フィリピン留学の魅力って?留学の費用やメリット・デメリットを解説

一生に一度は海外で英語を勉強したい、そう思って留学について調べ、フィリピン留学の情報を数多く見かけた方も多いのではないでしょうか?

近年、語学留学先としてフィリピンの人気が加速しています。

これまで英語留学の留学先としてアメリカやイギリス、オーストラリアが人気でしたが、近年では留学の敷居も下がり、より費用をかけず留学を行いたい人を中心に人気を集めています。

当記事では、フィリピン留学についての情報をまとめました。

フィリピン 基本情報

フィリピンはシンガポールと並び、英語を公用語として採用している国の中で、最も日本から近い国の一つ。

留学の魅力の一つは、英語が話せる環境に自分を置く、ということ。

その観点で言えば、英語が公用語である環境というのは留学先として魅力的です。

 

観光地としても人気です。

特にセブ島をはじめ、パラワンなど楽園のような島々が多く、勉強以外の時間も充実させたい人には特におすすめ。

留学先としても観光地としても日本人から人気が高いため、トラブルが起きた際やわからないことがあった時も情報が多く集まるのも強みです。

物価も安いため、観光にあまり予算を割けない人でも充分満足を得られるくらい遊びが楽しめるのは魅力的です。

 

フィリピンの治安

フィリピン 留学

フィリピンの治安は地域によって大幅に異なります。

ただ、留学する場合は夜に危険な地域に出歩かなければほとんど危険はないでしょう。

例えばマニラでもビジネス街であるマカティやBGCは安全な傾向にありますが、逆にマラテやキアポといった繁華街は犯罪に巻き込まれるリスクが相応にあります。

また、安全な地域でも留学生や観光客を狙ったスリや置き引きなどが多いため、当然ですが貴重品の管理は要注意です。

人通りが多い場所で携帯や財布などを出さない、という自己防衛をしっかり行いましょう。

フィリピン留学の事前情報

フィリピン留学ビザの取得

フィリピン 留学

フィリピン留学の際に申し込むビザは30日間以内であれば無料、それ以降は料金が発生します。

ただし、基本的にビザの取得はスクールが代行するため、留学費用の一部として確認する、という形になるでしょう。

以下は期間ごとの大まかなフィリピン留学ビザの費用。

また、個人でビザを取得する場合でも現地での取得の方が、日本で取得するよりも時間がかからないため、現地での取得が良いかもしれません。

日数費用
4週間以内1万円
8週間以内2万円程度
16週間以内3万5千円
20週間以内4万円程度
24週間以内5万円程度

留学前に申し込む保険

フィリピン 留学

海外への渡航は危険や想定外のトラブルがつきもの。保険は、万が一の時の命綱として必須です。

保険は、90日以内の留学であればクレジットカードに付帯する保険を利用するのも手です。

注意
ただし、クレジットカードの保険は正規の保険と比較して保証が限定されているため、より強力な保険が必要な場合は海外旅行保険に加入するのがおすすめです。

以下はクレジットカードの保証と海外旅行保険の相場比較。

クレジットカード海外保険
傷害死亡後遺障害300万円1,000万円
傷害治療費用100万円1,000万円
疾病治療費用100万円1,000万円
賠償責任2,500万円1億円
携行品損害20万円30万円
救援者費用150万円1,000万円

 

留学時にあると便利な持ち物

フィリピン 留学

フィリピン留学で必要となる持ち物は、最低限パスポートとクレジットカード、海外旅行保険程度。生活に必要なものなどは現地調達でも賄えるでしょう。

とはいえ、長期の留学となると、日本から持って行って方が良いものも多々あります。

以下では、簡単にあると便利なものをリストアップします。

トイレットペーパー
本来の用途以外にも、何かとあると便利。芯を抜いて潰して持ち運ぶとコンパクト
海外キャッシングできるクレジットカード
VISAカードなど、海外キャッシングできるカードは時として両替より安い場合も。
正露丸
いざという時にあると安心です。
携帯湯沸かし器
特に長期滞在の場合には。スティック型のインスタントコーヒーや緑茶とともに。
除菌ウェットティッシュ
携帯性の高いものを持ち運ぶように。外食前などにあると安心。
髭剃り
現地調達可能ですが、電動髭剃りなどもっと行くと便利です。
生理用品
あると便利ですが、日本製がやはり高品質。

 

フィリピン留学でかかる費用

フィリピン 留学

フィリピン留学のメリットの一つは何と言っても価格が廉価であるということ。

渡航費を始め、滞在費(宿泊費)、物価、学費など全てが廉価なため、留学費用を抑えることが可能です。

▼1ヶ月の留学相場比較

授業料相場滞在費(寮)生活費相場渡航費相場合計相場
アメリカ10万円15万円10万円10万円45万円
イギリス15万円15万円10万円10万円50万円
フィリピン10万円6万円3万円5万円24万円

渡航費

フィリピン 留学

フィリピンへの渡航費は時期にもよりますがおよそ5万円から8万円まで。

航空券が高くなるのは日本の夏休みやゴールデンウィークなど長期の休みが重なるタイミングです。タイミングが許すなら、時期をずらすと良いでしょう。

 

授業料・滞在費

フィリピン 留学

留学でかかる費用の最も大きいウェイトを占めるのが授業料・滞在費。

1ヶ月滞在した場合で平均で16万円程度かかります。

授業料や滞在費は選択するプランによって変わります。基本的には、フィリピンへの留学費用はこの金額に渡航費と雑費を足したものになります。

したがって、フィリピンへの留学の計画は授業料・滞在費を最初に確認して行うと良いでしょう。

 

現地で支払う雑費

フィリピン 留学

授業料・滞在費に加え、渡航費の他に必要となる雑費はおよそ3万円程度から、滞在期間に応じて加算されます。

フィリピン留学では、現地に到着してから『特別就学許可証』の申請が必要となります。

こちらの手続きに関しては学校が代理で行いますが、費用として1ヶ月で1万7千円程度が、期間に応じてさらに必要となります。

また、30日以上であればビザの申請費用が発生します。

長期留学・短期留学比較

フィリピン 留学

長期にするか、短期にするか。留学では、目的に応じて留学期間を考えてみることが大切です。

また、短期留学か長期留学で迷っている方に向けて、それぞれのオススメポイントを解説。

短期留学

 

費用が安く済む短期留学は滞在費が安いだけではなく、ビザの費用も無料など、全体的に安くなるのが魅力。

この期間は人数が多いため選択肢が多いのも強みですね。

留学費用相場
2週間留学の場合:80,000円〜
1ヶ月留学の場合:160,000円〜
3ヶ月留学の場合:420,000円〜

短期留学がおすすめの人

2週間から1ヶ月の留学がおすすめなのは、留学にあまり時間が取れない人。

また、留学や海外生活が初めてで、英語での会話に自信がない方はまず短い期間で試してみてはいかがでしょう。

長期留学費用

 

どっしり腰を据えて勉強する長期留学は短期よりもコストパフォーマンス良し。
ただし、長期留学は短期と比較して選択肢が少ない傾向にあることに注意。

また、フィリピンでは30日を超える滞在では特別就学許可証(SSP)と並行して観光ビザの延長が必要。
延長費用は1年間で8万円程度の費用がかかる場合もあり、思いもよらない出費にならないよう要確認です。

留学費用相場
6ヶ月留学の場合:800,000円〜
1年留学の場合:160,000円〜

長期留学がおすすめの人

時間が取れる人なら長期留学のコストパフォーマンスは高いでしょう。

じっくりと長期滞在を通して英会話を習得したい方、フィリピンが好きで長期滞在したい方には長期留学がおすすめです。

 

フィリピン留学 地域ごとの特色

フィリピン 留学

どうせ留学したいなら自分に合う環境で勉強したいもの。

フィリピンは留学で人気なポイントが複数あり、それぞれ特徴も異なります。

ここでは簡単に、マニラ、セブ、バギオというフィリピンの主要留学先の特徴と相場観などを紹介します。

 

マニラ留学の特徴

フィリピン 留学

フィリピンの首都であり、経済の中心地でもあるマニラ。
実はフィリピンの留学先として、そこまで日本人が多くないのが現状です。

特徴

フィリピンの首都であり、経済地域だけあり、インフラは他の地域よりも充実しています。
また、前述の通り日本人留学生がフィリピンの他の留学先と比較して多くないので、日本人がいない環境を希望する場合はおすすめ。
デメリットとしてよく言われるのが、空気が悪いこと、渋滞がかなり深刻なことなど。

留学相場

相場は他の地域はおろか、世界的な留学先としてもかなり安い部類。
1ヶ月の滞在でおよそ16万円〜が相場と言われています。

口コミ・体験談

英語学習という意味では、先生の質はマニラの学校が一番高い。マニラ都市には大学や仕事が多く、キャリア志向の人間が集まってますし、留学市場の歴史もマニラが一番長いので、経験豊富な先生が多いです。セブのように学校も多くないので、先生の取り合いもセブほど激しくないのもいい部分だと思います。

「フィリピン留学ラジオ」

 

 

セブ留学の特徴

フィリピン 留学

観光地としても有名なセブ島はフィリピンの留学先でも一番人気。
留学先として人気が高いこともあり、日本人なども数多く留学来ています。

 

特徴

セブ島は観光地としての人気もある美しい海や自然など、リゾート感を満喫できるのが特徴。
観光地・留学先として人気で日本人の来訪者が多いこともあり、とっさのトラブルや病気に比較的心強いがありがたいところ。

留学相場

セブ島の留学相場は1ヶ月でおよそ30万円程度。
宿泊施設などにもよりますが、留学先としてはかなり安い部類のエリア。

口コミ・体験談

週末は、オスロブでジンベエザメと泳いだり、カワサンで何メートルもあるところから飛び込んだり、アイランドホッピングに行ったりと、日本ではできないことをたくさんと経験しました。毎週末は友達と今度どこ行く?なんて話をしながら過ごすのがとても楽しかったです。

「フィリピン留学センター」

 

バギオ留学の特徴

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バギオはマニラから車で5時間程度の場所にある、山の上にある街。

元々はアメリカ軍によって作られた町で、学生街として知られています。

特徴

特徴は、大勢の学生が住んでいる学生街であり、治安も良好というポイント。

富裕層が住む街としても知られ、景観が美しいのも特徴です。

治安も良く、初めて海外旅行に行く、フィリピン旅行に行く、という方は一行のよりあり。もちろん、山登りが好きな人も。

留学相場

バギオの留学相場もかなり安めに設定されており、1ヶ月およそ18万円〜20万円程度。

口コミ・体験談

バギオは坂道が多い山にある小さい街です。安全で、涼しくて、ご飯が美味しい。野菜が美味しいのが嬉しい。食事は大事です。ほとんどが韓国人経営のスパルタ校で、IELTS、TOEFL 、TOEICなどの試験対策に力を入れてるので学校選びが比較的簡単。教育都市としても有名で、セブに比べると真面目な生徒が多い。 アンチメジャーが集まってる。寒いからなのか、フィリピン人が他のエリアほどフレンドリーではないというか、最初にすごい様子を見てくる感じがします。 

「フィリピン留学ラジオ」

 

 

クラーク留学の特徴

フィリピン 留学

クラークには昔、米軍基地があったため歴史的に英語とのつながりがかなり強いです。

そういった歴史的背景もあり、クラークの語学学校は英語ネイティブの講師が多数在籍しています。

特徴

クラークの特徴は『英語ネイティブの講師が多数在籍している』ということです。

英語を学ぶに当たって英語ネイティブの講師から学びたいという方は多いのではないでしょうか?

クラークは先ほど説明した通り、米軍基地が以前に存在していたことから英語ネイティブの方が多数いらっしゃいます。

英語ネイディブによるレベルの高い英語の授業を受けることも可能なのがクラークです。

留学相場

1ヶ月およそ18万円〜20万円程度。

フィリピン留学 学校紹介

フィリピン 留学

今、語学留学先として人気が上昇しているフィリピン。

金をかけて行く留学、せっかくだから勉強も環境も充実したスクールを選びたいもの。

以下では、「価格」「短期集中」「長期留学」それぞれのおすすめスクールを紹介します。

【格安人気校】B&D English School

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「B&D English School」は低価格・入学金ゼロを特徴とするフィリピン留学英語学校。

学園都市であるドゥマゲッティを拠点とし、ライトコースからスパルタコースまで幅広いコース展開をしています。

4週間 最安 79,000円(4人部屋/ライトコース)

【短期集中】StudyIn

「StudyIn」は「2ヶ月以上の本気留学」をキャッチコピーに、短期集中でレベルを上げる英語留学を専門としたエージェント。

「日本人少ない」「スピーキング特化」など特徴からスクール探しが行え、フィリピン各地の語学学校を選択することが可能です。

ビジネス英語に特化したカウンセラーが多く在籍し、厳選した語学学校のみを紹介しているとのこと。

【長期留学】NILS(ニルス)

フィリピン 留学

「NILS(ニルス)」はフィリピン・セブ島の英語語学学校。

講師が部屋まで来て教えてくれるニューキャンパスと、スクールまで通うクラシックキャンパスがあるなど、施設が充実しているのが特徴です。

長期留学も豊富にあり、「TOEICスコアアップ」や「インターンシップで学費ゼロ」など目的にあったプランを選択できるのが魅力。

フィリピン留学まとめ 留学のメリット・デメリット

フィリピン 留学

フィリピン留学は他の留学先と比較して総じてコストパフォーマンスが高い傾向にあります。

留学のメッカだけあり、ひとえにフィリピン留学といっても様々なコースや地域があるため、前もってリサーチすることが大切です。

もちろん、フィリピン留学にもデメリットは存在します。

例えば食事。海外の食事ではよくあることですが、フィリピンもまた脂っこい食事が多い傾向にあります。

また、公用語が英語とはいえ、やはり訛りがある点。講師の訛りがあまりにも強く、講師を変えた、という話もたびたび聞きます。

英語ネイティブの国と比べて、ネイティブ風の言い回しなどもあまり使われないため、完璧に都会的な英語が学べる、という感じではないことに注意。

ただ、フィリピンの英語が聞き取れれば、それ以外の英語の聞き取りが楽になる、という説もあります。

また、向こうもネイティブスピーカーではないということは、裏を返せばわかりやすい表現でやり取りができるということ。

後悔しないフィリピン留学をするためには、まず自分の目的をはっきりさせましょう。

当記事がフィリピン留学のヒントとなれば幸いです。

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