益岡 想 慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。 英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
最近、大学生や高校生のみならず企業で働いている社会人の方々が、学び直し、さらなるスキルアップを目的として英語を勉強することが多くなってきました。
特に企業では英語力や実践的な英会話スキルを求められることが増え、業務では必要不可欠な物となっています。
そこでこの記事では英語力を上げたい、学び直しをしたいという方のために効果的な勉強方法を紹介していきます。
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英語を勉強したい社会人がまずすべきこと
まずは英語力を上げるために登竜門となる英単語の勉強法を紹介します。
- コツコツが成功への道
- リスニングと平行で覚える
コツコツが成功への道
企業で働いている社会人は仕事で忙しく、なかなか時間が確保できないのではないでしょうか。
しかし、上手く時間を活用すれば英語力は地道に上がっていきます。
その方法として、時間がない社会人は電車で英単語を勉強することをおすすめします。
電車は社会人が通勤、退勤の時に利用する大切な公共交通機関です。
ぼーっとしていると時間がもったいないと感じた方も多いでしょう。
そのような方に、30分程度でもいいので英単語帳を購入して勉強してみる事をおすすめします。
英語とは積み重ね学習が効果的です。
少数の知識が積み重なることで、半年後や1年後には膨大な知識になっており、その頃には実践的な英語力が身についていることでしょう。
電車で英単語を勉強する方法として、毎日の通勤や退勤の時に参考書の内容や単語の意味を相手に説明できるまで勉強してみると効果があります。
あやふやだと知識も定着せず、自分の物になったとは言えません。
ですから毎日単語を勉強しては復習をするというサイクルを繰り返してください。
リスニングと平行で覚える
目で見て覚えるという方法が一般的ですが、耳で聞いて覚えるとさらに英単語の吸収がアップします。
やり方としては、本を開いて英単語を眺めながら自分の耳にイヤホンを取り付け、英単語が読み上げられるのを繰り返すという作業です。
リスニングと目で追う作業を同時に行うことで、読む力と聞く力が両方鍛えられます。
自然なスピードの英語になれるためにもリスニングは欠かせません。
頭に残りやすい記憶術
ではどうすれば、英語学習を行う上で頭に知識が定着しやすくなるのでしょうか。
- 何度も繰り返す
- 声に出す
何度も繰り返す
これは上記でも触れましたが、まず購入した参考書を何度も使い倒すことです。
重要な箇所に線を引いたり、英単語の意味を相手に説明できるようになるレベルまで学習すると、英語力がみるみる上がっていきます。
人間はよく忘れやすい生き物だと言われています。
一度英単語を見て覚えられる人はほぼ存在しません。
どんなに優秀な人でも同じです。
英語ができるようになるには復習を怠らず、できるだけ多く学習時間を確保することが必要です。
声に出す
もう一つ頭に残りやすい記憶術として、覚えた英単語を実際に口に出して使ってみることです。
なぜ口に出すとよいのでしょうか。
我々はインプットした情報をアウトプットすることで頭に刺激を与え、口に出すことで記憶力や言葉の意味を覚える速度が上がると言われています。
これはあかちゃんなどを例に挙げるとわかりやすいです。
あかちゃんは生まれた当初、言葉が分からず、幼稚な日本語しか話せません。
しかし、言葉を何度も口に出すことで大人になるまでには自然な日本語で話せるように成長しています。
このように考えると、口に出す作業はとても大切な記憶術です。
社会人に役立つ本
効果的な記憶術、英語学習をする意義について紹介したところで、このセクションでは実際にどんな参考書を使えばいいのかを紹介します。
参考書と一口に言っても書店に行けば種類が豊富にそろえられており、迷う方も多いでしょう。
どの本がよいか、悪いかは人によって違いますし、本を選ぶ基準も人によってまちまちです。
そこでおすすめできる本として、英語初級者向けにおすすめできる薄い書籍を紹介します。
社会人はビジネス上で必要とされている英語力を想定して、海渡寛記さんが書いた「新社会人の英語」という本をおすすめします。
- 薄い参考書で英語力アップ
- 職種による英語表現
薄い参考書で英語力アップ
この本は社会人のために実践で役立つ英語表現、フレーズ等が多数収録されています。
職場ではどんな表現を使うとよいのか、どんな表現が役立つのか分かりやすい英語で紹介されています。
職種による英語表現
さらにおすすめできる点として、この本は職種ごとに使える英語を羅列しています。
例えば、職場では営業、マーケティング、人事、経理など分野が幅広くありますが、そこでは実際に使われる英語表現や、単語は異なってきます。
しかし、この本ではこの仕事ではどんな英語をよく使うのか、役立つ英語表現が職種ごとに詳しく書かれています。
自分がどの職種でどのような英語を使えばいいか、拾い読みも可能です。
また、参考書が薄い、英単語が文章と一緒に覚えられる、信頼できる著者が書いた、という点が挙げられます。
特に忙しい社会人の方は時間がないので、分厚い参考書は割に合わないと考えられます。
この本は薄い本で効果的に英語学習を行えるとして有名です。
英語学習のメリット
社会時になってから英語を学習するメリットをここでは紹介していきます。
- キャリアの幅を広めるため
- 将来への投資
キャリアの幅を広めるため
おすすめする理由として、近年英語力を求める企業が増えたことが関係しています。
中堅企業以上の大企業では新卒や転職時に英語力を求めることが多いのです。
特にTOEICのスコアが求められており、企業間競争において勝ち抜くには優秀な語学力を備えた人材がどうしても必要になってきます。
その結果、応募者側は高度な英語力を備えるために勉強をしていかなければなりません。英語力があるだけで新卒入社できる会社や、転職で入社できる会社の幅がぐんと広くなります。
将来への投資
また、英語力を磨くことで将来海外で働きたいと思ったときにも役立ちます。
企業に長年勤めた後、物価の安い途上国で暮らしたいと願う人も多くいます。
そのとき英語力があれば現地の人とコミュニケーションも上手くいきますし、手続きの手配などもすぐ行えます。
まとめ
皆さんいかがでしたか。
この記事では時間のない社会人のためになぜ英語を勉強する必要があるのかを様々な観点から述べてきました。
もう一度復習しておくと社会人が英語を勉強する理由として
- 企業への就職の幅が広がる
- 将来海外でも働ける可能性がある
という2点を紹介しました。
英語を勉強することはこれからも必要になりつつありますし、企業でもさらに高い英語力が求められることでしょう。
また、英語力を上げるために効果的な勉強方法も紹介してきました。
とにかく何度も繰り返して勉強をする、これが成功への道です。
どれだけ参考書を買って勉強しても、何度も復習しないと知識が定着しません。
1冊の本を完璧にすると言うことをモットーにして勉強することをおすすめします。
この記事では社会人が英語を勉強する必要性について書きましたが、この記事を読んで英語力が上がった、必要なノウハウが分かったという人がいれば幸いです。