益岡 想 慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。 英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
「TOEIC新形式を受けてみたけど、全然時間が足りない」「TOEIC新形式の時間配分のコツやポイントを知りたい」
今回は、そういった疑問を持っている方へ、TOEIC新形式の時間配分の方法と、解き方のコツやポイントを紹介していきます。
この記事を読めば、TOEIC新形式の時間配分の方法がわかり、TOEICの問題を時間内に解き終わることができるようになります。
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Page Contents
TOEIC新形式全体の概要と時間割
まずは、TOEIC新形式の全体の概要と時間割を確認しておきましょう。
- TOEIC全体:200問/120分間
- リスニングパート:100問/45分間
- リーディングパート:100問/75分間
リスニングパートでは、音声が流れていき問題が進んでいくので、それぞれの問題ごとのペースは変えることができません。
ですので、基本的には、リーディングパートの時間配分に気を付けて、問題を解き進めていくことが重要です。
特に、新形式に変更になってからは、長文問題の比率がかなり増えたので、時間配分がより重要になっているといえるでしょう。
TOEIC新形式全体の時間配分
ここでは、TOEIC新形式の全体的な時間配分の概要を、紹介しておきます。
- TOEIC全体:120分間
- リスニングパート:合計45分間
パート1:約3分間
パート2:約9分間
パート3:約17分間
パート4:約16分間 - リーディングパート:75分間
パート5:約8分間
パート6:約10分間
パート7:約57分間
おおよその目安としては、このような時間配分となります。
以下では、パートごと、そして問題ごとの時間配分や解き方のコツをご紹介していきます。
TOEIC新形式リスニングの時間配分
上でも説明したように、リスニングパートでは、問題の進めるペースをこちら側で変えることができません。
ただ、リスニングパートでも、問題ごとの時間の使い方は非常に大事になってきます。
なぜなら、TOEICのリスニングパートの問題には、ひっかけの選択肢が多く、音声が流れる前におおよその背景を予測しておかないと、簡単に誤答を選んでしまうからです。
以下では、リスニングパートでの時間の使い方について、説明していきます。
Part1
パート1の問題は写真描写問題で、写真に合致した選択肢(音声)を選びます。
パート1の問題が始まる前に問題の説明が音声で流れますが、実は、ここではパート3の問題を先読みするのがコツとなります。
なぜなら、パート1の問題は写真がついており、問題の背景が一目でわかるからです。
問題が読み上げられ始めたら、パート3の先読みをやめて、問題に集中しましょう。
Part2
パート2の問題の問題説明のナレーションが流れている間にも、パート3の先読みを進めておきます。
なぜなら、パート2の問題は、全て音声で構成されており、問題内容の背景を先に確認しておくことができないからです。
パート2の問題が読み始められたら、ひっかけの選択肢に注意して、集中して取り組みましょう。
Part3
いよいよパート3が始まったら、問題文・選択肢を再確認して、設問の内容をあらかじめ予測しておきます。
なぜなら、パート3の問題はやや長めの会話文となっているので、背景知識のない状態で聞き始めると、途中で全く話についていけなくなることがあるからです。
また、マークシートを塗らずにチェックするだけにとどめておくことも大切です。
マークシートを塗りつぶしたり消したりする時間のロスを防ぐため、塗りつぶすのは後回しにしておきましょう。
Part4
パート4の問題は、パート3とほとんど変わりませんが、会話ではなく「アナウンス」であるという点だけが異なります。
基本的には、パート3と同じように選択肢を確認しておき、背景知識を頭に思い浮かべておくことが重要です。
もう1つ、パート4の問題で大切なのが、冒頭に読み上げられる音声から、話のジャンルをチェックしておくことです。
以上の2点に注意して、問題に取り掛かる前に、どういった問題なのかを把握しておきましょう。
TOEIC新形式リーディングの時間配分
リーディングパートでスコアを上げられるかどうかは、時間配分がうまく出来るかどうかにかかっているといっても過言ではありません。
なぜなら、TOEICの問題は(特に新形式では)、最後のパート7の問題に時間をじっくり使う必要があるからです。
むしろTOEICを受験した人の中には、パート7の問題を1つも解くことなく終わってしまったという人もいるくらいです。
パート7に時間を残すために、それまでのパート5、パート6の時間配分には十分注意しましょう。
パート6:約10分間
パート7:約57分間
Part5
パート5全体の所要時間は約8分間で、1問約20秒ずつを目安に30問解いていきます。
パート5は文法問題ですが、問題文を全て読む必要はなく、空所の前後と設問を見て、時間をかけることなく解いていくのがコツです。
リスニングパートが終わったら、すぐにページをめくって、リーディングパートに取りかかりましょう。
Part6
パート6は、パート5とほとんど同じ形式ですが、長めの英文に空所がいくつかあり、当てはまる選択肢を選ぶという問題です。
パート6の問題を解くポイントもパート5とほとんど同じで、時間をかけずに解いていきます。
ただ、問題文全体を読まないと解けない問題も存在するので、そういった問題は後回しにすることが時間配分のコツです。
パート5、パート6は、とにかく時間をかけないということを意識して、解き進めていきましょう。
Part7
パート7は、いわゆる長文問題で、しっかり時間を使わなければ解けません。
ここまでで時間配分がしっかりできていれば、パート7の54問に対して一時間弱の時間をかけることができます。
1問1分ペースで解いていって、考えても分からない問題があれば捨てるということも頭に入れておきましょう。
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まとめ:TOEIC新形式のスコアは時間配分にかかっている
今回は、TOEIC新形式の時間配分の方法と、解き方のコツやポイントを紹介してきました。
本記事の要点は、以下の通りです。
- TOEIC新形式のスコアを上げられるかどうかは時間配分位かかっている
- リスニングパートでは問題内容の先読みをすることがポイント
- リーディングパートでは長文問題に時間をかけるためにペース配分をする
この記事参考にして、TOEIC新形式の時間配分を把握して、TOEICの問題を時間内に解き終わるように練習してみてくださいね。
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