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ダバオとは?
フィリピン第3の都市とも呼ばれるダバオはフィリピンの中でも「都会」に当たる地域です。
フィリピン南部でもっとも大きな島であるミンダナオ島に位置しており、フィリピン南部での政治・経済的中心地となっています。
都会でありながら大きな自然を有しており、リゾート地が多いのが特徴です。
市名 | ダバオ市 |
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面積 | 2,444㎢ |
人口 | 約150万人 |
平均気温 | 約26~28℃ |
ダバオの治安
ダバオは2016年の大統領選挙で当選を果たしたあのドゥテルテ大統領が市長を務めたことのある都市です。
彼の在任中には犯罪は厳しく取り締まられれ犯罪率はかなり減少しました。
そういったこともあり、現在のダバオは非常に犯罪率が引く都市の一つといわれています。
もちろん中には危険な地域もありますが総じてフィリピン・ダバオの治安は良いと言っても良いでしょう。
ダバオの治安が良い理由
フィリピンの大統領であるドゥテルテ氏はかつてダバオ市長を20年務めていました。
現在、フィリピンでもダバオが屈指の治安の良さを誇るのはドゥテルテ氏の政策によります。
ドゥテルテ市長はそれまで荒廃し、治安が悪かったダバオの市長として、徹底的に犯罪者を淘汰し、厳格なルールを定めました。
強行的な政策に一部から反発もあったものの、ダバオの犯罪率は劇的に減少。
ダバオの市民はその功績から、現大統領になったドゥテルテ氏を全面的に指示しているといいます。
- 徹底的な犯罪者の淘汰
- 汚職する官僚や警官の取り締まり強化
- 麻薬密売人・使用者の粛清
- 911(緊急対応センター)導入
- 公共での全面禁煙
- 少数民族の議員枠を導入
知っておきたいダバオの法律
治安が良いダバオですが、そのぶんルールも多く設けられているので、うっかりやぶって罰金にならないように注意も大切。
ダバオのルールは大別すると犯罪抑止と街の景観をまもるための規則の2種類があり、旅行者が特に気をつけたいのは後者です。
厳しい喫煙事情
旅行者が注意したい規則の1つは喫煙。ダバオは公共の場所での喫煙ができませんので、喫煙する場合は所定の喫煙所で行う必要があります。
ホテルでも客室禁煙の場所も多く、決められた喫煙所まで行く必要があるなど、喫煙はかなり厳しく設定されています。
アルコールの規則
また、アルコールを飲める場所も限られています。
基本的に外での飲酒はできず、レストランかホテル内で飲酒というルールがあり、また午前1時から朝の8時までアルコールの販売が禁止されているので、途中で足りなくなっても買いに行くことはできません。
犯罪の抑止
犯罪抑止としては、建物に入る際には荷物検査が行われます。
大きな荷物の場合は外に預ける必要があるなど、様々な危険があるフィリピンならではの取り組みが行われています。
また、旅行者が気をつけたいのは横断歩道がない場所の横断。罰金の対象になりますので、必ず横断歩道を使いましょう。
ダバオの危険スポット
先述したように、どのような場所にも治安が良くない、旅行者にとって立ち入りを控えた方が良いエリアはあります。
以下は、ダバオのいわゆる危険地域となりうるエリアを紹介します。
ナイトクラブ
ダバオはフィリピンでもっとも平和な都市と言われることもありますが、ナイトクラブとなれば話は別。
暗くボリュームの大きい音楽が響く人混みの中、お酒に酔って注意力が散漫になった人たちを狙うスリが横行しています。
いくら治安が良いからといって全く注意を払わなければスリのターゲットとなってしまいます。
カジノ
ダバオにはカジノが付いているホテルが複数存在します。
そういったホテルに付いているカジノは基本的にセキュリティがしっかりとしているため治安自体は悪くありません。
問題なのは地元のカジノに行く場合です。
ダバオ市内のローカルなカジノはセキュリティが甘いこともあり、犯罪行為が横行している可能性が高いでしょう。
ダバオで犯罪に巻き込まれないためには?
ここまでダバオの危険エリアや、犯罪について説明しました。
ダバオに滞在する用事があり、なおかつ治安が気になる、という方は以下で紹介する項目に注意しましょう。
1つの財布の中に全財産を入れない
1つの財布の中に全財産を入れるのは絶対にやめましょう。
クレジットカードや現金を複数の場所に分けて保管をするのはリスクヘッジの基本です。
ナイトクラブに出かける際は宿にクレジットカード類は全て置いていくのもおすすめです。
お酒を飲みすぎない
慣れない海外、リゾート地、南国、気持ちが大きくなってしまう要素を抱えるダバオ。
そんなダバオで昼からお酒を飲んだり、夜に派手に騒ぎたくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、そういった「酔っ払い観光客」は犯罪を考えている人たちからすると絶好のカモです。
ダバオという非日常的な空間でもお酒はほどほどにおさえるようにしましょう。
可能であれば複数人で行動する
出来るだけ一人だけで行動をすることは避けましょう。
スリは複数人によって行われることが往々にしてあります。
その際にターゲットになりやすい人は「一人で行動」をしている人の可能性が高いでしょう。
気づいたら窃盗集団に周りを囲まれていて巧みな手段で物を盗られたとの報告も多いので、出来るだけ一人で行動することは避けるのが無難です。
まとめ
日本の常識は世界の非常識、と言われるように、日本のように安全な国は外国にはそうありません。
それでもやはり歓楽街やスラム街は危険が多いので、うっかり足を踏み入れないように注意が必要です。
また、フィリピンでは外国人、特に日本人はお金持ちであるという印象を抱かれているのでスリの対象となります。
街中で大きなカメラをぶら下げる、派手な格好をする、スーツケーツを持ち運ぶなどの行為は犯罪行為に巻き込まれる確率が上がるので、市街地ではできるだけ目立たないように、常に警戒するのが大切。
当記事がダバオ滞在の参考になれば幸いです。