チモール | マカッサル、サマリンダ |
東部時間 | 0時間 | ティモール島、マルク諸島、西ニューギニア島 | ジャヤプラ、パプア |
※表は左右にスクロールしてご覧ください
また、インドネシアではサマータイムを実施していないため、一年を通して日本との時差は各地とも一定です。
インドネシアの天気
赤道直下に位置するインドネシアは熱帯性気候に属します。
雨季と乾季という2シーズンに分けられます。
だいたい11月から4月が雨季となり、スコールが増えて湿度が特に高くなる時期です。
5月から10月ごろは乾季となり、降水量が少なくなって湿度も比較的高くないので過ごしやすい時期です。
インドネシア旅行の服装
フィリピンは年間を通じて常夏・高温多湿の気候です。
なので、何月に旅行に行くにしても雨季・乾季を問わず基本的に日本での夏服をイメージしていただければ問題ありません。
ただし、観光で寺院やモスクに訪れる際には、肌の露出の高い格好は控えるのがマナーです。
- 室内は冷房がかなり効いている場合が多いため羽織り物を持参
- スコールに備えてレインコートがあると便利
- 紫外線が強いので日焼け対策はしっかり
インドネシアの治安
インドネシアの治安は、日本と比べると良いとは言えない状況です。
外務省によると、不要不急の渡航を控えるようにとされている地域があるので、旅行地の選択には注意しましょう。
- パプア州プンチャック・ジャヤ県とミミカ県において、武装集団による襲撃の恐れがあるため、不要不急の渡航は控える
- 中部スラウェシ州ポソ県においても、イスラム過激派に対する危険があるため不要不急の渡航は控える
その他の地域においても、テロや薬物等の犯罪に十分に注意する必要があります。
また、安全な地域でも観光客を狙ったスリや置き引きなどが多いため、当然ですが貴重品の管理は要注意です。
人通りが多い場所で携帯や財布などを出さない、という自己防衛をしっかり行いましょう。
インドネシア旅行のビザ
インドネシア観光に際してビザが必要なケースと不要なケースがあるので自分のプランにビザが必要になりそうかどうかはあらかじめ把握しておきましょう。
日本人の場合、30日以内の滞在であればビザの取得は不要です。
その代わり、滞在期間の延長はできません。
インドネシアに31日以上滞在するという場合はビザを必ず取得しなければなりません。
パスポートの有効残存期間が入国時点で6ヶ月以上ある必要があるので、パスポートの有効期限が近い場合は早めに手続きを済ませましょう。
また、入国の際には帰国時の航空券の提示も必要となるので注意しましょう。
インドネシア旅行の費用
インドネシア旅行にかかる費用は、航空券代・宿泊料・食費・交通費などさまざまです。
インドネシアの物価は安く、インドネシア国内の中では高いとされるバリ島でも日本よりは安いので旅行者には嬉しいですね。
滞在期間や滞在中の過ごし方によって変わってきますが、大体1週間の滞在で10万円ほどでしょう。
様々なホテルがあるため、選ぶホテルのクラスによってかなり費用に差が出てくると思います。
予算と相談しながらよりよい旅の形を見つけましょう!
インドネシア旅行の持ち物
インドネシア旅行には欠かせない持ち物をまとめました。
忘れると旅行中にかなり困るものばかリなので必需品の準備は怠らないようにしましょう。
- パスポート
- インドネシアに限らず海外旅行の必需品。期限は早めにチェック。
- ペソ通貨
- 旅行先で使う分と予備としていくらか両替して持っていくべき。
- クレジットカード
- 紛失や盗難に注意。
- ポケットWi-fi
- 持っていない人は事前にレンタルしていこう。
- 変圧器
- インドネシアの電圧は220V。
- 変換プラグ
- インドネシアではCタイプが一般的。
- 航空券
- 念のために控えは持っておくことをおすすめ。
- 海外旅行保険の書類
- 病院で書類の提示を求められることも少なくない。
インドネシア旅行の地域
ここでは、インドネシア旅行に人気の地域と観光スポットをご紹介します。
他にもたくさんの観光スポットがありますので、ご紹介しきれなかった分については関連記事をご覧ください!
ジャワ島の観光地
インドネシアの全人口の半数以上が暮らすジャワ島には首都ジャカルタも存在し、インドネシアの政治・経済の中心地です。
多数ある世界遺産もこの地域の見所です。
ボロブドゥール寺院遺跡群(Borobudur Temple Compounds)
ボロブドゥール寺院遺跡群は8世紀から9世紀に建てられたとされる世界最大級の仏教寺院跡。
鐘のような型のピラミッド寺院が連なるさまは壮観で神秘的です。
世界文化遺産にも登録されている観光地です。
平均予算 | 25ドル |
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所要時間 | 2時間 |
正式名称 | Borobudur Temple Compounds |
住所 |
プランバナン寺院群(Prambanan Temple Compounds)
プランバナン寺院はヒンドゥー教と仏教の両方にまつわる宗教施設です。
9世紀に建てられた宗教施設で、尖った型の塔はアジア大陸の宗教施設とは違った不思議な雰囲気。
世界文化遺産に登録されています。
平均予算 | 25ドル |
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所要時間 | 3時間 |
正式名称 | Prambanan Temple Compounds |
住所 |
ウジュンクロン国立公園(Ujung Kulon National Park)
ウジュンクロン国立公園は南国の自然が豊かな場所で、世界自然遺産に登録されています。
テナガザルやインドクジャクなど鳥類や珍しい動植物などの生息地で、その中には絶滅危惧種のジャワサイもいます。
公園内には白浜のビーチもあり、ダイビングの人気スポットとなっています。
所要時間 | 1日~2日 |
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正式名称 | Ujung Kulon National Park |
住所 |
バリ島の観光地
南国リゾート地として日本人にも大人気のバリ島。
ビーチリゾート以外にも、大自然や美味しい食事・ショッピング等も楽しめるので、常に新しい発見をすることができます。
テガララン・ライステラス(Tegallalang Rice Terrace)
テガララン村にある棚田はその美しさから多くの観光客が訪れるスポットです。
アクセスが良いのも嬉しいポイントです。
近くの通り等にはおしゃれなカフェやレストランも多いので、美しい景色を眺めながらティータイムやランチタイムを楽しむことができます。
平均予算 | 約200円 |
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所要時間 | 2時間 |
正式名称 | Tegallalang Rice Terrace |
住所 |
クタビーチ(Kuta Beach)
ビーチリゾートのバリ島でも特に人気のあるのがクタビーチです。
クタエリアはカフェやレストラン、ショッピングモール、豪華なホテルなどが集まるとても活気のあるエリアです。
美しいサンセットはぜひとも目にしたい光景です。
所要時間 | 半日 |
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正式名称 | Kuta Beach |
住所 |
ウルワツ寺院(Uluwatu Temple)
ウルワツ寺院はなんと高さ70mもの断崖絶壁に建っており、そこからの景色は圧巻です。
またバリ島の伝統舞踊であるケチャックダンスを観ることができ、観光客に有名です。
ヒンドゥー教寺院のため、服装には気を付ける必要があります。
平均予算 | 1200円 |
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所要時間 | 2時間 |
正式名称 | Uluwatu Temple |
住所 |
スマトラ島の観光地
熱帯雨林が広がり、野生のオランウータンや野鳥たちの姿を見ることができます。
ジャングルツアー等のわくわくした体験ができるでしょう。
トバ湖(Danau Toba)
湖という名前ですが、その広大さはまるで海のようです。東南アジア最大の湖であり、世界で最も深い湖の一つとされます。
周囲には伝統的なバタック建築の家屋を見ることができます。
温泉、滝など美しい自然に癒やされたい人にはおすすめです。
正式名称 | Danau Toba |
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住所 |
マイムーン宮殿(Maimun Palace)
マイムーン宮殿は19世紀にメダン周辺を統治していたスルタン王・マクムン・アルラシが1888年に建設したものです。
宮殿の一部は観光客に公開されているので、内部を見学することができます。
豪華な家具や絵画などの品々を見ながらこの地の歴史を感じることができるスポットです。
所要時間 | 2時間 |
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正式名称 | Maimun Palace |
住所 |
パダン(Padang)
西スマトラ州の都市であるパダンの伝統的な「パダン料理」が名物で、インドネシア各地で食されています。
小皿に盛られた様々な種類の料理が並べられるのが特徴です。
ココナッツミルクを使用した料理や香辛料を使った料理は白米がすすむと評判です。
ぜひ試してみたい味です!
正式名称 | Padang |
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住所 |
インドネシア旅行の注意点
ここではインドネシアに旅行へ行く際の注意点を犯罪、衛星、気候の観点から紹介します。
犯罪に関する注意点
インドネシアの首都ジャカルタは、フィリピンのマニラと並んで治安の悪い地域とされてきました。
ただ、最近では経済状況が良くなってきていることもあり、治安は改善されてきています。
とはいっても、インドネシアでは宗教的なイベントが多数行われていることもあり、テロの対象となりやすいことは事実です。
また、日本に比べれば軽微な犯罪などもまたまだ多く起こっており、最大限の注意を払う必要があります。
衛生面での注意点
インドネシアは近年発展してきている国であるとはいえ、またまだ衛生状況は良いとはいえません。
そのため、特にインドネシアに長期滞在する際には、事前に予防接種を受けておくことが推奨されます。
- 腸チフス
- A型・B型肝炎
- 日本脳炎
- 狂犬病
食べ物に関しては、屋台などでカットしてあるような生のフルーツ、なまものなどは特に注意が必要。
火が通っている食べ物でも屋台は我慢してレストランなどで食べるのが無難でしょう。
水に関しては、水道水は口にしてはいけない、というのは常識ですが、実はレストラや屋台で使われる氷に使用されていることがあり、これでお腹を壊すという話はよく聞きます。
間違っても氷は口にいれないこと。溶け出す前に飲んでしまった方が良いです。
気候に関する注意点
インドネシアの旅行では気候にも注意が必要です。日本に比べて気温が高かったりするので、気候の変化で体調を崩してしまう人は多いです。
10~3月の雨季にインドネシア旅行に行く際には洪水に十分注意してください。
4~9月の乾季にインドネシアに旅行へ行く場合は日差しの強さに対してもしっかりと注意しておきましょう。
建物やタクシーの中はエアコンが効きすぎというくらいガンガンに冷えているので、羽織り物や長袖も用意しましょう。
まとめ
以上、インドネシア旅行に役立つ情報をご紹介してきました。
当記事を参考に、楽しい旅行にしてください!