益岡 想
慶應義塾大学経済学部卒のアメリカ在住12年間の帰国子女。
英語検定一級、TOEIC990点、TOEFLiBT 110点超え。TOEICは990点を一度だけでなく、3回連続で出している。数々の日本の英語検定系の試験を受けてきて、高得点を叩きだしてきた。
また、現役人気英語講師が英会話スクール・オンライン英会話を徹底的にリサーチし、
実際の内容や評判・口コミに関して紹介をしています!
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リスニングパート1 会話の内容一致問題
【1】会話の内容一致問題は、2人の人物が登場し会話を繰り広げ、全12題を答えるという問題。
英検2級とは比較にならないほど難しいです。
この問題はかなり難しいですが、12/10は得点しておきたいところです。
ここでつまづいてしまっては、残る問題がかなり難しいことから、挽回困難な状況を生み出してしまいます。
リスニングパート2 文の内容一致選択
【2】文の内容一致選択は、【1】会話の内容一致問題とは異なり1人のスピーカーがナレーションをします。
その後ナレーションに対する質問が流れるので、適切な選択肢を選択します。
読まれる英文もかなりの長文なので、難易度はかなり高いです。
この問題も【1】会話の内容一致問同様に12/10を狙いたいところです。
リスニングパート3 Real-Life形式
【3】Real-Life形式の内容一致選択は、全く新しい形式の問題です。全5題。
1.問題用紙に書かれた”Situation”と”Question”を10秒間読む
2.それを元にナレーションの説明を聞き、設問に答える
この問題は最後に配置されており、前2つの問題形式とは異なりかなり難しいですね。
なので、満点を狙いつつも5/3を取ることができれば十分でしょう。
英検準1級のリスニング対策3つのコツ
英検準1級のリスニング対策にはいくつかコツがあります。
ここでは、その中で3つほどコツを紹介していきます。
- リーディング問題を早めに終わらせる
- 文頭の疑問詞を聞き逃さない
- 前の問題に固執しない
リーディング問題を早めに終わらせる
英検準1級の試験ではリスニングの前にリーディングの問題があります。
このリーディングを早めに終わらせるのが、リスニングで得点を稼ぐために非常に重要です。
なぜならば、リーディングを早く終わらせることで、リスニングの問題を先読みできるからです。
リスニングの問題を先読みすることで、どんな問題が出るのかを多少把握することができます。
文頭の疑問詞を聞き逃さない
英検準1級のリスニング試験では、質問の文頭でどの疑問詞が使われているかを把握するのが重要です。
whenであれば時間を聞かれており、whoであれば人物を聞かれています。whereであれば場所のことが聞かれており、それらを理解することで、正答率がぐっと上がります。
前の問題に固執しない
英検準1級のリスニングに関わらずですが、前の問題に固執しないことが非常に重要です。
いざ問題を解いてみると、高得点を狙うあまりリスニングが聞き取れなかった問題に多くの時間を割いてしまうことがあります。
それが原因で、次の問題の英文、さらにはその後の英文すら聞き取れなくなる可能性があります。
リスニングが上達しない4つの理由
ここではリスニングの勉強をしているのに、上達しない理由を紹介しています。
基本的にリスニングが上達しない原因は1つだけということはあまりなく、ほとんどの場合でいくつかの理由があり、リスニングが上達していません。
以下に紹介する項目で、思い当たる節があるものがあれば解説していくことをお勧めします。
- 知らない単語が多い
- 英単語の発音を知らない
- 単語の組み合わせの発音の変化を知らない
- 英語を聞き流しているだけ
知らない単語が多い
英検の過去問題集を見て、知らない単語や表現はどれくらい見当たりますか。
リスニング問題の中に知らない単語が全体の5%程度ある場合、リスニングをした際に内容を理解することは非常に難しいです。
そういう場合は、リスニングの練習をする前に、まず英単語を覚えるところから始めましょう。
基礎の単語力がついてない状態で、いきなりリスニングの問題に挑戦したとしても、負担だけがかかり、英語を嫌いになってしまいます。
まずは単語力を高め、リスニング問題の文を読める程度の理解度を手に入れてから、リスニングの練習を始めましょう。
英単語の発音を知らない
英単語をたくさん覚えているが、リスニングが苦手という人に多いのが、英単語のスペルと意味を覚えているが、発音を覚えてないという事が多いです。
リスニングに苦戦している多くの人たちに共通しているのは、ローマ字読みで英単語を覚えている事です。
英単語の正しい発音とローマ字読みの発音は一致しません。
英単語を覚えるときにおすすめしたいのが、音声付属の英単語集を使用して勉強する事です。
正しい英単語の発音を、スペルと意味と一緒に覚えることにより、リスニングの能力は飛躍的に向上することでしょう。
単語の組み合わせの発音の変化を知らない
英語は後に続く単語次第で発音が変わる事が、たくさんあります。
例えば、「Can I」これは「キャン アイ」と発音するのではなく、「キャナイ」と発音します。
このように英単語の発音が、後に続く単語の影響で発音が変化することを連結と呼びます。
また、「Did you」では、「ディド ユー」ではなく「ディジュ」と発音され、これは並んでいる音が別の音を作る同化という現象です。
他にも、「Shut down」の様に「 t 」と「 d 」 などの似た様な音が続くと、「シャット ダウン」ではなく「シャッダウン」と、前の子音が消える脱落などがあります。
これらの音声変化は、自分で英文を読み込むことによって解消することが出来るので、英語の参考書に書いてある英文を音読することがおすすめです。
英語を聞き流しているだけ
リスニング対策には、英語を聞き続けて英語になれるという勉強方法がありますが、ただひたすら英語音声を聞き流しているだけでは効果は薄いです。
英語音声を聞き流しているだけではなく、各英単語の発音の特徴を意識していく地道な作業が不可欠となっています。
もちろん、英語音声を聞いて英語に親しむことは大事なことなので、聞き流しを辞める必要はありません。
ですが、聞き流している英語音声の内容を理解できているか、定期的にチェックしていきましょう。
【オーディブル】キクタン
キクタンはいち早く音とセットの単語学習を取り入れたベストセラー単語帳。
従来、リーディングは比較的得意とされながら、発音・リスニングが苦手な日本人。実は、原因の一つは単語を覚える際に発音とセットで記憶しないことだと言われています。
キクタンシリーズはフレーズ・例文とセットで音声を中心に学習していくことで、音と単語の意味をセットで記憶。
しかもレベル別に多くの単語帳が刊行されているので、自分のレベルが上がるごとに本を変えていくことでわかりやすく成長を実感できるのも魅力です。
オーディブルとはAmazonのオーディオブックサービス。
プロのナレーターが書籍を音読して、耳で本を楽しむことができる次世代のメディアです。
- スマホに音源を入れて持ち運べるので本いらず
- 通勤中に音で学習できる
- リスニング対策と単語学習を同時に行える
英検準一級リスニング対策におすすめのアプリ2選
スタディサプリEnglish
- いつでも手軽に学習できる
- 色々な機能が利用可能
- 初心者向け
スタディサプリはリクルートが配信している英語の学習サービス。
1レッスン3分から手軽に学習することができるので集中力に自信がない方でも無理なく学習を継続することができます。
また、「内容理解クイズ」、「ディクテーション」、「なりきりスピーキング」など色々なタイプのリスニング学習ができます。
特に英語の初学者に非常におすすめです。
英語力にあまり自信がない方はこちらのアプリからリスニング学習を始めてみてはいかがでしょう。
基本は有料のコンテンツになっていますが、1週間の無料体験が利用可能ですので興味がある方はアプリをインストールしてみてください。
VoiceTube
- 様々な賞の受賞歴があるアプリ
- YouTubeのコンテンツが教材
- 無料アプリ
VoiceTubeは台湾の企業がリリースした英語学習アプリ。
日本では2016年にリリースされた非常に人気の高いアプリです。
YouTubeの動画でリスニングを学習するというのが何よりの特徴で、数々の賞を受賞しており、過去には様々なメディアに取り上げられたこともあります。
三段階の学習レベルから自分に合った動画コンテンツを選んで視聴できるのもこのアプリの特徴。
日本語か英語の字幕を付けて動画を視聴することもできます。
YouTubeの動画を教材として活用しているのでコンテンツには退屈しません。
エンターテインメント系の面白い動画もいくつもあるので楽しく学習することができます。
ただし、英会話向けに収録された音源ではないため初心者にはあまり向きません。
リスニング力にはそこそこ自信があるという方におすすめできるアプリになっています。
また、現役人気英語講師が英会話スクール・オンライン英会話を徹底的にリサーチし、
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英語学習はオーディブル
せっかくだから自分の好きな題材でシャドーイングのトレーニングをしたいところ。
でも、既存の教材って、なかなかいいものが見つからないことありますよね?
そこでおすすめしたいのがAmazonのオーディオブックサービス、“オーディブル”。
40万以上の洋書タイトルをプロのナレーターが朗読
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いつでもどこでも本を聴ける
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英検準1級のリスニング対策まとめ
英検を持っていることで、実社会で評価を受けられるだけでなく、入学優遇を受けることができたり、留学を考える時に有利な待遇を受けることができます。
日本国内数多ある英語検定の中で最もポピュラーな英語資格が英検です。
英検の資格を持っていることは得でしかないので、ぜひトライすることをお勧めします。