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シンガポール留学の特徴
マーライオンの像などが有名な東南アジアの国シンガポール。
ショッピング、ビーチ、南国の自然と、観光地として日本人に大人気です。
しかしシンガポール国が留学の目的地として注目されている事はまだまだ知られていません。
この記事では、これから留学を考えている人にとって要注目のシンガポールについて特集します。
なぜ今、シンガポールは留学先として注目されているのでしょうか。
大学のレベルが高い
シンガポールが留学先として推される一つの理由として大学のレベルの高さが挙げられるでしょう。
シンガポールにはシンガポール国立大学、南洋理工大学を始め幾つかの大学や教育機関があります。
毎年秋に発表される「The 世界大学ランキング」。
こちらのアジア部門の2019年のランキングは以下のように発表されています。
こちらのランキングは「教育の質」「国際性」「産業連携による収入」「研究の質」「論文引用度」の5項目を元に審査。
1位 | 清華大学(中国) |
2位 | シンガポール国立大学(シンガポール) |
3位 | 香港科技大学(香港) |
4位 | 香港大学(香港) |
5位 | 北京大学(中国) |
6位 | 南洋理工大学(シンガポール) |
7位 | 香港中文大学(香港) |
8位 | 東京大学(日本) |
9位 | ソウル大学(韓国) |
10位 | 成均館大学(韓国) |
このランキングにおいてシンガポールの大学としてはシンガポール国立大学が2位、南洋理工大学が6位にランクインしています。
1位から7位までが中国、香港、シンガポールの3ヶ国に独占されている事は注目に値するでしょう。
日本の最高学府である東京大学よりも高い評価をされている大学がシンガポールには2つもあるのです。
国際色が豊か
シンガポール留学のもう一つメリットとしては国際色の豊かさが挙げられるでしょう。
シンガポールは古くから中国文化の影響を大きく受けてきた都市です。
公用語としても英語と中国語の2ヶ国語が用いられており、1度の留学で2ヶ国語を同時進行で学ぶ事も可能です。
また、教育水準の高さが注目される中で、現在シンガポールには世界各国の留学生が集まってきています。
現地では多国籍の学生と交流する事ができ、大学によってはあえて違う国の学生と相部屋にするケースも。
学生は講義の時間だけでなく、一日中多国語の接する機会を与えられます。
英語も様々な地域のアクセントに触れる事ができ、見分が広がるでしょう。
留学後は外資系の企業に就職するチャンスや、現地就職の可能性も高くなってきます。
シンガポール短期留学にかかる費用
このようにシンガポールは現在、留学先として注目を集め始めています。
それではシンガポール留学にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
短期留学と長期留学に分けて見てみましょう。
まずは短期留学からです。
学費
まず、短期留学における学費から見てみましょう。
一年未満で留学する場合についてです。
始めに語学留学を例にとってみます。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の学費はそれぞれ以下のようになりました。
1ヶ月 | 8~20万円 |
3ヶ月 | 24~60万円 |
6ヶ月 | 48~120万円 |
大学の学費は専攻の違いによってかなり額が違ってきます。
シンガポールの最高学府であるシンガポール国立大学では1単位の学費が定められています。
各学部の1単位の学費は以下の通りです。
人文社会科学部 | 約24万円 |
経営学部 | 約26万円 |
コンピューター学部 | 約30万円 |
設計・環境学部(商業デザイン) | 約30万円 |
設計・環境学部(建築) | 約31万円 |
工学部 | 約30万円 |
法学部 | 約30万円 |
医学部 | 約30万円 |
音楽学部 | 約90万円 |
理学部(薬剤) | 約30万円 |
理学部(薬剤以外) | 約30万円 |
単位の取り方によって学費は変わります。
またこの他に入学金や教材費がかかります。
滞在費・生活費
次に滞在費です。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の滞在費の目安はそれぞれ以下のようになっています。
1ヶ月 | 4~12万円 |
3ヶ月 | 12~36万円 |
6ヶ月 | 24~72万円 |
そして食費などの生活費です。
1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の生活費の目安はそれぞれ以下のようになっています。
1ヶ月 | 2~10万円 |
3ヶ月 | 6~18万円 |
6ヶ月 | 12~60万円 |
他にかかる経費は渡航費です。
渡航費(往復) | 3~10万円 |
オフシーズンであれば往復3万円前後からあります。
シンガポール長期留学にかかる費用
シンガポールに留学するためにかかる費用、次は長期留学について見てみましょう。
1年もしくはそれ以上留学する際の費用は以下の通りです。
学費
シンガポール長期留学の経費、まずは学費です。
シンガポール国立大学を例に取ると、学部ごとに1年間の学費が決まっています。
学部ごとの1年間の学費は以下のようになっていました。
人文社会科学部 | 約239万円 |
経営学部 | 約258万円 |
コンピューター学部 | 約305万円 |
歯学部 | 約1,216万円 |
設計・環境学部(建築) | 約312万円 |
設計・環境学部(建物・不動産) | 約239万円 |
工学部 | 約305万円 |
法学部 | 約306万円 |
医学部(看護) | 約298万円 |
医学部(看護以外) | 約1,216万円 |
音楽学部 | 約905万円 |
理学部(薬剤) | 約305万円 |
理学部(薬剤以外) | 約306万円 |
この他に入学金や教材費がかかります。
滞在費・生活費
シンガポール長期留学の経費、次は滞在費と生活費です。
1年間留学する上での滞在費と生活費の目安は以下の通りとなります。
滞在費 | 48~144万円 |
生活費 | 24~120万円 |
そしてこちらにも渡航費が加わります。
渡航費(往復) | 3~10万円 |
節約する方法
シンガポールへの留学費用について見てきました。
このように、シンガポールへの留学費用はかなり高額となってしまいます。
実際に留学するとなると、すこしでも出費を節約したいところでしょう。
例えば食費。
シンガポールの食費は日本よりも若干高めといったところです。
B級食堂の定食が1000円弱といった値段。
それ以上のレストランに行くと値段は一気に跳ね上がります。
それに対して、例えばシンガポール国立大学の食堂は現地で「ホーカー」と呼ばれる複合屋台風。
一食300円~500円くらいで食べられます。
学生食堂を多用する事によって食費は若干抑えられるでしょう。
滞在費は学生寮を利用するのがおすすめです。
例えばシンガポール国立大学の学生寮であれば、1ヶ月5万円弱で借りられます。
シンガポールは東京に比べても家賃が高い都市です。
寮以外で探すとするとルームシェアでも同じくらいの値段になっていまいます。
まとめ
この記事では最近注目を浴びているシンガポール留学の費用について見てきました。
シンガポールは東京に比べても物価が高く、留学も割高になってしまいます。
しかし、世界的な評価の高いシンガポールの大学で学ぶ事は、その後のキャリアにおいても必ずプラスとなるでしょう。
チャンスがある人はシンガポール留学を考えてみても良いでしょう。
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