益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
そして、このような疑問をお持ちではないでしょうか?
・TOEICのリスニングってどうやって勉強すればいいんだろう
・TOEICのリスニングで得点を稼ぐためのコツってない?
当記事では、このような方の疑問を解消するための記事となっています。
TOEICのリスニングで高得点を取るために、「TOEICのリスニングで劇的に得点を伸ばすための3つのコツ」についてご紹介します。
Page Contents
そもそもTOEICとは
一般的にTOEICと呼ばれているものは、正式名称をTOEIC Listening & Reading Testといいます。
最近では、受験者の英語力を適切に図るために、TOEIC Listening & Reading Testの受験を義務付けている学校や企業は多いです。
似たようなテストに英検があります。
出題される問題がTOEICと英検では異なるのはもちろん、英検はあくまで国内でのテスト、TOEICは全世界で実施されているテストであるため、その信用性がはるかに違います。
さらにTOEICは1日4時間を掛けておこなう試験なので、英検よりもハードな試験といえるでしょう。
時間 | 内容 |
11:45〜12:30 | 受付 |
12:35〜13:00 | 試験の説明 |
13:00〜15:00 | TOEIC試験 |
15:00〜15:15 | 問題用紙の回収 |
TOEICのリスニングで得点を伸ばすための3つのコツ
このトピックでは、TOEICのリスニングで得点を伸ばすための3つのコツについて紹介します。
TOEICのリスニングで得点を伸ばすためのコツは沢山ありますが、その中でも特に重要なのが以下3つのコツです。
1.参考書を選ぶコツ
2.勉強・学習のコツ
3.TOEIC試験本番のコツ
それぞれどれか1つでも足りてないと効力を発揮しません。
後のトピックで3つのコツについて詳しく説明をするので、ぜひ参考にしてみてください。
【TOEIC リスニング】参考書を選ぶコツ
このトピックでは、TOEICのリスニング対策として参考書を選ぶコツについて紹介します。
結論を言うと、参考書を選ぶ基準としてはTOEIC本番の問題に近いものを選びます。
そして、その参考書を何度も繰り返すのがTOEICのリスニングで高得点を取るためのコツです。
その際にアプリを併用すると更に学習効率が高まります。
そこでこのトピックでは、追加しておすすめの参考書とアプリを紹介しますね。
TOEICのリスニングで劇的に得点を伸ばすための参考書
公式TOEIC Listening & Reading 問題集2
まず、TOEICのリスニング対策をしようと思い立って手を出す参考書が公式TOEIC Listening & Reading 問題集2になります。
実際に私自身も所有しており、何度もお世話になりました。
用途としては、本番の問題形式に慣れるという意味合いが非常に強いです。
ただ、この参考書の優れている点はそれだけではありません。
付属のCDを使用し、何度もシャドーイングをこなすことで、リスニングの能力が飛躍的に伸びます。
TOEICのリスニング対策に苦戦している方は、まず公式TOEIC Listening & Reading 問題集2を使用してみてください。
TOEICテスト新形式完全攻略模試
次に私がおすすめしたい参考書は、TOEICテスト新形式完全攻略模試です。
参考書の構成としては、公式TOEIC Listening & Reading 問題集2と非常に似通っておりますが、こちらの参考書の特徴は解説が充実していることです。
さらに、TOEICの新形式にも対応しているので安心して使用できますよね。
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問
次に私がおすすめしたい参考書は、【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問です。
こちらは先に紹介した参考書と似た構成になっておりますが、特徴としてTOEICに関するコラムが記載されています。
TOEICのリスニングを学習するついでに、TOEICについての情報を知れるので、個人的にも非常に重宝していました。
TOEICのリスニングで劇的に得点を伸ばすためのアプリ
TOEIC presents English Upgrader
まずTOEICのリスニング対策でオススメのアプリといって名前が挙がるのが、TOEIC presents English Upgraderでしょう。
TOEIC presents English Upgraderは、日本でTOEIC Programを実施している一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が提供する英語学習アプリです。
TOEICで出題されるリスニングテストの内容がほぼそのまま学習できるので、このアプリ無しでは語れないほどに重要ですね。
TOEIC®テストリスニング360問
次にTOEICのリスニング対策でオススメのアプリといえば、TOEIC®テストリスニング360問です。
このアプリの特徴は、目標点数別にリスニングの練習が行える点です。
さらに、本番と同じ形式のリスニング問題が出題されるのもこのアプリの大きな特徴の1つでしょう。
TOTAL TOEIC Listening Practice
次にTOEICのリスニング対策でオススメしたいアプリは、TOTAL TOEIC Listening Practiceです。
主な特徴としては、TOEICの本番テスト同様に4択でリスニングの問題を解くことができる点です。
ただ、4択問題を解く場合、なんとなく選んだものが正解をしてしまうパターンもあるので気をつけましょう。
しっかりと正解に根拠を持つことが重要です。
【オーディブル】キクタン
キクタンはいち早く音とセットの単語学習を取り入れたベストセラー単語帳。 従来、リーディングは比較的得意とされながら、発音・リスニングが苦手な日本人。実は、原因の一つは単語を覚える際に発音とセットで記憶しないことだと言われています。 キクタンシリーズはフレーズ・例文とセットで音声を中心に学習していくことで、音と単語の意味をセットで記憶。 しかもレベル別に多くの単語帳が刊行されているので、自分のレベルが上がるごとに本を変えていくことでわかりやすく成長を実感できるのも魅力です。
オーディブルとはAmazonのオーディオブックサービス。 プロのナレーターが書籍を音読して、耳で本を楽しむことができる次世代のメディアです。
- スマホに音源を入れて持ち運べるので本いらず
- 通勤中に音で学習できる
- リスニング対策と単語学習を同時に行える
【TOEIC リスニング】勉強のコツ
このトピックでは、TOEICのリスニング対策として事前学習のコツについて紹介します。
結論を言うと、TOEIC600点を目指すのか、またはそれ以上を目指すのかで事前学習のコツは異なります。
TOEIC600点を目指すのであれば、勉強のコツとしてシャドーイングが非常に重要です。
しかしながら、600点以上を目指すのであれば、シャドーイングはあくまで基準。別のやり方があります。
そこで、このトピックでは、それぞれのパターンにおいて事前学習のコツを紹介します。
TOEIC600点以下を目指す人向けのリスニング勉強のコツ
TOEICのスコア600点以下を目指す人であれば、ワード数が少ないかつ簡単でスピードの遅い英語スピーキングを聴くところから始めてみましょう。
勉強法としては、流れてきた音声をそのまま真似してつぶやくシャドーイングがオススメです。
シャドーイングをする際、聞こえてきた音声をなんとなくつぶやいてはダメです。
どの英単語が使用されているか、また発音記号やイントネーションにも気をくばる必要があります。
先ほどのトピックで紹介した参考書やアプリを参考にしながらシャドーイングでリスニング力を鍛えてみてください。
TOEIC600点以上を目指す人向けのリスニング勉強のコツ
TOEICのスコア600点以上を目指す人であれば、ワード数が多いかつ難解でスピードの早い英語スピーキングを聴いて訓練しましょう。
個人的には洋画を英語字幕で鑑賞することをオススメします。
その際に注意すべきポイントとして、ワード数が多いかつ難解でスピードの早い英語で展開する洋画であることが重要です。
そのため、子供向けの洋画やアクション系ではないものを選びましょう。
徐々に慣れてきたら、イギリス英語で展開される洋画にも挑戦すると良いでしょう。
イギリス英語は特に聞き取りにくい訛りです。個人的なオススメは「シャーロック」ですかね...。笑
本当に聞き取りづらいですが、とても訓練にはなりますので、ぜひ挑戦してみてください。
さらに、先ほどのトピックで紹介したようなTOEICのリスニング対策として出ている参考書やアプリを使用するのも手ですね。
【TOEIC リスニング】試験本番のコツ
このトピックでは、TOEICのリスニング対策として試験本番のコツについて紹介します。
結論を言うと、TOEICのリスニング試験本番では、時間配分が非常に重要です。
流れる英語の音声を正確に理解するためには、それぞれのpartごとに適切な時間配分をしなければなりません。
問題 | 概要 | 所要時間 | |
part.1 | 写真描写問題 | 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。 | 全6問/3分 |
part.2 | 応答問題 | 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。 | 全25問/9分 |
part.3 | 会話問題 | 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。 各会話には設問が3問ずつある。 | 全39問/17分 |
part.4 | 説明文問題 | アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。各トークには質問が3問ずつある。 | 全30問/16分 |
そこでこのトピックでは、partごとにそれぞれの最適な時間配分を紹介します。
part1:写真描写問題の時間配分
結論から言うと、part1の写真描写問題では全6問を約3分の時間を配分して問題を解くことになります。
1問に掛けられる時間は約30秒です。
ただ、こちらの問題はアナウンスにつられるので、そこまで時間配分を意識する必要はありません。
しかしながら、説明のアナウンスが90秒間あるので、その間に写真や設問に目を通すことは非常に重要です。
「どんなシーンの写真なのか。写真には何人が写っているのか。」などをしっかり把握することがpart1で好得点を取るコツです。
part2:応答問題の時間配分
結論から言うと、part2の応答問題では、全25問を約9分の時間を配分して問題を解くことになります。
1問に掛けられる時間は約20秒〜22秒です。
part2の応答問題もpart1同様、アナウンスに沿って問題が進むので、そこまで時間配分を意識する必要はありません。
さらに、問題もマークシート形式なので非常にわかりやすいです。
part3:会話問題の時間配分
結論から言うと、part3の会話問題では、全39問を約17分の時間を配分して問題を解くことになります。
1問に掛けられる時間は約25秒です。
part3の会話問題は、part1やpart2の問題とは違い、時間配分が重要になります。
設問を先読みして「何が問われているのか」を把握することが好得点を取るコツです。
特に、疑問詞と名詞には注意して設問を先読みしてみてください。
part4:説明文問題の時間配分
結論から言うと、part3の会話問題では、全30問を約16分の時間を配分して問題を解くことになります。
1問に掛けられる時間は約25秒〜30秒です。
こちらの問題もpart3同様に、時間配分が重要になります。
約50秒間の説明アナウンスと説明文問題の後に約8秒間の無音の時間が流れるので、その際に設問を先読みすることが非常に重要です。
英語学習はオーディブル
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でも、既存の教材って、なかなかいいものが見つからないことありますよね?
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TOEICのリスニングで劇的に得点を伸ばすためのコツまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、TOEICのリスニングで劇的に得点を伸ばすためのコツについて執筆させて頂きました。
最後にTOEICのリスニングで劇的に得点を伸ばすためのコツについて軽くまとめてこの記事を終わらせたいと思います。
・TOEICのリスニングで劇的に得点を伸ばすために重要な3つのコツ
1.参考書・アプリを選ぶコツ
公式TOEIC Listening & Reading 問題集2
TOEICテスト新形式完全攻略模試
【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問
TOEIC presents English Upgrader
TOEIC®テストリスニング360問
TOTAL TOEIC Listening Practice
2.勉強・学習のコツ
シャドーイング
洋画を英語字幕で鑑賞する
3.TOEIC試験本番のコツ
partごとの時間配分