バイリンガルが読み解く!IELTSライティングタスク1(Writing Task1)の対策法

 

記事監修者紹介

益岡 想

慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。

英語検定一級TOEIC990点TOEFLiBT 110点超えTOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。

ingwish man
IELTSのライティングタスク1はどう対策したらいいの?

益岡 想
ライティングタスク1に特化した対策が必要だね。

ingwish man
もっと詳しく教えて!

益岡 想
じゃあ今回はIELTSのライティングタスク1の対策法を具体的に解説していくね!

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益岡 想
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IELTS Writing Task1とは?

IELTS TASK1

IELTS Writing Task1について詳しく解説していきます。

Task1の形式

IELTS TASK1

task1では、図や表の特徴や内容を要約する問題となります。文字数は150字以上です。150字を下回ると、減点されるので、注意してください。

出題傾向がある程度決まっているため、対策しやすいセクションといわれています。

Task1で必要な能力

IELTS TASK1

与えられた情報を抜き出したり、まとめたりする「客観的なライティング力」が求められます。具体的には、表やグラフを説明する力やデータを読み取る力が必要となります。

採点基準とおすすめの時間配分

採点基準
  1. Task Achievement(タスク達成度)
  2. Coherence & Cohesion(論理の一貫性と文脈の繋がり)
  3. Lexical Resource(語彙力)
  4. Grammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確性)

正しい語彙や文法で文章を書くことが求められます。

また、文章の流れや問題に対して適切な情報を文中に含んでいるかが判断されます。

IELTSのライティングは、Task1とTask2で構成され、所要時間は60分間です。

Task2の方がTask1よりも難易度が高く、配点も高くなっているため、Task1は20分以内に解くのがおすすめとなります。

具体的には、まず最初の2〜3分で問題を把握し、14〜15分間でライティング、残りの2〜3分で書いたものをチェックするのが理想です。

IELTS Writing Task1の書き方

IELTS TASK1

Writing Task1は、書き方が決まっています。それでは、Writing Task1の書き方を詳しく解説していきます。

構成

IELTS TASK1

IELTSのTask1では基本的な構成が決まっています。「導入」・「本文」・「結論」の流れです。

導入では、表やグラフは何を意味するのか手短に説明します。

2文程度におさめるのが理想です。加えて、導入では結論を伝えます。

例えば、以下のような文章です。

The charts compare the sources of electricity in New Zealand and Germany in the years 1980 and 2010. Between these years, electricity generation almost doubled, rising from 127 units to 200 in New Zealand, and from 107 to 214 units in Germany.

本文では、導入で示した結論への説明する部分となります。「論理の一貫性」を意識しながら、結論の理由を説明していきます。

最後に結論です。結論では、導入でも書いた内容を再度書きます。導入に少し言い換える形で良いです。例えば、以下の結論となります。

Overall, it is clear by 2010 these two countries relied on different principal fuel sources: New Zealand relied on coal and Germany on nuclear power.

 

主語に気をつける

IELTS TASK1

主語が不明瞭な文章だと、文章として大事な部分が読み手に伝わらず、高いスコアはのぞめません。Task1を解く際は主語に気をつけましょう。

グラフを読み取る場合は、「The graph describes ~」や「The graph illustrates ~」など、主語を意識して問題に取り組んだください。

IELTS Writing Task1の対策法

IELTS TASK1

IELTSの対策法は「特徴の分析」・「時制を決める」・「構成のテンプレに当てはめる」の3点です。

3つのポイントをおさえて、効果的にWriting Task1の対策を行いましょう。

特徴の分析

IELTS TASK1

まずはグラフや表の特徴を分析してください。分析せずに文章を書き進めることはできません。Task1では、特徴が2つか3つ問われます。

まずは与えられた数字やデータに注目して、その特徴を分析しまましょう。

時制を決める

IELTS TASK1

ライティングにとりかかる前に時制を決めてください。

時制を決める基準としては、出題されたグラフやデータが過去の場合は「過去形」、年代が掲載されていない場合は「現在形」となります。

また、レアなケースですが、地図などの現在への移り変わりを示す場合は「現在完了形」となります。ただし、現在進行形や過去完了形は使わないでください。

構成のテンプレに当てはめる

IELTS TASK1

Task1の書き方の際にも触れましたが、Task1の構成はある程度決まっています。

構成のテンプレに当てはめることで、になるでしょう。Task1の構成テンプレは以下の4つの段階に分けられます。

構成
  1. 問題文の言い換え
  2. まとめ
  3. 詳細1
  4. 詳細2

詳細とは、文章の書き方で紹介した「本文」の部分です。

前半部分で問題文の言い換えや分析で明らかになった複数の特徴をまとめで説明し、各詳細をそれ以降で説明する形となります。

特に問題文の言い換えは重要です。問題文の言い換えには、豊富な語彙力が求められます。

語彙力に乏しい場合は、問題文をなぞったような文章になってしまい、高いスコアは期待できません。

IELTS ライティングのおすすめ参考書

IELTS TASK1

 

ライティング対策に特化した参考書を活用して、ライティング力を高めましょう。それでは、IELTSライティング対策でおすすめの参考書を紹介します。

パーフェクト攻略IELTSライティング 改訂版

参考書の特徴
  • 全18問収録
  • IELTSライティングに特化
  • 実践問題2セット収録

IELTSのライティング攻略に特化した参考書です。各設問に対し、丁寧な解説が付いています。幅広いトピックに対応した全18問が収録されています。

また、本番前の仕上げに使える実践問題を2セット収録しています。IELTSライティングの基礎固めをしっかりできる参考書です。

IELTSライティング完全対策

参考書の特徴
  • IELTSライティングに特化
  • 全20トピックに対応
  • 頻出の語彙や表現も合わせて学習可能

こちらもIELTSライティング対策に特化した参考書です。厳選されたIELTS頻出の問題、全20トピック分用意されています。充実した解説により、高頻出の語彙や表現も合わせて学べます。

IELTSのライティングが苦手な方におすすめの参考書です。

IELTSライティング完全攻略 (アスカカルチャー)

参考書の特徴
  • IELTSライティング対策に特化
  • 頻出の問題パターンを収録
  • 1回無料で添削サポート付

IELTSスコア8.0を取得した著者によるIELTSライティング対策本です。問題を分析し、頻出の問題パターンが収録されています。

無料で1回ライティングの添削に対応しています。

まとめ

IELTS TASK1

IELTSのWriting Task1は、問題の解き方が決まっています。あとは対策するだけです。

今回紹介した参考書を活用して、繰り返し復習しましょう。反復学習により、ライティング力がつきます。

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