益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
TOEIC Part7はTOEICの最後のパートで、1番多くの英文を読む必要がある読解パートです。
ただ、Part7を実際にやってみて、時間が足りないという人も多いのではないでしょうか?
実は、長文読解は単語の学習や文法の学習だけでは速度を出して読むことができません。
リーディングをトレーニングするためには、実はそれらに加えて音読が大切です。
- Part7で頻出するフレーズを押さえる
- 音読する
- 時間配分を考える
- 対策問題集を解いておく
当記事では、TOEIC Part7対策方法を解説。
合わせて、Part7対策におすすめの参考書などを解説していきます。
Page Contents
Part7(長文読解)の概要
TOEICの最後のパートで1番多くの英文を読まなければいけないため、早く読もうとすると内容が頭に入ってこなかったり、英語を英語のまま理解せず日本語で理解しようとすると時間がかかってしまう方が多いと思います。
英文を読んだ後設問を読んでも、「あれ?なんて書いてあったっけ?」と何回も英文と問題文を読み返し、確認することでどんどん時間は減っていきます。
Single passages(1つの文書から読み解く問題)
Part7全54問のうち29問を占める、1つの文書から問題を読み解く設問。
1つの英文につき2~3問の設問がついています。
設問が2問の場合、その答えのヒントとなる箇所はだいたい1問目が前半から中盤、2問目が中盤から後半となっています。
そのため、最初に設問を読み何が聞かれるが把握した上でまず前半を読み、答える→2問目で何が聞かれるか把握し、後半を読み分かった時点で答える、というのが早く解くコツです。
設問が3問の場合も同じです。
英文をだいたい3等分し、それぞれの設問のヒントとなる箇所を探しましょう。
Multiple passages(複数の文書から読み解く問題)
Part7全54問のうち、複数(2~3)の文書から英文を読み解く問題は25問あります。
本文に対して問題は5つあり、Single passagesと変わらず本文にヒントのある箇所と設問の順番はだいたい対応しています。
文書が3つある場合、その分ヒントがある箇所も広く分散する傾向がありますので、「ここにはヒントらしきことは書いていないな」と思ったらすぐに切り替えて読み進めることが大切です。
- 時間配分はしっかりする
- Single passagesは「設問→本文」の順に読む
- Multiple passagesは「ヒントがある箇所に目星をつけ少しづづ読む→設問」の順に読み、解いていく
【TOEIC Part7】3つの長文対策法
さてここからはPart7で高得点を獲得するための対策法を5つ紹介していきます。
TOEIC prat7で苦戦していて得点が伸びないという方や、もう少し得点を伸ばしたいという方はぜひ参考にしてみてください。
- Part7で頻出するフレーズを押さえる
- 音読する
- 時間配分を考える
- 対策問題集を解いておく
Part7で頻出するフレーズを押さえる
TOEIC Part7の対策法の1つ目として『Part7で頻出するフレーズを押さえる』ということが挙げられます。
TOEIC Part7には同様のフレーズが同様のフレーズが頻出するという特徴があります。
また、『知らない単語が出てきた場合の対策法を押さえる』ことも大切。
語形から推測する方法であったり、文章展開から意味を推測する方法であったり、様々な方法があります。
音読
英文の読解でスピードが出ないのは、英文を頭の中で一回翻訳してしまってるからなんですよね。
でも実際は、ネイティブレベルで読書するためには英文を英文のまま理解する必要があります。
おすすめのトレーニング方法は音読です。
学校の教育では、国語の教科書など必ず音読しましたよね。
音読というのは読書のトレーニングとして古くからあります。
音読することで、読みながら英語を理解する癖がつき、結果的に読書スピードが上がると言われています。
時間配分を考える
TOEIC Part7の対策法の2つ目として『時間配分を考える』ということが挙げられます。
TOEIC Part7は3つの部分に分かれていますが、それぞれ時間配分を決めておきましょう。
そうでないと最後まで問題を解ききれず、マークシートの色塗りで終わってしまう可能性があります。
私がおすすめする時間配分はこちら!また、Part7の設問は合計で54問と多めに設定されており、『集中力を維持する』ことが大切。問題構造を把握して、自分が今現在のどの部分の問題を解いているのかを意識をすることで、集中力の持続をはかりましょう。
シングルパッセージ | 25分 |
---|---|
ダブルパッセージ | 10分 |
トリプルパッセージ | 20分 |
合計 | 55分 |
対策問題集を解いておく
TOEIC Part7の対策法の5つ目として『対策問題集を解いておく』ということが挙げられます。
Part7の対策法としてここまでいくつか紹介をしてきましたが、この対策法が最も重要です。
ただ、問題を解き慣れているかどうかによってはそれ以上に点数が変動する可能性があるといえるでしょう。
とはいえ、やっぱり勉強は大変‥…
とはいえ、やっぱり継続して勉強するのは大変ですし、長く続く自信がない‥…という方も多いのではないでしょうか?
そこでおすすめしたいのが短期集中プログラム。
短期集中英会話プログラムとは「1~3ヶ月の短期間、かなり多めの学習時間を課せられ、アウトプットの場所を提供される」コーチングプログラムです。
これは英語のパーソナルトレーニングと言い換えればわかりやすいかも知れません。
専属のトレーナーが常に成長度合いを見守りながら、厳しく指導してくれるので、自分一人でする以上に短期間で英語の学習をすることができます。
スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン
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TOEIC(R)対策のスペシャリストである専属コンサルタント・講師によるWサポート体制の専門プログラム
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スコア600突破はこれだけ! おすすめの参考書
TOEICの勉強で最も大切と言っても過言ではないのが、参考書選びです。
参考書と言っても、本屋に行くと大量にあり、どれを選べばいいかわからない方も多いはず。
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TOEIC Part7に特化した参考書で、問題と解説だけではなく、傾向や時間配分などのテクニックを解説。
初めて受験する人からスコアアップを考えている人まで幅広く使える問題集です。
音声ダウンロードができるのも嬉しいポイント。
- 出題形式の解説
- 実践問題
- リーディングトレーニング、スキルアップ
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という構成。
まず、初日で出題形式の解説、実践問題まで終わらせましょう。出題形式の解説は飛ばし飛ばしで大丈夫です。
次に、リーディングのトレーニングとスキルアップを大体6日間で3周を目安にして、重点的に繰り返し学習しましょう。
[音声DL付]はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略
参考書の特徴
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出てくる単語がも初歩的なものが多く、初〜中級者向けのものになっています。
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- 600点/730点以上突破攻略問題
- 頻出表現50
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TOEIC Part7の読解パターンをレベル順に掲載して解説していく問題集です。
トレーニングとありますが、どちらかというと1冊解いてみて理解する、という問題集・解説本と考えた方がいいでしょう。
特徴としては、「速解ポイント」という問題を速く解くコツが紹介されている点。TOEICハックとでも言える知識がサクッと身につくのは本書ならでは。
さらに、Webサイトで音声をダウンロードでき、音源を使った学習にも対応しています。
- まず普通に問題を解いてみた後
- 音声をダウンロードして、再生しながらスクリプトを見て音読
- 慣れてきたらスクリプトなしで音読
スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン
TOEIC(R)対策パーソナルコーチプランは3ヶ月以内で平均スコアアップ100点以上を実現する為のパーソナルコーチプラン。
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【TOEIC Part7】問題形式・問題数など新形式になって何が変わった?
2016年以降、Part7は問題数が「48問」から「54問」に増えました。
問題形式としては、Single passages(1つの文書) 29問、Multiple passages(2~3の文書) 25問から構成されています。
試験問題は設問含め全て英語であり、「英語圏に住む人が日常生活やビジネスの場で目にするような文書」が様々な形で出題されます。
そのため、メールや請求書、予定表、チラシなどあらゆる文体の問題があります。
複数の文書から情報を読み取って時間制限のある中でスコアを伸ばしていく必要があり、Part7はTOEIC受験者にとって最後の最難関パートとなっているようです。
複数設問がある問題はそのヒントが文書に散りばめられており、結果的に全てに目を通さなければ解けない問題がほとんどです。
【TOEIC Part7 問題集】まとめ
TOEICを解き初めて1時間以上経ってからPart7に入るため、体力や集中力、時間が足りなくなる方が多いです。
ミスを少なくするために丁寧に解くと時間が足りなくなり、結果的に全て解けずスコアが伸びない、、、という方も多いのではないでしょうか?
このような問題を少しでも解消するためには、英文を速く読む訓練が必要です。
スタディサプリENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン
「スタディサプリENGLISH」は冒頭でも取り上げましたが、こちらは3ヶ月以内で平均スコアアップ100点以上を実現する為のパーソナルコーチプラン。
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TOEICのスコアを上げるのには、通常、100点アップさせるのに200時間かかると言われています。
トライズは、TOEIC(R)対策のスペシャリストである専属コンサルタント・講師によるWサポート体制によって、2ヶ月200点のスコアアップを実現。
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- 2000語の単語暗記
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