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シンガポールについて
多民族国家でさまざまな文化、食事、宗教に触れることができます。
新しい観光スポットも豊富で観光地として人気の高い国です。
東京23区ほどの面積しかありませんが、見どころがギュッと詰まっています!
コンパクトな国なので、観光地を巡りやすいという点が嬉しいポイントです。
シンガポール旅行の費用
あなたは、シンガポールでどのような旅を希望しますか?
世界の富豪も多く訪れるシンガポールだからこど、豪華でリッチな旅を楽しむこともできます。
しかし、物価が高いと心配な方も多いでしょう。
ここでは、具体的に何にお金がかかるのか、どうすれば安く済むのかをご紹介します。
本記事を参考にすれば、旅行の計画を立てやすくなるはずです!
※あくまで参考価格として一例を挙げているので、実際の金額は変動することをご了承ください。
シンガポール旅行の航空券
シンガポールはアジアの国ということもあり、欧米諸国などと比べると比較的安く行くことができます。
一方、他のアジアの国と比べるとフライト時間が長いので、航空券代も多少高い傾向にあります。
- 日本(羽田・成田)からシンガポールへのフライト時間は7時間程度。(直行便の場合)
時期によって安い費用で航空券を買うこともできますので、費用を抑えたい方は安いシーズンを狙うのも手です。
直行便
一口に直行便と言っても、利用する空港・航空会社によって費用は異なってくるので、選ぶ際は気を付けましょう。
シンガポールへの直行便は東京・成田国際空港や羽田空港、関西国際空港、中部、福岡から就航しており、大人1名当たり東京からの往復で5万円台~が相場です。
東京以外からですと、東京発に比べて便数が減るため若干高くなる傾向があります。
東京発シンガポールの直行便は、シンガポール航空、デルタ航空、日本航空、全日本空輸などから出ています。
人気のあるシンガポール航空は5万円から6万円ほどです。
一番安い直行便としては、デルタ航空とユナイテッド航空のフライトで、4万円前後で購入できますが、フライト本数の少ないため、発着時間帯の選択が少ないのがネックです。
通常期の金額は、JALやANAなどの日本の航空会社の方が若干高めで最低で6万円ほどはかかりますが、そこまでは変わりません。
関西国際空港(KIX)からの直行便はシンガポール航空のみなので注意しましょう。
羽田・成田~シンガポール便の航空会社の大人運賃(往復・エコノミークラス)の目安は下記の通りです。(燃油サーチャージ・空港使用料など含む。)
日系航空会社(JAL・ANA) | 60,000円程度~ |
---|---|
シンガポール航空 | 56,000円程度~ |
アメリカ系航空会社(デルタ航空) | 55,000円程度~ |
飛行機の金額は時期によって変わりますが、だいたい55,000万円前後です。
サーチャージ、税金などを足しても70,000円以下で手配できます。
どの航空会社を利用するにしても、早めに予約をするとお得です。
- 日系航空会社だと、日本語も通じて、機内食に和食もあり、日本式の丁寧なサービスを受けることができる
- また、シンガポール航空は常に満足度ランキング上位の航空会社なので、快適なフライトを楽しめる
GW・お盆休み・イベントが行われるクリスマスシーズンや年末年始などの繁忙期はとても人気があり、120,000円~180,000円程度になる場合もあります。
夏休みなどの繁忙期は20万円代になることも。
この時期は倍以上はかかると考えた方がいいでしょう。
一方、贅沢に行きたい方は、フルフラットシートで移動ができ、食事や飲み物も充実しているビジネスクラスやファーストクラスでも良いでしょう。
ANA(全日空)・JAL(日本航空)・SQ(シンガポール航空)などのビジネスクラスは、時期にもよりますが通常往復で30万円台から40万円台です。
ビジネスクラスやファーストクラスはマイルを貯めて利用するのにもおすすめです。
乗り継ぎ便
乗り継ぎ便はマレーシア航空、ベトナム航空、チャイナエアライン、キャセイパシフィック、大韓航空、フィリピン航空、タイ国際航空などから出ています。
レガシーキャリアの場合、大体35000〜45000円なので、直行便の価格とそれほど大差はありません。
ANA、JALよりは安く済みますが、デルタやユナイテッドの価格と同じくらいなので、若干高くても直行便で時間を節約するのも方法です。
ここ最近の原油価格下落により、中国国際空港なら30000円前後で購入できます。
LCC(格安航空会社)
どの空港から出発するにしても、LCCを利用すると安くなります。
シンガポール行きのLCC(格安航空会社)は、スクート、エアアジア、ジェットスター航空から出ていますが、いずれも直行便がなく、経由便のみになります。
価格は往復30000〜40000円で、早期予約でさらに大幅割引などのキャンペーンもありますので、価格をおさえたいという場合はLCCの利用もおすすめです。
受託手荷物や機内食がオプションで別料金なので、この点を考慮するとLCCでは結果的に高くなってしまうことがあります。オプションを一切付けなければ安く済みます。
- 雨季にあたる10月から翌年の3月までは旅行客が少なく安い(年末年始やクリスマスシーズンは除く)
- 航空券と同様に、宿泊費も安くなる
- ただし雨季は、湿度が高く過ごしにくく感じることも
シンガポール旅行の宿泊費
シンガポールの宿泊施設はたくさんあります。
シンガポールのショッピングストリート・オーチャード周辺や、マリーナ地区といった華やかなエリアでは高め、リトルインディア周辺のローカル感のあるエリアではお手ごろ価格、という傾向があります
贅沢したい方には、以下のホテルがおすすめです。
- 屋上にある宿泊者限定のインフィニティプールが有名。
- 最上階からの景色を存分に楽しむことができる、広さ200平方メートルのマリーナ・スイートは一生に一度は泊まってみたい。
- プライベートジムルームやプライベートジャグジースパ、ビリヤードルーム、専属バトラーサービス等が充実
シンガポールの5つ星ホテルの場合、一般の部屋は一部屋2万円台から6万円台とかなり開きがありますが、世界でも認められるサービスを提供しているので、一度は滞在してみたいというホテルばかりです。
- MRTの駅に近いホテルが利便性が高くオススメ
- 中心部に近いエリアのオーチャードロード、クラークキー,チャイナタウン、マリーナエリア、リトルインディアン付近がオススメ
セントーサ島を観光する場合は、島内で一泊することをオススメします。
島自体がリゾートになっているセントーサ島は、子どもから大人まで楽しめるような施設がたくさんあるので、ファミリー旅行にもおすすめです。
ので、あります。
また、ショッピングをメインに考えている場合は、オーチャード・ロード周辺のホテルがおすすめです。
ゲストハウスもシンガポールにはたくさんあり、世界中のゲストハウスと同じように1500円から5000円ほどで宿泊することができるのでおすすめです。
朝食がついて3000円4000円ほどのゲストハウスに泊まるのが無難ではないでしょうか。
しかしやはり年末などの時期では料金が高くなりますので、安く行きたい場合は時期を選んで、2000円から4000円ほどのゲストハウスを探してみるのがおすすめです。
ただ、安いのにはそれなりの理由があることもあるので、設備や衛生面、安全面やロケーションを口コミなどで事前確認することをおすすめします。
リトルインディアはホテルの価格帯が安いのでオススメです。
- スタンダードクラス:8,000円~15,000円
- スーペリアクラス:15,000円~25,000円
- デラックスクラス:25,000円~
※星3程度のホテルで平日の2名1室の価格を想定
シンガポール旅行の海外旅行保険
海外旅行保険への加入は必須ではありませんが、旅行先で万が一何か起きる可能性もあるので、できるなら加入しておくと安心です。
シンガポールはアジアの中で比較的治安がいい国ですが、急速に発展したために貧富の差も激しく、スリなどのトラブルに遭う可能性もあります。
宿泊日数、付帯サービスの内容にもよりますが、シンガポール3泊4日でしたら1人あたり1,400円-5,700円程度です。
最近はクレジットカードに海外旅行保険のサービスが付いているものもありますが、補償範囲が不十分であることもあるので、心配な方は(特に家族での旅行の場合は)保険に加入した方がいいと思います。
空港には海外旅行保険の手続きができる窓口があるので、旅行当日に加入することも可能です。
▼海外旅行保険に入る3つの方法と各予算
目安 | 概要 | メリット | デメリット | |
保険会社や旅行会社の窓口で加入する | 4,000円-5,700円程度 | AIU損害保険、東京海上日動、JTB、HISなどの窓口で申し込みできます。 | 直接説明をしてもらった上で最適なプランに加入できるので安心。 その場で保険証券を発券してもらえるので手続きが楽。 空港にも窓口がある会社もあるので、旅行当日に空港で加入できる。 | インターネットからの申し込みと比べると高額になってしまう。 |
インターネットで加入する | 1,400円-2,600円程度 | 窓口まで行く必要がなく、パソコンなどから申し込みができる会社が多くある | パソコンやスマートフォンなどから加入できるので、気軽にできる。 価格が手頃。 | 高額な保証プランは申し込みできない。 |
クレジットカード付帯 | 0円 | 海外旅行保険が付いているカードならば、そのまま活用できる。 | 保険に加入するのに、特に追加料金など払う必要がない。 | 付帯条件、保証限度額、保証内容、現地からの問い合わせ番号、手続き方法などを自分で事前にクレジットカードに確認する必要があり面倒。 補償範囲が不十分であることも多い。 |
※表は左右にスクロールしてご覧ください
シンガポール旅行のインターネット・通信費
IT先進国シンガポールでは日本より安く済ませることも可能です。
海外ローミングプランでそのままスマホを使用してしまうというのも予算に余裕のある方なら問題ないでしょう。
3大キャリアは海外での通信サービスを開始しています。
ドコモ、au | 980円/日 |
---|---|
ソフトバンク | 2,980円 |
- パケットし放題などのプランを利用しても1日3000円程度
- 日ごろ使い慣れた環境でそのままインターネットを使用できる
- お金はかかっても良いという人におすすめ
日ごろ使用しているスマホを不自由なく使用したいけれど、インターネットにそれほどお金をかけたくないという方は、Wifiルーターのレンタルがおすすめです。
- シンガポールのほぼどこでもインターネットが使用できて便利
- 1日あたり500円から1000円ほどでレンタルできる
- 空港でレンタルするほか、自宅に配達してもらうこともできる
より安く済ませたい場合はシンガポールには政府が設置した無料Wifiがあちこちで利用可能です。
さらにシンガポールでは、ほとんどのホテル、カフェでWi-Fiが無料で使えます。
ただ、この無料Wifiは場所によってつながりにくいこともあり、セキュリティ面でも不安がある場合はSIMカードの購入がおすすめです。
現地でSIMカードを購入する場合は、ツーリストSIMという観光客向けのSIMカードを買うことになります。チャンギ国際空港で購入できます。
現地SIMカードを利用するにはSIMフリーのスマホが必要になります。
- 日数やオプションによるが、5日で15ドルのカードもありお得。
- 空港をはじめ、セブンイレブンなどのコンビニで購入できる
- 午前中のみコースなら午後は自由に使える
シンガポール旅行の物価
シンガポールは、世界の物価指数ランキングで上位にランクインする、物価の高い国ですが、中には日本に比べて安いものもあります。
- スーパーでは、近隣国からの輸入品は日本と同程度か少し安いぐらい。日本や欧米からの輸入品は日本の1.5倍以上。
- ホーカー(屋台街)での食事は日本よりも安い。レストランでの食事は日本の1.5倍以上。
- 自家用車が日本の3倍くらいの値段であるのに対し、公共交通機関は安く、交通費は日本の半額程度。
▼シンガポールの物価の具体例
ホーカーでチキンライスなど+飲み物 | 6ドル(約458円)前後~ |
レストランでセットランチ | 20ドル(約1,525円)前後~ |
カジュアルレストランでディナー | 60ドル(約4,576円)前後~ |
コーヒー | 6ドル(約458円)前後~ |
コピ(ローカルフードの甘いコーヒー) | 2.5ドル(約191円)前後~ |
MRT初乗り | 1.4ドル(約107円。プリペイドのEZ-Linkカード利用で0.77ドル=約59円) |
タクシー初乗り | 3ドル(約229円)~。多いのは3.7ドル(約282円) |
※表は左右にスクロールしてご覧ください
シンガポールドルのレートは日々変わりますので、旅行前はこまめにチェックしておくのがおすすめです。
※レートは1シンガポールドルあたり約76.27 円(2020年3月現在)です。
シンガポール旅行の交通費
シンガポールでの基本的な移動手段はMRT(電車)かタクシーになります。
MRT(電車)
小さい島国かつ観光名所には駅があるので、MRTの移動でだいたい事足ります。
料金は初乗りが日本より少し安いです。
- シンガポールにも、Suica・PASMOのような電子カード(EZ LINK)がある
- 観光客でも入手できるので、こちらを駅構内で購入しておくと便利
シンガポール旅行の食事代
高級レストランから格安屋台まであり、何を食べようか迷ってしまうかもしれません。
おしゃれなカフェやレストランなどもたくさんあります。
予算を立てて、その日は贅沢に過ごすのか、格安で過ごすのか決めていくと計画も立てやすくなります。
▼予算別の食事について
贅沢な食事 | 美食の国と言われるシンガポールには、世界各国から有名シェフの手がける高級レストランなどが集まっているため、1食100ドル以上の豪華な食事も魅力です。 それだけに、ローカルでも予約をとるのが難しいといわれるレストランもありますので、ぜひ訪れたいというレストランがあれば、早めの予約をおすすめします。 マリーナエリアでは夜景が素晴らしいレストランも多いので、贅沢な雰囲気でいただく食事もぜひ一度体験してください。 |
通常の食事 | 一般的なレストランでは、飲み物などを注文すると20~30ドルになります。 また、シンガポールではイギリスの植民地時代の名残が色濃く、ハイティーの文化もあります。 スイーツ以外の軽食も豊富なので、遅めのランチや早めのディナーの感覚で利用しても良いでしょう。 ハイティーは大体40ドル前後です。 |
ローコストの食事 | シンガポールで安く食事を済ませる方法は、ホーカーズやフードコートの利用です。 ワンコイン(500円)あれば、1食済ませることもできるので、かなり食費をおさえる事ができます。 また、安くても美味しいものがたくさんあるので、旅行の際はこうしたローカルの食事にチャレンジするのもまた楽しいでしょう。 |
※表は左右にスクロールしてご覧ください
シンガポールに行ったら、有名なチキンライス(海南鶏飯)や、大きな蟹をまるっと炒めたチリクラブはぜひ食べてみましょう!
ある程度グルメな旅行にしたいなら、1日の食費は8,000円程度予定しておくとよいです。
食費をケチると旅行の満足度が下がるので、食費は余裕をもった計画がオススメです。
- ほとんどのホテルで朝食が有料です。
- 基本的にチップの料金がチャージ料金に含まれている
- 基本的にチップの料金がチャージ料金に含まれている
ホテルの朝食は有料で、料金的に基本的に高めです。(1食で1,500〜2,000円)
安く済ませたい場合は、外で食べた方が良いでしょう。
カヤトーストというシンガポールの伝統的な朝食セットを楽しむのも良いですね!
シンガポール旅行のお土産代
シンガポールに来たら是非ともお土産を買いたいですよね。
おしゃれで可愛らしいパッケージのお菓子やクッキーもたくさんあります。
有名なカヤジャムと言うお菓子や、パイナップルタルトなどなど、人に喜ばれるお土産がたくさんあります。
代表的なお土産の価格の目安は下記の通りです。
カヤジャム | 10シンガポールドル程度(約800円) |
---|---|
ブンガワンソロ(クッキーなどで有名な老舗菓子店) | 20シンガポールドル程度(約1,600円) |
TWGの紅茶(世界的に有名な高級紅茶) | 40シンガポールドル程度(約3,200円) |
マーライオングッズ | 6~40シンガポールドル程度(約480~3,200円) |
ドライフルーツ | 10シンガポールドル程度(約800円) |
お土産は買う個数にもよりますが、だいたい10,000円くらいは見ておきましょう。
- 物価の安いチャイナタウン、リトルインディア地区で買うのもおすすめ。ばらまき用のお土産などにも。
- 少人数制レッスン・グループレッスン・個人レッスンを選択可能
- 午前中のみコースなら午後は自由に使える
シンガポールの観光・アクティビティ
観光大国と言われるシンガポールには見所や観光スポットが多数ありますが、入場料もそれなりに必要です。
入場料が高い場所は1日過ごせる場所が多いので、あちこち歩き回って結局お金を使うことを考えれば、それほど高いとはいえないかもしれません。
シンガポール市内や、チャイナタウン、リトルインディアエリアを観光するだけならお金はそれほどかかりません。
事前に入場料を予算に組み込んで、対時間費用も考えると良いでしょう。
▼主な観光スポットの費用
マリーナベイサンズ展望台 | 23ドル |
メガアドベンチャーパーク | 60ドル |
ユニバーサルスタジオ・シンガポール | 13歳以上が大人料金で76ドル、4歳以上の子どもは56ドル エクスプレス・パスは30ドル |
シンガポール動物園 | 13歳以上が33ドル、3歳以上の子どもが22ドル |
ナイトサファリ | 39Sドル |
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ | 28Sドル |
※表は左右にスクロールしてご覧ください
シンガポールの有名観光スポット、マーライオンは無料です。
また、カジノは入場料が無料なので、見学するだけの場合や小額の賭け金で楽しむのであればそれほど費用はかかりません。
プラナカン住宅として有名なショップハウスを見ることができる通りもいくつかあるので、そうした歴史ある建築物をながめるのもまた無料で楽しむことができる観光の一つです。
シンガポールの老舗ホテルであるラッフルズ・ホテルも、宿泊客でなくともショッピングエリアを利用したり、シンガポールスリングで有名なロング・バーを利用したりすることができ、その歴史を十分に感じることができます。
まとめ
シンガポール旅行にかかる費用についてご紹介してきました。
シンガポールはあらゆる予算スタイルの旅行におすすめの国と言えるでしょう。
ただ、予算で何でも切り詰めてしまうと旅を楽しむことができないということにもなりかねませんので、ある程度余裕を持つことも大事ですね。
贅沢する部分と切り詰める部分のメリハリをつけるために、事前の計画をしっかり立てましょう!
本記事が、これから旅行する方の計画づくりの参考になれば幸いです。