当記事ではマニラ空港から市内へ移動する際に利用するタクシーについて解説していきます。
空港から市内へ行く最も有効的な手段はタクシーです。
マニラへ旅行へ行くという方は間違いなくタクシーを利用することになると思うので参考にしてください。
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マニラ空港で利用できるタクシー
空港から市内に移動するといっても、タクシーにもいくつか種類があります。
なので、まずはマニラ空港で利用できるタクシーの種類の違いについて解説をします。
ちなみに、料金については2019年8月20日時点に調査したものです。現在は料金システムが変わっているかもしれませんが、ご了承ください。
レギュラータクシー
【画像出典: http://primer.ph/guide/living-guide/post_45/】
レギュラータクシーはマニラ市内を走っている一般のタクシーのことです。
最も割安で利用できるタクシーなので移動の費用を抑えたいという方におすすめです。
ただし、料金が安い分、サービスの質が悪かったりします。また、空港からは少し離れた場所で客待ちをしていることが多いので多少不便なところはあります。
それから、レギュラータクシーの場合、中にはぼったくりしてくるものもあるので注意が必要です。
料金については以下の通りです。
初乗り運賃 | 30ペソ |
加算 | 250メートル毎に3.5ペソ |
イエロータクシー
【画像出典: http://www.navimanila.com/2014-11-29-06-27-18/】
マニラ市内ではあまり見かけませんが、マニラ空港ではイエロータクシーというものも利用できます。
このイエロータクシーは国から認可を受けているので比較的安全に利用できます。なので、マニラに初めて行く方などはレギュラータクシーよりはこちらの方がおすすめできます。
安全でサービスも悪くはないのですが、料金がやや割高です。
料金については以下の通りです。
初乗り運賃 | 60ペソ |
加算 | 300メートル毎に4ペソ |
クーポンタクシー
【画像出典: https://katsutravel.com/】
マニラ空港にはクーポンタクシーという定額制のタクシーがあります。
料金はこれまでに紹介したメーター制のタクシーに比べて割高ではありますが、冷房などはしっかりと完備されていて車内は快適に保たれています。
また、定額制で料金はカウンターで行き先別に明記がされているのでぼったくりの心配もありません。ただし、支払いは降車の際に行うのでその点は覚えておいていただければと思います。
利用の方法ですが、クーポンタクシーは次のような流れで利用できます。
- カウンターで行き先を伝え、チケットを受け取る
- チケットに書かれたプレートナンバーを確認し、指定されたタクシーに乗車
- 運転手に詳しい目的地を伝え、目的地まで移動
- 到着後、料金を支払う
料金についてはタクシー会社や目的地によって異なってくるのですが、おおまかな見積もりをまとめましたので参考にしていただければと思います。
行き先 | 料金 |
マカティ | 330~440ペソ |
エルミタ | 440~670ペソ |
マンダルヨン | 530~610ペソ |
パサイ | 150~400ペソ |
カロ―カン | 740~790ペソ |
ホテルタクシー
【画像出典: https://btwin-realty.com/】
マニラにはホテルに連絡して利用できるホテルタクシーというのもあります。
これもクーポンタクシーと同じで行き先ごとに料金が設定されている定額制のタクシーです。
料金はタクシーの中では割高ですが、冷房が完備されていて車内は快適です。
さらに、このサービスをやっているのは基本的に高級ホテルのみなのでドライバーもほとんどが信用できる人です。
ただし、高級ホテルに宿泊する予定の方しか利用できないので注意が必要です。また、宿泊先が高級ホテルでも必ずホテルタクシーがあるとは限らないので事前に確認はしておくようにしましょう。
料金についてはホテルによってだいぶばらつきがあるので利用をする際はホテルに確認するようにしてください。
Grab
市内へ行くにはGrabを使うのも一つの方法です。
アプリによる配車サービスで事前に登録が必要ではありますが、非常に便利です。
料金は割高ですが、乗車前に費用の概算がわかるので料金トラブルに発展することはほとんどなく、安全な手段といえます。
また、デメリットとしては近くにGrabの車が走ってないと利用できない点です。
なので、市内に行く別の手段は考えておくようにしましょう。
クーポンタクシーの乗り場などは念のために確認しておくといいでしょう。
おすすめは定額制タクシーかGrab
マニラ空港で利用できる5種類のタクシーを紹介してきましたが、移動手段として一番おすすめできるのはクーポンタクシーかホテルタクシーです。もしくは、Grabを利用するのがおすすめです。
いずれも値段は割高ですが、安全で快適な移動ができることは保証されているのでおすすめできます。
また、料金トラブルもほとんどないというのも魅力です。到着早々、タクシーでの料金トラブルなどに見舞われるのは嫌だと思うのでクーポンタクシー、ホテルタクシー、Grabのどれかの利用を強く勧めます。
タクシー利用の注意点
次にマニラでタクシーを利用する際の注意点について解説しておきます。
日本のタクシー利用とは異なる点も多いので現地で迷わないようにするためにも知っておいていただければと思います。
ぼったくりが多い
フィリピンではタクシーでぼったくられるということがよくあります。
特に旅行客は現地の地理にも詳しくないことからぼったくりのターゲットにされることがよくあります。なので、できれば現地在住の日本人を装って旅行客とは悟られないようにすることが望ましいです。
また、ぼったくりには運賃を上げるためにあえて遠回りをしたり、料金が通常よりも早く加算されるようにメーターを改造しているといった手口があります。
ぼったくりの被害を回避するのに有効な手段としては個人タクシーには乗らないようにすることです。個人タクシーは非認可のタクシーなのでぼったくりに遭う可能性が高くなります。
タクシー会社のタクシーであれば車体に会社名がプリントされています。逆に、会社名が見当たらないタクシーは個人タクシーなのでこれは乗らないようにしましょう。
それから、メーターが動いているかどうかも確認をしましょう。メーターを動かさずに発射するタクシーは後から高めの料金を請求してくることがあります。
チップの支払い
フィリピンでは日本と違い、タクシーの運転手にはチップを支払うのが一般的です。チップの目安としては運賃の5~10%程です。
また、支払いはチップを含めて小銭などの少額のお金で支払うことをおすすめします。
額面の大きいお札などで支払いをすると、お釣りを用意していない運転手もいるので精算がややこしくなります。中にはチップと勘違いして全額持っていかれてしまうこともあるので注意が必要です。
自動ドアではない
フィリピンのタクシーは日本のものとは違いドアが自動では開きません。
観光客が意外と戸惑うポイントでもあるので注意しておきましょう。
タクシーを止めたら自分でドアを開けて、乗車してください。乗車した際にメーターも確認しておくことをおすすめします。
また、走行中はドアをロックしておきましょう。日本人は車に乗る際に鍵をかけない方も多いですが、マニラではタクシーに乗車中でも強盗が襲ってくるようなことが稀にあるので細心の注意を払っておくことをおすすめします。
渋滞は覚悟しておく
フィリピンは車社会なので渋滞はそこら中で発生しています。
空港から市内へ行くのに4~5時間かかるなんてことはよくある話なので渋滞に巻き込まれる覚悟はしておくようにしましょう。
移動が長くなる可能性は十分にあるので車内空間は快適な方がいいです。
多少料金が高くても、Grabなどの車内が快適な移動手段を利用する方がいいです。
まとめ
マニラ空港からタクシーで市内に行く方法について解説をしてきました。到着後にどうすべきかのイメージはできましたでしょうか。
空港から滞在先までの移動は定額制のタクシーかGrabを使うのがおすすめです。宿泊先のホテルがホテルタクシーのサービスをやっているのであればそちらを利用しましょう。
少し高いですが、マニラに初めて行くという方などは安全な行き方を選ぶべきでしょう。
また、レギュラータクシーに乗る際はぼったくりに注意するようにしましょう。