益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
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英検ネットドリルについて
英検ネットドリルは、「英検でる順パス単」「英検過去6回全問題集」「英検7日間完成予想問題ドリル」をまとめて1つに収録したパソコンやタブレットで学べるインターネット教材です。
書籍版で勉強したことがある人だとわかると思いますが、CD音源を取り込む必要があったり、回答や解説を見ながら答え合わせが必要なんですよね。
英検ネットドリルではワンクリックで単語などの和訳から発音まで確認でき、解説もそのまますぐに見れるので、それらの手間が一気に省けます。
それまでは学習に取り掛かるまでに、書籍の準備、iPhoneで音源の準備、勉強場所の確保(机の整理)などの手間がかかりましたが、パソコンで起動するだけで一発で完了するため、学習にかかる精神的コストがかなり下がるんじゃないでしょうか。
英検ネットドリルの機能
以下では、簡単に、英検ネットドリルの基本的な機能を見ていきます。
英検ネットドリルは総合英検対策ツールとして、どんな機能が備わっているのでしょうか?
単語チェック問題
英検ネットドリルには英検対策ではおなじみの英単語帳「でる順 パス単」が収録されています。
「でる順 パス単」は級別に出やすい単語をピックアップし、頻出順で学習することができる単語帳。
英検ネットドリルではこの単語帳をベースに作られた4択問題が使い放題となっています。
回答後はこのように英検の解説書のように単語を使う実際の例文が出てきます。
パソコン1台で音声も聞くことができるのでその場で簡単に復習したりもできますね!
書籍ではCDをわざわざ再生しなくてはいけませんが、簡単にワンクリックで復習もできるので楽々勉強が捗りますね。
穴埋め問題
穴埋め問題ではしっかりと解説文があるので文全体でわからない単語も確認できます。
英検本番を想定した実践的な過去問とドリルが収録されており、単語同様すらすらと学習を進めることが可能です。
リスニング問題
リスニングも解説を見ないとスクリプトが確認出来ませんが、英検ネットドリルでは設問に答えた後にすぐに解説が出てくるので勉強しやすいです。
画面1つで学習が完結するのはネット学習の利点と言えますね。
英検ネットドリルのメリットとデメリット
学習の進捗を可視化できる
これまでのペーパー教材の弱点は、学習の進み具合を客観的に評価しづらいことです。
英検ネットドリルでは、弱点チェックや確認テスト、全国模試などの独自機能が自分の今の実力や弱点を常に可視化。
自分の間違いを記録してくれるので、以前自分が間違えたところ、自分がよく間違えるところを可視化できる点が強みです。
さらに、自分が間違った問題だけをチェックしてリストアップしてくれる「弱点チェック」機能で常に自分の弱点を克服できるのもポイントです。
オールインワンの英検対策ツール
最大のメリットは単語学習、リスニングトレーニング、実力テストが全て英検ネットドリルのみで行える点。
通常の学習方法では、辞書やリスニングCD、教材などバラバラで、わからないことを調べるだけでも時間がかなりかかります。
英検ネットドリルでは、でる順パス単で単語、リスニングの基礎トレーニングを行い、そのまま7日間予想問題ドリルや過去問題集で実践練習を行うことができます。
いちいち教材や道具を揃えなくても英検ネットドリル1つで完結するのは大きなメリットですね。
実力チェックでレベルを把握できる
常に最新版が解ける過去6回分の過去問に加えて、7日間予想問題ドリルの確認テストで常に自分の実力を把握できます。
さらに何度でも受けることができる全国模試モードもあります。
全国模試モードでは、全国のランキングなども表示し、自分の実力を客観的な数字として確認することができます。
実力チェックを受け続けることでモチベーション維持が期待でき、自分の実力を確認しながら、計画的に学習を進められます。
単純なコスパは良くない
ただ、教材3冊購入しても3000円程度のところ、英検ネットドリルでは1万円弱ほどしますので、内容だけでみたときのコスパは良くありません。
学習だけなら、教材を購入すれば同じことができるわけですからね。
したがって、「いつでもできる」「進捗管理がある」などの機能面がどれだけ自分にとって価値があるかどうかにかかってくると思います。
また、個人的には小さな子供はゲームのような感覚でどんどん問題を解いていけると感じたので、子供を気軽に英語に触れさせる目的で使用するのもありなのかなと思いました。
英検ネットドリルの効果的な使い方
- 英検で受ける級を決める
- 全国模試を受ける
→実力把握 - 学習計画を立てる
- まずは単語・熟語を覚える
- 問題をとく
- 弱点リストを極める
- 全国模試を受ける
英検で受験する級を決める
受ける級によってネットドリルも金額が異なるため、しっかりと検討しましょう。
級 | レベル目安 | 面接 |
5級 | 中学初級程度 | |
4級 | 中学中級程度 | |
3級 | 中学卒業程度 | あり |
準2級 | 高校中級程度 | あり |
2級 | 高校卒業程度 | あり |
準1級 | 大学中級程度 | あり |
全国ランキング模擬テストを受ける
実力を把握するために全国ランキング模擬テストを最初に受けてみましょう!
テスト本番までに達するための実力とどれくらい実力が離れているのかどうかを確認しましょう。
英検ネットドリルを使った学習計画は?
全国ランキング模擬テストを元に学習計画を立てます。
無理なく進めるために英検ネットドリルでの学習をうまく使いこなしましょう
下記はあくまでの一例ですので自分にあった学習法がある方はそちらにしてください。
まずは単語・熟語を覚える
「トレーニング」メニューで何度も確認して単語を覚えましょう。
英検®は選択問題ばかりなのでスペルまで覚えなくてもなんとか解答できますが、学校の英語・受験対策まで考えて使う方はノートを併用して、スペルを書く勉強もしましょう。
過去問をとく
実際の過去問をといて自分の強み、弱みを把握しつつ過去問になれましょう。
単語や熟語の基礎を固めたあとであれば、受ける級の英語は比較的読みやすくなっていると思います。
6回分の過去問を無駄にしないように、解いた後も必ず復習を忘れないようにしましょう。
弱点リストを極める
問題をとき進めていくと弱点リストが溜まっていきます。
自分の間違った問題を復習もう一度解けるかどうか確認してしらみつぶしをしていきましょう。
実践問題を解き切るだけで自然と間違えた問題をピックアップしてくれるのは、ネット学習ならではの機能なので、必ず活用していきましょう。
最後に全国ランキング模擬テストをとく
全国ランキング模擬テストをまた受けることでどれくらいできるようになったのか前回の受験結果と比較しましょう。
ある程度受かりそうな段階になったら気を抜かず弱点を復習しましょう。
もし、受かるスコアに到達しないのであれば再度同じことを繰り替えすことや弱点をしっかりと克服して復習をすることで克服できるでしょう。
英検ネットドリルの機能
英検ネットドリルは、ただ教材をまとめただけではなく、弱点チェック機能をはじめ、テスト機能、学習履歴管理など英検ネットドリルならではの機能も付属しているのが特徴。
辞書機能
英検ネットドリルでは、準1級から5級のでる準パス単シリーズの語彙を網羅し、データーベース化してあります。
紙の教材の場合、分からない語彙があったらその度に辞書を開いて該当の単語を探す必要がありますが、英検ネットドリルの場合、分からない単語にカーソルを当てるだけで英単語の意味が表示されます。
意味が分からない単語でもすぐに意味を調べることができる辞書機能は画期的です。
これにより、長文問題の学習などで辞書をいちいち引くという手間を省略し学習の効率化を促します。
確認テスト
収録されている問題から、毎回一定数の問題をランダムに出題する学習機能で、常に自分の実力をチェックすることが可能。
成績グラフ、チャレンジ回数など実力のモニタリング機能が充実しているため、自分の実力を可視化することができます。
弱点チェック
自分が間違えた問題に関してはソフトがリストアップ。
そのため、後から自分の苦手問題にすぐアクセスできるので、復習に大変便利な機能です。
苦手問題をまとめておくことができ、自分の苦手傾向を掴みつつ弱点克服を行うことができます。
全国模試
また、全国模試モードがあり、自分の全国でのランキングがわかります。
正解率などを判断して合否判定の目安なども知らされるので、学習のモチベーションに貢献します。
英検ネットドリルの良い口コミ
fa-child非常に便利
英検教材で勉強していたが、1冊やるだけでも、テキスト、解説冊子、CDとあちこち見なければならないせいで非常にストレスだったが、これは解説から音源までワンクリックでアクセスできるので本当に便利。机にテキストや解説書などを広げてあっちこっちと見たりするのが嫌いな人にはかなりおすすめです。
fa-child買う価値はある
内容は既存教材ですが、使いやすさが段違い。実力チェックや弱点克服などの機能も便利です。買う価値はあると思います。
fa-child英検初心者におすすめ
初めての英検学習で、何から初めていいのかわからなかったけど、英検ネットドリルはすぐに解答が出てくるし、何をやっていいのか明確なのでしっかり対策できました。あとはテスト類が充実しているので、初めての英検でも、英検ネットドリルのおかげでかなり慣れることができました。ちょっと高いけど、初めての人におすすめしたいです。
fa-child毎日続けやすい
本を買った方が値段は安いですが、最大のメリットは時間、場所の制約なしにいつでもどこでも場所を選ばずに英検の勉強ができることだと思います。スマホ1つあれば3つの教材の学習ができますし、二次試験対策までできます。どんなに疲れていてもすぐに勉強できる環境があるので、毎日絶やさず勉強することができました。
- テキストがまとまっていて便利
- なにから始めたらいいか分からない初心者におすすめ
- 場所を選ばずに学習することができて継続しやすい
英検ネットドリルの悪い口コミ
英検ネットドリルについての悪い口コミをリサーチしましたが、悪い評判をほとんど目にすることはありませんでした。
個人的には教材の価格や買い切りではない点が少しネックかなと思っています。
しかし、有名教材を手掛ける旺文社が制作していることもあり、一定の信頼性はあると感じています。
まとめ 買う価値あり? 料金は?
英検ネットドリルは旺文社のベストセラー英検対策3つを結びつけ、さらにそれをソフトウェア化することによって、圧倒的な使いやすさを実現しました。
英検の対策といえば参考書をいくつも買って、自分で使い方を理解する必要があるなど、独学の学習者に敷居が高いのが今まで問題でしたが、英検ネットドリルはそれを解決するソフトウェアなのではないでしょうか。
そういう意味で、英検ネットドリルはいわば英検対策の講座のように英検対策に専念できる教材と言えます。
書籍で購入するよりも価格が高いですが、内容というよりこのプラスアルファの部分がかなり大きいと思います。
級 | 価格(1年間) |
準1級 | 12,000円 |
2級 | 10,000円 |
準2級 | 10,000円 |
3級 | 9,000円 |
4級 | 8,000円 |
5級 | 7,000円 |
英検学習をストレスなく、効率的にやりたい、という方にはかなりおすすめですので、ぜひ一度お試しください。
英検ネットドリルではインターネット上で英検ネットドリルの「出る準パス単」の短熟語トレーニングを無料体験版で試すことができます。
内容としては「出る準パス単」になりますが、英検ネットドリルならではの操作を体験することができます。
コースは英検5級から準1級までそれぞれ選択可能。
例文の音声再生機能なども利用可能です。
- 単語チェック2問
- 穴埋め問題2問
- リスニング問題1問