益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
「あれ?自分の英語が全然相手に伝わってない。なんでだろう...。発音に問題があるのかな。」と思っている方に読んで頂きたい内容となっております。
実際に私自身が、同じような悩みを抱え苦しみましたが、英語の発音の練習法を覚えたことで、随分と英語を伝えることが楽になりました。
英会話教室(ライザップイングリッシュやECCなど)に通ったり、独学で勉強しながら5年かけて英会話をマスターした私が、心血注いで記事を執筆したいと思います。
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英語の発音がどうしても上達しない理由
「日本人が話す英語の発音は下手だ」という言葉をあなたは聞いたことがありませんか?
さらには「あれ...。私の英語の発音ってブラッドピットやアンジェリーナジョリーと違くない...?」とも思ったりしませんか?
私たち日本人は少なくとも13歳から18歳までの5年間は英語に触れるわけですよね?
にも関わらず、英語の発音が上達しないのはおかしいと思いませんか。
確かに、日本の英語教育では発音を重視しないカリキュラムに基づいています。そのため、英語の発音が期待値以上に伸びないというジレンマはあるでしょう。
しかしながら、日本人が話す英語の発音が下手な大きな理由として日本人は「カタカナ英語の発音」なんですね。
本来、英語の発音はカタカナ以外でも表現されるんです。
例えば「TH」の発音なんかはまさにそうです。日本のカタカナ表現には無いんですね。
しかしながら、日本人はカタカナを思い浮かべて英語を発音するので、いつまでも発音が上達しないんです。
英語の発音練習に役立つ8つのコツ
さて、このトピックでは英語の発音練習に役立つ8つのコツを紹介します。
これらの知識をしっかりとインプットすることで、次のトピックで紹介する英語の発音練習に生かされます。
英語の発音練習に役立つコツ1:リエゾンを意識する
あなたはリエゾンという言葉を知っていますか?
英語の音と音とのつながりのことをリエゾンといいます。
例えば、「I live in Oita」を発音してみてください。
カタカナ英語の場合、「アイ・リブ・イン・オーイタ」になりますよね。
しかしながら、ネイティブ英語の場合「アイ・リブ・イノーイタ」のように音と音がつながるんですね。
もっとわかりやすい例で言うと「Thank you」ですね。「サンク・ユー」ではなく「サンキュー」です。
日々あなたが使ってるサンキューも、実はリエゾンなんですね。
▼リエゾン上達のコツが掴める動画
英語の発音練習に役立つコツ2:リダクションを意識する
リダクションはリエゾンより理解が少し難しいかもしれません。
1つ目の単語の「最後の音」と2つ目の単語の「最初の音」が同じ場合、2つ目の単語の「最初の音」を発音しないのがリダクションです。
例えば、「I want to introduce my profile」を発音してみてください。
カタカナ英語の場合、「アイ・ウォント・トゥ・イントロドュース・マイ・プロフィール」になりますよね。
しかしながら、ネイティブ英語の場合「アイ・ウォントゥ・イントロドュース・マイ・プロフィール」のように音と音がつながります。
これがリダクションです。少し理解が難しいかもしれませんが慣れると簡単です。
▼リダクションの参考動画
英語の発音練習に役立つコツ3:「R」の発音を意識する
英語の発音において「R」の発音は極めて重要です。
なぜならば、「L」の発音と間違えてしまうことで、別の意味になってしまうからです。
例えば、「rock」(岩)を「L」の発音で発声してしまうと「lock」(鍵をかける)になってしまいます。
それを防ぐためにも「R」の発音をしっかりと意識することが重要です。
▼「L」「R」の違い
英語の発音練習に役立つコツ4:「TH」の発音を意識する
英語の発音において「TH」の発音も極めて重要です。
なぜならば、「S」の発音と間違えてしまうことで、別の意味になってしまうからです。
例えば、「think」(考える)を「S」の発音で発声してしまうと「sink」(沈む)になってしまいます。
それを防ぐためにも「S」の発音をしっかりと意識することが重要です。
▼Thの発音のコツがわかる動画
英語の発音練習に役立つコツ5:「V」の発音を意識する
英語の発音において「V」の発音も極めて重要です。
なぜならば、「B」の発音と間違えてしまうことで、別の意味になってしまうからです。
例えば、「vest」((服の)ベスト)を「B」の発音で発声してしまうと「best」(最高)になってしまいます。
それを防ぐためにも「V」の発音をしっかりと意識することが重要です。
▼「B」と「V」の違い
英語の発音練習に役立つコツ6:「F」の発音を意識する
英語の発音において「F」の発音も極めて重要です。
なぜならば、「H」の発音と間違えてしまうことで、別の意味になってしまうからです。
例えば、「food」(食べ物)を「H」の発音で発声してしまうと「hood」((帽子の)フード)になってしまいます。
それを防ぐためにも「F」の発音をしっかりと意識することが重要です。
▼納得の「F」
英語の発音練習に役立つコツ7:アクセントを意識する
英語の発音にアクセントを意識することは自分の英語を相手に伝えるためにも極めて重要です。
アクセントをつける時に意識することはたくさんありますが、もっとも重要なのは「相手に何を伝えたいのか」を意識し、その単語をもっとも強く発音することです。
つまり、一番伝えたい部分のアクセントを強めに発音することが、非常に重要なんですね。
アクセントをを実践するだけでも、相手に伝わる感覚が段違いです。
▼アクセントの参考動画
英語の発音練習に役立つコツ8:発音がわかるものを反復する
英語の発音を上達させるコツとして、「発音がわかるものを反復する」というのが非常に重要です。
なぜならば、人間の脳の構造的に、「わかる」だけでは使えるようにはならないからです。
新たな英語の発音をインプットすることも確かに重要です。しかしながら、すでにインプットしているものを反復しないと、使えるようにはなりません。
しっかりと「使える」英語にするためには、発音がすでにわかるものを何度も反復することが大変重要です。
英語の発音を上達させるための練習法
さてこのトピックでは、英語の発音を上達させるための練習法について紹介します。
英語の発音練習法1:映画やドラマでリスニング&シャドーイング
英語の発音を上達させるための練習法として、「リスニング&シャドーイング」が非常に重要です。
この記事を読んでいる方の中には、リスニング&シャドーイングという言葉を聞き慣れない人もいるでしょう。
要するに、「ネイティブの英語を聞いて、聞いた通りに話す(つぶやく)」という行為がリスニング&シャドーイングなんですね。
教材としては、海外映画やドラマなどを英語字幕で見るのが良いでしょう。
題材としてはなんでも大丈夫ですが、アクションが多めだったり、ブリティッシュ英語のようなものだと不向きかもしれません。
個人的には、ウォーキングデットがよかったですね。内容も楽しいので、オススメです。
英語の発音練習法2:スタディサプリENGLISHの利用
スタディサプリENGLISHは英語の発音を上達させるための練習法としてかなり良いです。
英語の発音を確認できるのはもちろん、アプリ内で自分の声を録音し発音をチェックすることもできます。
さらに、あなた発音を改善するためのサポートをアプリ内でしてくれる機能も搭載されています。
こんなに便利なアプリは他にありません。スタディサプリENGLISHはかなりオススメですね。
英語の発音練習法3:英会話教室の利用
英語の発音を練習する方法として英会話教室の利用もオススメですね。
生の講師から英語の発音レッスンを受けることができるのはもちろんですが、モチベーターとしての役割も担ってくれます。
当然人間なので、学習のやる気が起こらないこともありますよね。
そんな時に「頑張ろう」と声をかけてくれて、モチベーションを維持させてくれる役割を英会話教室は担ってくれるんですね。
もしあなたがとても忙しい人であるのなら、オンライン英会話でも良いかもしれません。
フォニックスによる発音の練習
フォニックスとは、スペルと発音との間にある規則性を見つけ、正しい発音の学習を容易にさせる指導方法。
英語圏の子供達に正しい発音を教えるために開発された指導方法ですが、近年は日本でも広まりつつあります。
以下では、おすすめのフォニックス練習本を紹介します。
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)
- 初心者向け
- 納得感を持って、英語の発音学習を進めることができる
- わかりやすい展開
価格 | 1,620円 |
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著者 | ジュミック今井 |
発売日 | 2005年2月28日 |
タイトル
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー)
特徴
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOKの優れている点は、フォニックス(英語圏の子供が学ぶ「つづりと音」のルール)に基づいて話が展開されるため、非常にわかりやすいんですね。
発音の教科書と同じように納得感を持って、英語の発音学習を進めることができます。
英会話学習者たるものフォニックスには一度は触れておきたいものです。(余裕があったらカランメソッドなんかも調べて見ると面白いかもしれません。)
書いて覚えるフォニックス英語発音マスター
CD付き 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス
- 初心者向け
- カタカナ発音のギャップについて説明
- 英語発音のルールを丁寧に説明
価格 | 1,944円 |
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著者 | 齋藤留美子 |
発売日 | 2017年12月13日 |
タイトル
CD付き 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス
特徴
英語の発音と表記の間にあるフォニックス上の謎を解説する発音の入門書です。
英語表現にあるルールを一つ一つ解説してくれるため、初歩の段階でつまづいている人にはまさにおすすめ。
カタカナ英語の発音から抜け出せない、どうしてこの発音になるのかわからない、そもそも英語の発音自体がなんだか苦手だ、という人は一度本書を手にとってみてください。
英語の発音を上達させるための練習法とコツのまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、英語の発音を上達させるための練習法とコツについて執筆させて頂きました。
最後に英語の発音を上達させるための練習法とコツを軽くまとめてこの記事を終わらせたいと思います。
・英語の発音が上達しない理由
「カタカナ英語」で発音してしまうから
・英語の発音練習に役立つ8つのコツ
1.リエゾンを意識する
2.リダクションを意識する
3.「R」の発音を意識する
4.「TH」の発音を意識する
5.「V」の発音を意識する
6.「F」の発音を意識する
7.アクセントを意識する
8.発音がわかるものを反復する
・英語の発音を上達させるための練習法
1.映画やドラマでリスニング&シャドーイング
2.スタディサプリENGLISHの利用
3.英会話教室の利用