益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
短期間で英会話力を身につける教育メソッドを利用した教材「七田式英会話」。
「1日数分からできる」「難しい語彙がいらない」ということで興味をもたれている方もいると思います。
一方で、「本当に効果があるの？」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？
初めにまとめておくと、口コミとしては、以下のレビューが多く見られるのが特徴。
口コミ・評判
「最初はとても覚えれないと思いましたが何度か聞いて話すうち覚えて言えるようになりました。」
「中学程度の文法が分かっていれば、簡単な会話や、リスニングの練習にとても良いです」
「次ステップの前にいいかも」
「一日の分量がちょうどよいのと、覚えやすいのとで、挫折せずに続けられそう」
「料金が安いのではじめました！」
悪い口コミ・評判
「中学英語が完璧な人には簡単だけど、、、」
「文章で実際に会話で使われ方がわからない、ストーリー的なものの方が私は良いかな。。。」
当記事では実際に七田式英会話教材7+Englishを利用している人たちの声をリサーチ。
七田式英会話教材7+Englishのメリットとデメリットについて分析し、レビューしていきたいと思います。
Page Contents
七田式英会話7+Englishとは？
七田式英会話とは、七田眞の「右脳開発理論」をもとに、人間が本来持っている高い潜在能力を引き出し、短期間で英会話力を身につけるという教育メソッド。
七田式英会話の教材の基本はCD6枚組と3冊のテキスト。
| 価格 | 19,800円（税別） |
| 収録内容 | CD6枚組+テキスト3冊 |
| 対象 | 英語初級者 |
| 学習期間 | 60日 |
七田式英会話7+Englishの口コミ・評判は？
購入者特典のダウンロード教材も本体に負けないくらい充実していて
とてもお得な気分還暦も近くなり、英語とはあまり縁のない生活をしてきましたため、
今更と思っていましたが、東京オリンピックも決まって、
いつか役に立つかもしれないと考えて一念発起しました。
届いて早速聴いてみましたところ、これなら何とかなるかな、
続くかもしれないなと思いました。
購入者特典のダウンロード教材も本体に負けないくらい充実していて
とてもお得な気分です。
若い人のようには無理でしょうが、頭の体操を兼ねて頑張ってみます。
なにより、気張らないで始められるのがよいですね。
特典も含めて、定価19800円でこの内容はすごい良い
特典も含めて、定価19800円でこの内容はすごい良いです。ＣＤをかけながらテキストを見て聞こえた英語を声に出すというシンプルなものですが、１日１つのフレーズのいろんな10パターンなので覚えてしまえます。
私が声に出していたら子供も一緒に真似しています。子供にはバイリンガルがあるのに。
特典のフレーズはこちら終了後にやるには十分すぎる内容ですし、オンライン英会話も付いています。
特典のフレーズはパーフェクトとこちらとで別のものでした。同じかと思っていたので。
１日数十分ですので忙しいを言い訳にしなければ作れる時間ですし、時間を作れないのは作る気がないだけです。
60日が終わっても繰り返したいと思っています。
一日の分量が少ないので、これなら最後まで続けられそう
一日の分量が少ないので、これなら最後まで続けられそうです。
でも１０年以上英語に触れていない私は、簡単な英文なのに、頭で考えないとなかなか口からスラスラ出てきません。
考えなくてもスラスラ出てくるよう、繰り返し練習したいと思います。
英語に抵抗をなくして慣れるのにはとても良い
英語が苦手な家族に頼まれて購入しました。
通勤途中に聞いて学習しているようですが、カリキュラムどおりだとすべてのセンテンスを覚えられないそうで、途中復習期間を入れて記憶することを重視して学習しているようです。
これだけで英語が話せるようになるかといえば、無理かなと思いますが、入門編として英語に抵抗をなくして慣れるのにはとても良いと思います。
もっとストーリー的なものの方が私は良いかなと思います
確かに繰り返し聞いていると覚えていくような気はします。 でも英語より日本語の方ばかりが耳に残るのは私だけでしょうか… なかなかやる気がないと続かないものですね。。 もっとストーリー的なものの方が私は良いかなと思います。
費用的にもそこまで高くなく、シンプルな教材で続けやすいという評判が多かったです。
逆に、1日1フレーズというシンプルな形式に飽きてしまうという意見も見受けられました。
七田式の仕組みや特徴を押さえた上で、自分に合うか検討するのが良さそうです。
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学習ロジックは？
七田式英会話の学習ロジックは、右脳を使った長期記憶ができるという「記憶メソッド」に基づいています。
七田式英会話では、難しい単語などが使われず、あくまで応用力が高いフレーズを学習。
必要なシーンで単語を入れ替えるだけでどのようなシーンでも英会話ができる底力を獲得するというロジックで英会話習得を目指します。
七田式英会話では有名なエビングハウスの忘却曲線を意識したメソッドが組まれています。
人間は勉強した1時間後に約60％を忘れ、1日経つと74％、1週間後には約80％を忘れてしまう生き物です。
しかし、繰り返し勉強したことは次から記憶の減少する割合が減っていきます。
その原理を理解した上で、七田式英会話では何度も同じフレーズを復習し、この記憶の減少を抑える学習方法で勉強していくことになります。
強いてよく似た学習メソッドを取り上げるなら「カランメソッド」が近いかもしれません。
カランメソッドとは、反復トレーニングによって英文法・発音に基づく英会話力をあげていく学習メソッドです。
カランメソッドでは講師がかなり短いスパンで質問を投げかけ、なおかつ受講生にも即答を求めます。
このハイスピード問答によって、英語を英語のまま理解し、英語で話すことをトレーニングする学習メソッド。
以下では、カランメソッドと比較して七田式英会話について解説していきたいと思います。
学習時間と学習期間は？
七田式の学習時間は1日20分、60日間となり、総学習時間は20時間ほどで、600個のフレーズを学習します。
この20時間というのはカランメソッドの1ステージが10時間とほぼ同じくらいの学習時間です。
以下はカランメソッドのステージと学習時間。
同じ20時間となるステージ2までと比較すると、七田式英会話は習得単語数600となり、累計単語数が100個多いという違いがあります。
| ステージ | 学習時間 | 累計単語数 |
| 1 | 10 | 253 |
| 2 | 10 | 495 |
| 3 | 10 | 750 |
| 4 | 10 | 959 |
| 5 | 15 | 1222 |
| 6 | 15 | 1480 |
| 7 | 15 | 1805 |
| 8 | 15 | 2174 |
| 9 | 15 | 2700 |
| 10 | 15 | 3316 |
| 11 | 15 | 5059 |
| 12 | 15 | 5621 |
60日の学習効果は？
七田式英会話の60日の効果について、公式では「英語が話せる」としています。
では、どの程度「英語が話せる」ようになるのか？
ここで、先ほどから比較対象としていたカランメソッドを基準にしたいと思います。
カランメソッドでは、ステージ2までを使いこなせるようになると1人の海外旅行でトラベル英会話ができるレベルと言われています。
したがって、七田式英会話を60日、1日20分学習した場合は日常英会話程度の会話力習得が期待できます。
七田式はカランメソッドのステージ2までより習得単語も多いですし、発話量は七田式より増える可能性もあります。
懸念点としては、シンプルなフレーズのみを扱っているので、相手の話している英語が難しいと聞き取れないことがあることくらいでしょうか。
七田式とカランメソッド最大の違いは？
七田式とカランメソッドを比較してきましたが、七田式の強みは「より日本人の学習者に特化した作り」になっている点だと思います。
というのも、カランメソッドはもともと海外で生まれた学習メソッドで、日本人に特化して作られたというわけではないため。
一方で、七田式英会話は文法やリーディングには強い日本人向けに作られており、余計な寄り道をせず、今持っている英語知識をより英会話に使いやすいように設計されています。
七田式英会話7+Englishの教材
学習マニュアル
7+Englishでは教材の他に利用マニュアルが付いてきます。
マニュアルでは七田式の具体的な方法や人間の記憶の仕組みを利用していることまで丁寧に解説されています。
英語学習が初心者でなくとも、必ずマニュアルを読んでから正しい学習方法で勉強を始めましょう。
7+English 完全記憶CD
6枚組となるCDはネイティブスピーカーの音声を収録。CD6枚分には1時間×6の計6時間の英会話フレーズが収録されています。
CDは高速学習ができるように設計されており、1.5倍速から３倍速と高速リスニングに対応。
7+Englishテキスト3冊
テキストは難しい言葉を使わず、汎用性の高い中学レベルの単語で構成。
ネイティブスピーカーが選んだ頻出フレーズ60パターン、合計600フレーズが用意されています。
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七田式英会話7+Englishの学習方法
七田式英会話7+Englishの教材はとてもシンプルなものが多く使いやすいです。
以下では、教材の具体的な使い方を解説していきます。
1日１フレーズの使い方を学ぶ
七田式英会話7+Englishは1日1つの型を学んで、10個の応用パターンを覚えるという形で進んでいきます。
「I like to〜」のフレーズを学んだら、「I like to read」、「I like to drink coffee」など単語を入れ替えるだけで、多くのシュチュエーションで使える応用力を補います。
記憶を意識したメソッドとはいえ、覚えなければならないのは1つの型なので、苦になることなく継続しやすいです。
CDで速度調整して脳に覚えさせていく
七田式英会話7+Englishでは、
1.5倍速→3倍速→1.5倍速の順で「日本語」から「英語」のCDを聞いて進めていきます。
→型とフレーズを理解する②3倍速
→早いスピードに慣れる③最後の1.5倍速
→3倍に慣れているから、1.5倍速でも早く感じない
簡単なフレーズを扱いますが、音声の速度を早くしたり、遅くしたりすることでリスニング力を高め、同時に時間短縮にもなります。
3日前のフレーズから復習する
七田式英会話7+Englishではエビングハウスの忘却曲線を参考にした、徹底的な反復学習を重要視しています。
初めて学習した時と合わせて、計4回学習することになり、記憶の減少が少ないうちに反復していきます。
ネイティブスピーカーは私たちが日本語を使うのと同じように英語無意識のうちに反復して使っています。
その差を少しでも埋めるために、徹底的な反復は効果的な学習方法と言えるでしょう。
七田式英会話7+Englishのメリットとデメリットをレビュー！
七田式英会話教材の効果は何と言っても英会話力の向上、底上げです。
シンプルな学習法と反復学習により、自然と英語脳が出来上がるの特徴的。
難しいフレーズではなく、シンプルな型を60個を苦にならない勉強法で覚えていくので継続もしやすいです。
以下では、七田式英会話7+Englishのメリットやデメリットを細かく紹介していきます。
スピーキングの「文章化」に役に立つ
スピーキングは3つのステップ「概念化」→「文章化」→「音声化」で成り立っています。
まず、第一段階として文章化を目指す必要があります！
②暗記した例文、単語、文法を組み合わせてオリジナルの英文を作る
七田式英会話教材7+Englishは、この「文章化」強化の①の役割を担っています。
「丸暗記しただけでは英語は喋れるようにならない」
自分で言いたいことが言えるようになるには、基礎的な単語、文法、構文、例文の暗記は必須です。
まずは日常的なフレーズを暗記して、スピーキングの第一歩としていきましょう。
１日の分量が決まっている
七田式英会話教材7＋Englishは、60日という短期間で日常英会話を身につけることができる英語教材です。
CD意外にもいくつかテキストなどの教材がついていますが、基本的にはCDを聞くだけになります。
毎日30分の時間だけCDをくり返し聞くだけのシンプルな作りでわかりやすく取り組みやすい教材です。
また、テキストに関してもCDに沿った内容になっており、内容も難しくなくとっつきやすいものになっています。
難しい単語を覚える必要がない
七田式学習法の特徴は一度覚えた内容をずっと記憶する長期記憶ができる「記憶メソッド」とごく限定されたフレーズによる英会話力の向上です。
七田式英会話では、難しい単語などが使われず、あくまで応用力が高いフレーズを学べます。
それにより、必要なシーンで単語を入れ替えるだけでどのようなシーンでも英会話ができる応用力を獲得することができます。
複雑な言葉を話しているように見えるネイティブですが、実はこの七田式で学ぶ程度のパターンのフレーズで大体の会話は対応可能。
この定型パターンの例文を記憶することで、日常英会話を簡単にできるようにします。
覚え方にコツがいる
英会話の教材などの多くはストーリー仕立てになっていて、その流れで英会話のフレーズなどを勉強します。
一方で、七田式英会話教材7+Englishではストーリーにはなっていません。
まずはフレーズから地道にやっていく必要があるため、ある意味で暗記のような能力が必要になるんですよね。
とはいえフレーズを覚えていないと実践で何も使えないのも事実。
毎日同じフレーズを繰り返すことによってこのフレーズはここの会話で使えるという時に瞬発的に出せるようになります。
七田式英会話7+Englishに向いている人
七田式英会話7+Englishは独自のメソッドにより、短期間での定着が可能です。
以下では、七田式英会話7+Englishが向いている人について解説していきます。
隙間時間を利用して効率的に勉強したい人
七田式英会話7+Englishは1日20分の時間で完結するので、忙しいビジネスマンや学生でも継続的に学習を行うことができます。
隙間時間を効率的に利用することで、苦にならず、学習を進めることが可能。
短期間で英語を身に付けたい人
七田式英会話7+Englishは完全60日完結なので、2ヶ月で英語脳を作ることができます。
留学や旅行まで時間があまりない人でも手を出しやすい教材ですね。
七田式英会話7+Englishが向いていない人
良い面も多い七田式英会話7+Englishの教材ですが、目的によっては使わない方が良い人もいるでしょう。
以下では、七田式英会話7+Englishがおすすめできない、向いていない人の特徴を解説していきます。
資格の勉強をしたい人
七田式英会話7+Englishはあくまで、英語を話すための教材なので、TOEICや英検などの資格のために学習を行いたいという人は向いていません。
また、ビジネス用語などを扱っている訳ではないので、英語を使ったビジネスを行いたい人にはあまり向いてないかもしれません。
コミュニケーションとしての英語を身に付ける教材なので、ビジネス英語の土台にはなるでしょう。
英会話中級者以上
七田式英会話7+Englishのフレーズは応用がしやすい60個を覚えて、英会話を習得するので、より高度なレベルを求めている人にはおすすめできません。
通常の会話であれば、中学レベルの単語や文法で十分ですが、専門用語やシュチュエーション別の単語を知りたいという人は使うべきではないでしょう。
七田式に関しては下記の記事でも解説しています。
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まとめ
七田式英会話教材は今まで敷居が高かった「英語を話す」という行為を短期間学習によって基礎ラインまで引き上げることを目的とした教材です。
60日で、というと一見無理なようにも思えますが、実は中学レベルの英語でも本来は十分にネイティブと意思疎通は可能。
七田式は英語を話せない、と思っている人の中に眠っているその英語の能力を会話に結びつけるプログラムといえばわかりやすいでしょう。
これまでの内容をまとめると七田式英会話は以下ような方におすすめです。
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