益岡 想 慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。 英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
TOEICで時間が足りなくなった経験はありませんか?TOEICで時間が足りなくなる方は少なくありません。TOEICの時間対策をすることで、スコアアップに繋がるでしょう。
今回は、TOEICの時間が足りなくなる原因から対策法まで、具体的に解説していきます。TOEICの時間が足りない方はぜひ参考にしてください。
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TOEICで時間が足りなくなる原因
ひとつ一つの問題に集中していたら、最後まで解けずに時間が終わってしまった…。なんてことはないでしょうか?
TOEICでは、時間がたりなくなってしまう方はそう少なくありません。
そこで当記事では、まずはTOEICで時間が足りなくなる原因を解説した上で、時間が足りない方へのアドバイス5選を解説していきます。
過去にTOEICを受けて時間が足りなかった方や初めて受験するけど時間が足りるか不安な方は、ぜひ参考にしてください。
答えはTOEICの特徴にある
根本的な話になりますが、TOEICは、英語初心者から英語上級者まで様々な人が受験します。中でも満点の990点を取れるのは毎回0.2%〜0.3%といわれています。
一部の英語上級者は全ての問題をとけていますが、時間が足りない方が大半だと考えられます。むしろ、TOEICで時間が足りないのは前提と捉えた方が良いでしょう。
そのため、時間が足りないからといって、あせる必要はありません。
「時間が足りないのは当たり前」くらいの気持ちで本番にのぞんだ方がかえって良い精神状態で受験できるでしょう。
文法問題に時間をとられる
文法問題はよく考えれば答えが明確にわかる問題となります。そのため、多くの人がつい時間をかけてしまう傾向があります。
文法問題は前後の文脈をよめば、答えがでてきますが、前後の文章を読みすぎようにしましょう。全ての文章をよむと、時間がとられてしまいます。
先に質問の箇所を読んだ上で、前後の文章を数行読むことで、時間短縮が可能です。
単語につまづく
TOEIC part5では、語彙問題と文法問題から構成されますが、中でも語彙問題は注意してください。語彙問題は知っているか否かなので、考えたところで答えは出てきません。
もし知らない語彙だった場合は、てきとうに回答して次の問題へと進みましょう。語彙問題はできるだけ短時間で終わらせ、文法問題に時間をさくようにしてください。
時間が足りない方へのアドバイス5選
ここまでは時間が足りない原因を明確にしました。ここからは、TOEICで時間が足りない方へのアドバイス5選を解説していきます。
TOEICの回答スピードを早めるコツをおさえて、時間が足りなくなるのを防ぎましょう。
諦めることも重要
問題によっては諦めることも重要です。すべての問題を理解できるのは、ほんの一握りの人だけです。
TOEICの対策を行ったとはいえ、わからない問題はいくつか出てくるでしょう。先ほども解説しましたが、特に語彙問題は問題をみた瞬間に「知っているか否か」で判断できます。
わからない場合はその問題を諦め、すぐに次の問題にいった方が良いでしょう。文法問題は考えたらわかる問題ですが、語彙問題は考えたところで答えは出ません。
語彙問題を優先的にあきらめて、問題をといていくことが重要となります。
答えに確信がなくても次の問題へ
先ほどの「諦めることも重要」に通ずるものがありますが、確信がなくても次の問題にいきましょう。問題の一部は、質問文や選択肢の雰囲気でわかることがあるでしょう。
その際、なんとなく答えが出たら次の問題に進んでかまいません。一つ一つをじっくり解くよりもできるだけ多くの問題を解くことが重要です。
そもそも、各問題に対し、確信もって答えを出すのは満点とるようなレベルの方々のみです。ある程度答えがわかったらすぐに次の問題へいくクセを事前につけておいてください。
飛ばし読みをする
読解問題において、「飛ばし読み」で時間短縮ができます。むしろ、飛ばし読みをしなければ、時間は足りなくなってしまいます。
まず、先に質問文を読んでから飛ばし読みをします。質問文を先によむことで、キーワードや必要な情報がわかり、効率良く飛ばし読みができます。
飛ばし読みのポイントは、2つです。まず、「主語」に注目しましょう。主語に注目すると、ストーリーの中心が理解できるため、文章の概要を理解しやすくなります。
2つ目に、「述語」に注目しましょう。主語に直接かかっている言葉のみを拾っていくことで、より早くかつ正確に文章の内容をとらえることが可能です。
各パートごとの時間配分を知る
各パートごとの時間配分を把握しておく必要があります。TOEICのリーディングパートの所要時間は75分です。
そのため、part5に約15分、part6に約10分、part7に約50分に振り分けられます。
そこから、各パートごとの問題数をわると、part5は1問あたり30秒、parr6は1問あたり40秒、part7は1問あたり55秒となります。
上記の時間配分通りに問題をとくのが理想です。とはいえ、この時間通りに問題をとけるのはTOEIC800以上のレベルといわれています。
初心者の方は、すでに説明した諦める目安としましょう。
解くパートの優先順位を決める
リーディングパートでは、part5が短文穴埋め30問・part6が長文穴埋め16問・part7が長文読解54問となります。特にpart7は問題数が多く、難易度も高くなっています。
おすすめはpart5、part6、part7の順番で優先的に解くことです。part5を優先的に解く理由としては、比較的かんたんだからです。
先につまづきやすいpart7をやり、part5を解く時間がなくなってしまうのは、もったいないです。
簡単なパートから解いていくことで、自分のできる問題をとりこぼすことを防止できます。
part5から優先的に、先述した各パートごとの時間配分を意識しながら解くようにしましょう。
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TOEICの時間対策まとめ
いかがでしたか?TOEICでは、ひとつの問題にあてられる時間が限られています。単語や文法でつまづいていては、時間が足りなくなってしまいます。
まずは各パートごとの時間配分を把握しておきましょう。加えて、飛ばし読みや確信がなくても次の問題を解いていくスピード感が重要となります。
今回紹介した時間対策をTOEICの練習問題で事前に試しておきましょう。何度も繰り返し復習することで、TOEICの時間配分が自ずと身についてきます。
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